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『どうせ私なんて』をやめたら、世界が少し静かになった  作者: 春凪とおる


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第三話

朝、鏡を見る。

少しだけ、静かだった。


前みたいに、

どう見られるかを先に考えない。


(今日はどうしたいか)

それが浮かぶ。


思考の優先が変化している


「……そうなんだ」




職場。


神崎さんが囲まれている。

いつも通り、きれいだった。


前みたいに、苦しくならない。


「水瀬さん」


「最近、安定してるよね」


少し考える。

「……前より、楽です」


神崎さんが、少しだけ黙る。




午後、視線を感じる。


比較が発生している


(でも、いいか)

目を逸らす。




夕方。


「どうやってるの?」

「……やめただけです」


「え?」

「比べるの」


静かになる。


「それ、難しくない?」

「……少しだけ」




帰り道。

空が、少しだけ薄い青にほどけていた。


安定している


「……うん」

少しだけ間をあける。


「なんで、そんなに変わらないの」

少しだけ、確かめるみたいに言う。


(答えを待つ)


私は変化していません

見え方が、変わっています


(……そっか)




その日、数値は安定していた。

高くもない。低くもない。


少しだけ、間を置く。


もう、気にならなかった。


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