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第二話 オラオラ!張飛(ちょうひ)、怒りの鉄拳制裁!

イェーイ! 黄巾賊、撃破!

劉備りゅうび関羽かんう張飛ちょうひの三兄弟は、仲間たちと一緒に各地を転戦。マジで大活躍したんだ。

「これで俺たちの働きも認められて、ドーンと出世だぜ!」

張飛は鼻息荒く期待してたんだけど…現実は甘くなかった。


チーン…


世の中を牛耳ってるのは、皇帝の周りにいる「十常侍じゅうじょうじ」っていう、マジでタチの悪い宦官かんがん、去勢された役人たち。

こいつらが、まぁ~~~ワイロ大好き!

ワイロを渡さないヤツは、どんなに手柄を立ててもガン無視。むしろ、ケチつけてくる始末。


劉備たちはもちろん、そんな汚い金は持ってないし、渡す気もサラサラない。

その結果…


「劉備、関羽、張飛…うーん、まぁ頑張ったみたいだけどぉ? とりあえず、この『安喜県あんきけん』ってド田舎の『』でもやってれば?」

みたいな、超しょっぺー扱い!

尉っていうのは、今でいう警察署長みたいな役職だけど、まぁ、その…ぶっちゃけ左遷?みたいな感じ。


「ちくしょーーー! なんだよこの扱いは! 俺たちの活躍、見てなかったのかよ!」

張飛はカンカン! ドン!と地面を蹴っ飛ばす。

「まぁまぁ、張飛。落ち着け。地位や名誉のために戦ったわけじゃないだろう?」

関羽が冷静になだめる。

劉備も、ちょっとガッカリはしたけど、すぐに気を取り直して言った。

「そうだよ、張飛。どんな小さな役職でも、俺たちがやるべきことは変わらない。民のために、精一杯やろうじゃないか!」

ニコッ。劉備スマイル。


こうして三人は、安喜県へ赴任することになった。


安喜県に着いた劉備は、マジメに仕事に取り組み始めた。

「県民の皆さん! 何か困ったことはありませんかー?」

不正は許さず、正直で公平。民衆からの評判は、うなぎ登り!

「劉備様、最高ー!」

「前の役人とは大違いだ!」

県は、みるみる活気を取り戻していった。

関羽と張飛も、そんな劉備をしっかりサポート。


「アニキ、今日も見回り、異常なしだぜ!」

「うむ。劉備殿のおかげで、この県も平和になったな」

束の間の平和な日々。


…しかし、そんな日々は長くは続かなかった。


ジャーン!(嫌な効果音)


ある日、都から「督郵とくゆう」っていう、エラそうな視察官がやってきたんだ。

いかにも「俺、エリートですけど?」みたいな、鼻持ちならない男。

県庁に入るなり、ふんぞり返って座り、劉備を呼びつけた。


督郵「(ジロリ…)君が、劉備くんかね?」

劉備「はっ! 私が県尉の劉備です。督郵様、ようこそお越しくださいました」

丁寧に対応する劉備。


督郵「ふん。(チッ…貧乏くせぇ役人だな)…で? 例のものは?」

劉備「…例のもの、と申しますと?」

キョトンとする劉備。


督郵「(イラッ)…だから! ワ・イ・ロ! 分かるだろ? 常識的に考えて! 俺様を気持ちよくさせれば、都での君の評価も上がるってもんだよ?」

超~~~露骨! 手のひらをヒラヒラさせて、金を要求!


劉備は、カッと顔が赤くなったけど、グッとこらえた。

「…申し訳ありません、督郵様。私は清廉せいれんを旨としております。そのようなお金はお渡しできません」

キッパリと断る劉備。


督郵「…はぁ!? 何だとコラ! この田舎役人が! 俺に逆らう気か!? いいだろう…後でギャフンと言わせてやるからな!」

捨て台詞を吐いて、プンプン怒りながら宿舎に帰っていった。


劉備は、深いため息をついた。「はぁ…厄介なことになったな…」


一方、その話を聞きつけた張飛は…


ゴゴゴゴゴ……!!


「あ゛ぁん!? あのクソ役人、アニキにワイロだとぉ!? ふざけんじゃねぇぞ!!!」

全身から怒りのオーラがメラメラ! まるで鬼!

ドスドスドス!と足音荒く、宿舎に向かって走り出した!


「おい張飛!待て!」

関羽が慌てて止めようとするが、もう遅い!


ドカーーーン!!!


張飛は宿舎の門を蹴破り、中にいた役人たちを蹴散らしながら、督郵の部屋に突撃!

「どこだぁ! あのクソ督郵はーー!!」


督郵は、ちょうど地元の有力者からワイロを受け取って、ニヤニヤしてるところだった。

「ヒッ!?」

突然の乱入者に、腰を抜かす!


「見つけたぞ、コラァァァ!!」

張飛は、督郵の胸ぐらを鷲掴み!

「ぎゃあああ!」

まるで猫みたいに、軽々と督郵を引きずり出す!


ズルズルズル…!


「や、やめろ! 離せ! 私は朝廷の役人だぞ!」

「うるせぇ! 国を腐らせる害虫が!」


張飛は督郵を県の役所の前の木に、荒縄でグルグル巻きに縛り付けた!

「ひぃぃ! な、何をする気だ!?」


「テメェみたいな腐れ役人に、正義の鉄槌を食らわしてやるんだよ!!」

張飛は、柳の太い枝をムチ代わりにブン!としならせた!


ビシィッ!! バシィッ!!


「ぎゃあああああ!!」

「うおおおおお!!」


張飛の怒りの鞭が、督郵の背中に雨あられと降り注ぐ!

「このタコ!」「アホ!」「国賊!」

罵声と共に、ムチの音が響き渡る!


バシッ! ビシッ! ドゴッ!


「も、もうやめてくれぇ!」「ごめんなさいぃぃ!」

督郵は涙と鼻水でグチャグチャになりながら絶叫!


そこへ、劉備と関羽が駆けつけた!

「張飛! やめろ! やりすぎだ!」

劉備が必死に叫ぶ!


関羽も、張飛の腕をガシッと掴んだ!

「張飛! 気持ちは分かるが、こんなことをしては我々が悪者になるぞ!」


「離せ、関羽! アニキ! こいつは許せねぇんだよ!」

なおも暴れる張飛。


劉備は、ボロボロになった督郵を見て、そして怒り狂う弟を見て、静かに決意した。

(…そうだ。こんな腐った連中の下で、俺たちの志が潰されてたまるか!)


劉備は、自分の腰にあった県尉の印綬(いんじゅ:役人の証明みたいなやつ)をスッと取り、縛られた督郵の首にポイッとかけた。


「…この地位、くれてやる。俺たちは、こんなものに縛られるために戦ってきたんじゃない!」

キッと前を向く劉備。


「アニキ…!」張飛がハッとする。

関羽も、静かに頷いた。


「行こう、関羽、張飛! 俺たちの道は、ここじゃない! もっと大きな舞台で、この乱れた世を正すんだ!」

劉備の言葉に、二人の弟も力強く頷く。


「「応!!」」


こうして、劉備、関羽、張飛の三兄弟は、わずか数ヶ月で安喜県の役職を捨て、再び流浪の旅に出ることになった。

彼らを慕う多くの県民が、涙ながらに見送ったという。


「劉備様ー!」「関羽様ー!」「張飛様ー!」


三人の背中は、夕日に照らされて、やけにデカく見えた。


一方、その頃…国の中心である都、洛陽らくようでは…

皇帝が亡くなり、後継者争いが勃発!

皇后の兄である大将軍・何進かしんが、「あのウザい宦官ども、皆殺しにしてやる!」と、ヤバい計画を立て始めていた。

でも、その計画には、とんでもない落とし穴が…?


乱世の歯車は、さらに激しく回り始める!


(続く!)

第三話 最強の矛、心変わり!? 赤い稲妻と裏切りの囁き

次回をお楽しみに!

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