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これは誰?


今回は早く更新できたかな?


次話も早めに上げたいな。楽しみにしてる人に申し訳ないし。(いるのかはわからないけど)


後、感想とか頂けるとモチベーションがグンッとあがります。

ピピピピッピピピピッピピピピッ


もぞもぞ…ごそごそ…カチ


もぞもぞ……スー…スー…


ピピピピッピピピピッピピピピッピピピピッ


もぞもぞ…カチ。


ガバッ


「…朝か。」


くそ…あの馬鹿がギリギリまで粘るもんだから全然眠れなかった…。


ヤバい…眠い…………クゥ…スー…スー



って寝るな俺!ここで誘惑に負けたら昼まで起きなさそうな感じだぞ。


よし、眠気覚ましにシャワー浴びっか。時間の余裕はあるし。


着替えとタオルと…よし、じゃあ行くか。


シャーーーーーーー…


「にゃぎゃ~~~~~~!」


痛い痛い痛い痛い!頭がっ!ヤバいメッチャ染みる!


脱出っ!とう!


は~…は~…は~…。


死ぬかと思った…。頭の事すっかり忘れてた。


と、とりあえず水分を拭いて…っと。


一応薬塗って、ガーゼで包帯だな。…よしっ。


しかし予想外の事で目が覚めたな。丁度いいっちゃ~丁度いいけど…。


さて、それじゃあ行くかな…。


冷蔵庫の上に積まれたブロック状の栄養食品を開けて一つくわえる。


そのまま食べながら制服に着替えるともう一つを口にくわえて鞄をもちドアを開けた。


「おはよう。」


「あ、真。いいタイミング。」


ブッ!


バタン…。


「ちょっ!なんか飛んできた!」


「きたない。」

「真。何ドア閉めてんのよ!開けなさいよ!」


ドンドンドン…


くそ、あまりにビックリして食ってたの吹き出しちまったじゃねぇか!


とりあえずまた一つくわえて…半端の一つはポケットにでも入れとくか。


ドンドン!ガンガンガン!ドコッドコッ!


っておい!明らかにノックじゃねえ音がしてんぞ!


「開けるから叩くな!」


ガチャ…


…なんで桜は肩で息してんだよ。激しくノックし過ぎだろ。


「こんな早くからなんの用だ?ドアを壊しに来たんなら帰れ。」


ちなみに今の時間は俺がいつも出るより20分は早い。


「別に壊す気はないわよ。真が閉めるから悪いんじゃない。」


「それに私は何もしてない。」


うん、一文字さん。そういう事は握ってるバットを隠してから言うといいと思うぞ。


「まあいいや。んで何の用事で来たんだ?」


「会長が呼んでる。」


はぁ?こんな朝早くにかよ?


「一体何の用なんだ?」


「多分だけど幸の事だと思うわよ。」


まあ、そうじゃないかと思ってたけど…。


「んでわざわざ呼ぶために一文字さんも寮に来たのか?」


「私は元からここに住んでる。」


おう、そりゃぁ知らなかったぜ。だったら嵐だけ置いて俺も一緒に帰ってくりゃよかった。


「んで、真。準備が出来てるなら行きたいんだけど?」


「別にいいぜ。行くとするか。」


さて、本当なら早く行ってちょっと寝ようとしたんだけど…いいか。どっちにしろ暇は潰れるしな。





んで何事も無く生徒会室まで来たんだけど…


いつ来ても豪華な扉だよな…。


コンコン…


「一文字です。」


「水無月です。桂木さんを拉致…拉致して来ました。」


おい。言い直した意味あったのか?


「どうぞ入って下さい。」


中からは会長さんの声が聞こえた。もう居るって事は俺なんかより早く起きたんだろうな。


「「「失礼します。」」」


俺達は声を揃えて挨拶をして扉を開けて中に入った。


「水無月さん、一文字さん。ご苦労様です。桂木さん、朝早くからお呼びだてしてしまい申し訳ございません。」


「別に構わないです。ただ後で部屋のドアを直してもらいたいだけなんで。」


俺の言葉に会長さんは桜と一文字さんを見た。


「…わかりました。手配しておきます。費用は水無月さんと一文字さんに払って頂きます。」


二人から「げっ!」とか「ヒドい。」とか聞こえたけど俺は気にしない。だって俺は悪くないし。


「立ち話もなんですからおかけ下さい。」


促されるまま近くの席に腰掛ける。


「桂木さん。おはようございます。」


「あ、甲野さん。おはよ。」


座るとほぼ同時に甲野さんがカップを俺の前に置いた。


中身は黒い液体、コーヒーだ。これで中身がめんつゆとかだったらビックリだけどな。


「しかしアレだね。真も専用のカップを置いた方がいいかもね。」


「確かに。」


同意しないでもらいたいな。俺は本来は生徒会室に呼ばれる事の無い生活をしたいんだ。


「その件に関しては検討しましょう。…桂木さん、飲みながらでも構いませんのでお話を伺いたいのですが。」


「いいッスよ。一文字さんの事の話でいいんですか?」


「ええ。夜に一文字さんから連絡を頂いたのですが…。」


さて、どんな風に一文字さんが話してどんな事を聞かれるのやら。


「まずこちらを見て頂きたいのですが…。甲野さん、照明を…。」


会長さんがそう言うと電気が消えて室内は暗くなった。


「こちらです。」


スクリーンにプロジェクターからの映像が映された。


映ってるのは二人の男。これはまた随分と懐かしいな。


「まず、水無月さんと一文字さん。この右側に映ってる人に見覚えはありますよね?」


「「はい…。」」


そりゃ見覚えはあるだろ。桜に関しては脇腹に蹴りをぶち込んでるしな。


「桂木さん。アナタはこの人に見覚えありますか?」


「そりゃあな。長い付き合いのヤツだしな。まあ、忘れたいとか関係を切りたいとか思った事は数知れないけど。」


アイツが馬鹿な事するたびに考えた事だな。俺だけじゃなくて巴もそう考えてただろうな。


「では次に、お二人は左側の人に見覚えは?」


「無い。」


「昨日のって事なら無いわ。」


なんか桜の言い方がひっかかるな。会長さんもみたいだけど。


「桂木さん。アナタは左側の人に見覚えは?」


「そうだな。半年くらい前なら結構見てたな。最近は見てないけど。」


「そうですか。では…。」


うん、ある事がわかった。回りくど過ぎだ。


「会長。遠回しに聞くのはやめよう?会長が…ってより4人が聞きたいのは『それが誰か?』って事じゃないのか?」


「はい、そうです。聞いてもよろしいですか?」


「構わない。左側に映ってんのは『桂木 真』だ。まあわかりやすく言えば俺だな。」


・・・・・・・。


4人は何も喋らずに固まった。まあ、無理はないと思う。俺だってこんな話をされたら同じ反応をすると思うしな。


さて、誰が一番初めに復活するかな?俺はそんな事を考えながらコーヒーを飲んだ。…うん、うまい。

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