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▽△不妄迷宮

 地下の入り口にはグリードの乗ったカミラーラを待機させ5人と1アバターは地下都市へと降りていった。内部は炭鉱のように横穴が縦横無尽に広がり差し詰めダンジョンのようになっていた。

「一層目のマッピングが終了しました」

 グリード・ミニが声を発した。

「展開して表示してくれ」

「はい晴明様」頭部からプロジェクターが現れると空中にカイマクル迷宮のマップを表示すると槌熊が

「かなり広いな・・下に降りる場所はどこだ小っせいグリ(こう)

 マップに赤い表示が五箇所現れ

「このグリーンが現在地です。赤いマーキングが下降ポイントです。どれが金戒鬼(こんかいき)の潜伏先につながっているかの調査のためここからまず下へ行きましょう」

 と一番近いポイントへ向かって歩き始めた。


 通路には罠の類はなさそうだが曲がり角には鬼人兵が必ず待機していた。その敵をアーロンが進んで退治していった。そして最初の下降ポイントにつくと

「皆さんはここで待機していてください。私とアーロンで下層をマッピングしていきます」

「アーロン大丈夫か」

「晴明さん問題はありませんよ。オオガミ師匠と槌熊師匠に鍛えてもらっていますから」

「ではいって参りますが予想では明日朝には戻ってきますからここでビバークしていてください」

 そう言い残すと肩にグリード・ミニを乗せアーロンは下へ向かっていった。

  残った4人は腰を下ろすとオオガミが晴明に

「このマッピングという作業はそんなに重要かよ。なあ槌熊」

「そうだよな、来る敵をぶち倒してどんどん下へ向かえばいいじゃないかよ。明日の朝までに片付いているぜ」

 輝也は

「この広さのダンジョンだと闇雲に進むとゆうに数ヶ月は彷徨うことになりますよ。水平と垂直に探査して立体的な地図を作ることが重要なんですよ。ねっ晴明」

「敵の鬼人兵のレベルもアーロンにちょうどいいし彼の修行にいい経験ですよ」

 オオガミも槌熊も納得の顔になった。

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