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▽お悩み相談回答者は

「あれ?アーロンがいるじゃないか・・」

 輝也はアーロンのただならぬ様子を見たがあえて触れずに

「お腹は減っていないのかな?幻の料理人が作った料理だよ」

 カミーラは晴明と輝也の手で居住用スペースを整備されていてタウロの作った三種類の餃子をテーブルの上に並べた。

「これはまた懐かしいものを作ってくれたな。神戸風か十五年ぶりだ」

 天鼓は箸を伸ばし味噌ダレでその餃子を一口で食べ晴明も同じ一切れをとった。

「この料理食べたことがあるママ、いや王妃が作ってくれたものと同じだ」

「ああそうだ思い出した。サマラに教えたのは私だったな。覚えていてくれたんだ」

「王との思い出の味だと言ってましたが」

「そうかヨシュアとの思い出の味か何か出来事があったんだろうな」

 それは晴明の知らないヨシュアとサマラの思い出であった。アーロンは黙々と餃子を食べ始めた。

「ひなたもこの餃子が好きで君のように黙々と食べていたよ」

 ハタと箸の止まるアーロン、”ひなた”というワードに反応したことに晴明はニヤリと笑った。

 アーロンの想い人はひなだったのか。確かひなは今、ジローくんに少し傾いてはいなかったかな?彼はアオイにゾッコンで狙い目ではあるけどどうしたもだか・・・ここにいる人間で恋愛相談に乗れそうなタイプはいないな。どうしたものだか。こんな時にはお袋に任せるの適任かな。

 晴明は思い悩んでいたが一人忘れていたのだった。

「アーロン、どうやって思いを伝えるか教えてあげようか」

 天鼓がアーロンの目をじっと見つめてそう言った。

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