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☆時の秘密
「お二人ともお戻りまでまだお時間がありますがいかがされます」
テュールが見つめあっている晴明と天鼓に聞いてきたのだ。
「レヴィアタンは今どこを飛んでいるんだ。降りて地上の様子をせっかくだから見てみたい」
「そうだね。一万年前だろ興味深い」
外の様子が気になる晴明と天鼓であった。
「封印の地、グシュナサフと言う場所です」
「グシュナサフだってアガルタの」
「ええ、その通りですがおそらくヴィシュヌ様も地上に」
「晴明、行こう地上へ」
医務室を出た二人は後部の甲板に出ると晴明は朱雀形態で天鼓を掴み地上へと舞い降りていった。




