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☆時の旅

「!おっと、あなたたちに協力していただきたい事案が発生しました。少しご協力いただけますか」

 オムズは急に振り返ると喜多屋たちをそれぞれ見つめながら話し出す。

「僕たちにできること?今退屈してたとこだから。いいよねみんな」

「ヤジロウさんがそうおっしゃるならオムズのお願い聞いてみましょうよ」

「私も行くわよ。子供達だけに任せてたら晴人に怒られちゃうからね。ヤーシャもいいわよね」

「どんな依頼なんだ。天の利益になることなら私も同行する」

「よかった、天鼓様も喜ばれますよ。フェルムが言っています。欠落した運航データを天鼓様がお望みです。そのデータの回収をお願いいたします」

「どこにあるの?」

 ひなたが聞くと

「わからないのでそれを調べていただけますか」

「ちょっと待ってよ。わけわからないよ。どうやって調べるのどこにいけばいいわけ」

「そうよ。ちゃんとわかるようにクエストを教えてよ」

「失礼いたしました。あなたたちには時間の旅をしてもらいます。この時の祭壇から運行データを破棄したところへ行ってもらいます」

「過去に行くの!タイムマシンなの時の祭壇って!」

 喜多屋は興奮を隠しきれずに叫んでいた。

「そうあなたたち時空因子をお持ちの方が一度限り使える時空の旅です」

「あのう・・・私一度過去に行ったことがあるんですけど」

 タマモはカグヤの力で黄泉津の時代に精神を飛ばしたことがあったのだ。

「問題ありません、精神転移ではありません。その体を送ることができるのが一度限りということです。ヤジロウ様もひなた様も問題ないですよ」

「えっ!僕とひなた?そんなことあったけ?」

 時の復元能力によって二人は精神のタイムワープの記憶を喪失していたのだった。

「ボクも知らないけど・・・何だか妙な香りが鼻の奥に感じたけど」

「まあいいわ、どんな用意をすればいいの」

 タマモはオムズに聞くと

「何もいりません私がコントロールします。さあ祭壇に入ってください」

 鳥居の終着地点にある雛壇上の石段を指差した。

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