表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
505/629

◆未読のモノリス

「それでバスクル、何を思い出したんだい。興味深い話だろうね」

「マスター天鼓、ベルゼブブ討伐おめでとうございます。マスターなら必ず可能であると信じておりました」

「そんなことはどうでもいいよ、それより早く話して」

 教皇の間では挨拶もそこそこに本題へと話は進んでいた。

「この度は世界樹の山へ向かわれるとのことですがあそこにも石版(モノリス)があることに気が付かれましたか」

「いや気が付かなかったがリボソームの船で直接頂上へ向かったから周りはあまり調査できていないから」

「そうですか、私が地底世界へ来て数十年もたったころでしょうか。あの世界を放浪してみたくなりまして、あの山の頂上に世界樹があることはモノリスからの記憶で知ってはいましたが直に拝見しようと登山に向かいました。その登山口に大きめの石版(モノリス)がございましたが、触れて見ても何も語りかけてきませんでした」

「どうしてかわかるか」

「おそらく私の許容量を超える情報だったのでしょう。あの世界の石版(モノリス)をすでにいくつか取り込んでおりましたから」

 バクスルはゆっくりと思いだすように話した。

「気になるな。そのモノリス、つちぐま、なにかわかるかな修羅猿たちの記憶に情報はないかな」

「笑える話はあるな。ガル、ゲル、グルたちもモノリスを見つけたことがあるが三匹揃って触って見てもモノリスは語り掛けなかったことがあるそうだがそれを見てひとりの少女がモノリスに触れると飛行船の知識を得たそうだ。それによって地下世界に空路ができたということさ」

「なるほど、容量という考えはありそうですね。しかし飛行船までよもつの知恵ということですか」

 そこまで聞いて晴人は

「登山道具一式を用意して迷宮に潜るということだな。ガ―ラッド君頼んだよ」

 世界樹登山が決まったのだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろう 勝手にランキング

↑「多くの方に読んでもらいたいです。勝手にランキングに参加していますので面白いと思ったらクリックしてもらえると嬉しく思います」

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ