表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
452/709

■フガク登山

「あのフガクに登れるなんて夢にも思っていなかったよ」

 リボソームは感慨深そうにつぶやいていた。晴明、晴海と天鼓の三人はリボソームの船で世界樹(ユグドラシル)の元へ向かっていた。晴明は世界樹(ユグドラシル)に地上に戻る前にもう一度来るようにと言われたいたからだ。早く地上へ帰ろうとしていた宝蔵院は世界樹(ユグドラシル)と話ができることに興味を持ちついてきた。晴明について行きたい晴海には久遠が付き添い、なぜかバーバレラまでついてきていた。オオガミ、ヤーシャはリボソームの息子、ラルヴァンダードの執政官(コンスル)であるダルトンとともにそのラルヴァンダードへ先に向かっていた。そしてその船にはハクトダルヌと修羅猿が同乗していた。

「リボマンマさん、あの山は富嶽(ふがく)というのですか」

 晴明はこの山の名前があったことをこの時知った。

「アガルタ冨士ってわけだ。なるほどいい形をしている」

「久太郎、何でも冨士ってつければいいわけないじゃん。()()()よ」

「水無瀬さん、富嶽(ふがく)は富士山の別称ですよ。古来各地であのような形の山は××富士と名付けられることは山岳信仰上興味ある事例です」

「天坊が船を改造してくれたおかげでこの高度まで飛べるようになったのさ。この山はただ遠くから眺めるだけの存在だったてわけだよ。それをこんなに近くで驚きだよ」

「山頂付近は視界が聞かなくなるので八合目あたりで降りてからは徒歩です」

 晴明は山の八合目付近の空き地を指さして言った。

「あらいやだ!登山なんてまっぴらだよ。この体で何をさせようっていうんだね」

 確かに彼女の体型では登山は過酷なことは見て取れた。

「リボマンマはこのモニターで登山した雰囲気を楽しんでおいてください。僕たちだけで登りますから」

 宝蔵院はそう言って登山準備の用意を始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろう 勝手にランキング

↑「多くの方に読んでもらいたいです。勝手にランキングに参加していますので面白いと思ったらクリックしてもらえると嬉しく思います」

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ