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■石化解呪の前に

「この岩石が捕らえた女性だというんですか、久遠さんの時とは明らかに形状が違うのですが」

 晴海であるかもしれぬその塊を見つめいていた。久遠が石化された際はマネキン人形のようになっていたのだが、それは岩石そのものであった。

「天鼓、それは彼女の意志の表れであろう誰も寄せつかせぬ思いも石化したようだ」ハクトダルヌはそう言った。

「ゴジルさんハクトダルヌさん!早く石化を解いてください」

「晴明、この状態では解呪できない」

「なぜです!晴海かもしれないんですよ。カグヤ、久遠さんを直したよね。頼むよ」

「先に彼女の心を溶かさないと人間には戻らない」カグヤが答えた。

 晴明の顔色がさらに悪くなっていく久遠は岩石に触れると

「晴海様・・・お願いだから笑ってください」久遠は直感でこの石化されている人物が晴海と断言していた。

「久遠さんもこれが晴海だと思っているんだね。天鼓、どうにか調べれる」

 晴明は宝蔵院なら何か考えてくれるはずだと一縷の望みを託した。

「天ミニに非破壊検査の機能を追加するから待って」

 天ミニをつかむと錬金のスキルを発動させているとゴジルが突然「上でなにか異変が起こっているぞ、戻るぞ!」 一人駆け上っていく

「晴明、わかったよ」天ミニが口を開く晴明は天ミニを持ち上げるとの解析結果を聞いた。

「晴海がいる」

 久遠と晴明は石のように凍り付いた表情から手を握り合い歓喜の声をあげた。

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