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◆ハルトの街の龍族

 ハルトの携帯が鳴る。あらかじめ決めてあった宝蔵院からの定期連絡だ。

「どうですか感度は、ところで異次元ゲートから妙な反応が出たのですが何かあったんですか」

「晴明が行方不明になった。教団と晴海を追ってゲート空間に飛び込んだんだ」

「なんて無茶なことを、そのままゲート内を漂うこともあるのに・・・晴明君は圏外のようです。そこのゲートの近くにはいないようです。調査してみます」

「頼んだぞ天鼓君」

「ハルトさん、この教団の神官はどうすれば」

 (エル)が処遇を持て余しているようだ。

「どうだ、ハウルさん、この街からマナーコへ向いさらに龍族の治めるドラゴニアに身を潜めていればいい、紹介状を書いておく」

「龍族?東にも龍族がいるんですか、ハルトの街から出ないと思っていました」

「そうなのか向こうの龍族もそんな規律を使っているんだな。ヨシュア、君が紹介状を書いてくれ」

「この人が龍族なんですか?ハルトの街にいる龍族とは見た目が違うのですが」

「えっそれはどういうことだ」

「もっと人族のような容姿をしているんです。尻尾は同じですが」

「そうなんですか西の龍族は早く会ってみたいですね」

「それが、ハルトの街から龍族が消えたんです。さらに西の龍族の聖地に戻っているんです」

「そうかそれが噂になっている西への移動というやつか、人族はどうなんだ」

「龍族のみです」

「理由はなんだ」

「私にはわかりません。教会の指示かもしれません」

「現地で調べるしかないか。まずはナガクのクエストだ。ギルドへ行くぞ」


「ハルト、私が聞いてくるかそこで待ってなさい」

 タマモは受付のウィーネと話をしている。よほどハルトと会わせたくないようだ。

「受注してきたわ、内容はナガク鉱山に住み着いたオーガの討伐ですって、鉱山内部に巣を作ったみたいなの」

「たいしたことない依頼だな」

「でもAランクの依頼よ。何かあるわよ。ナガクまでは馬車があるみたいよ」

「楽をさせてもらおう馬車で向かうか」

 ハルト、タマモ、白鳥、カグヤ、ヨシュアの5名は一台の馬車を雇って現地へと向かって行った。

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