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◎朱雀の卵1

「晴明、家に帰る前に朱雀の居場所を探すぞ」

「ピコーナちゃんどうして姿現さないんだろうね」

 昔ならば何時も晴明のそばにいた晴明の半身といっていいほどの存在であるにもかかわらず。ショッピングセンターでの再開以来まったく音沙汰がなかったのである。

「呼びかけてみるね」

 晴明は目を瞑り深く念じてみた。


「ピッピピッピ!」

 晴明の頭の上にピコーナの分身態がとまった。強大になり過ぎた神獣ピコーナは自らのアバターを作り上げていた。

「やあ、どうして今まで姿を隠していたの」

「晴明が異世界へ行くと繋がりが切れちゃうの、それでこっちも戻ってくるのを待っていたピコ」

 さすがの神獣の力も異世界までは及ばないようだ。

「わかったよ居場所が案内するよ」

「晴明、ナイトを召還しろ向かうぞ」

 ナイトのメダルをオーディンの馬に放り込んだ。

「コンドハドチラヘ」

「ナビに撃ち込むからそこに頼む」

 晴人はナビに行き先を入力した。

「なびもワタシニ()()シテマスノデ()()デイッテクダサレバおーけーデスヨ」

「晴ちゃんこの子すごいわね。本当の自動運転ね」

「家に帰る途中みたいでよかったよ」


 晴明たち家族は目的の寺にたどり着いた。

「すごいな、推古天皇の時代からある寺みたいだな。知らなかったな」

 入口の解説を読んだ晴人は感心していた。

「オン サンマヤ サトバン!」

 普賢菩薩(ふげんぼさつ)の真言を唱え朱雀の祠の入り口を開いた。

 

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