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◆カグヤの行方

カグヤの(やしろ)に舎利弗他10名の特務零課のメンバーと軽足、ヨシュア、リリが立ち並んだ。

「ここが異世界か、久遠くん武者震いがしてきたぞ」

 舎利弗や久遠も含めほとんどのメンバーがスワットのような装備でやってきていた。なぜか舎利弗は赤いマフラー、久遠はパープル、御堂はグリーン、貴具はイエローと装備をしていた。

「本部長このマフラーは何なんですか?」

「せっかく異世界に来たんだから、おしゃれだろ、御堂くん」

「んー好きな色ですが意味があるんでござるか」

「師匠、いいじゃないですか僕は気にってますよ」

「八雲氏には金色を大神氏には銀色のマフラーを用意したんだが付けてくれないんだよ」

「舎利弗さん、気持ちだけはありがたく受け取っておくよ、いい感じだそのマフラー、さあ、さっそくカグヤの後を追うとしよう」

「どこに行ったのかな父さん」

「単独で晴海ちゃんの両親を追うつもりらしい、よほどあのアーティファクトを奪い返したようだ」

蓬莱(ほうらい)の枝ってそんなに重要なのかな。でもどうやって後を追うの」

「晴明、ミシエルが帰る前に彼の(ひげ)で作られた(むち)を渡してくれただろ」

「そうか対なる龍の髭で()を行うんだね」

「それよりダウンジングで、追うんだ。このムチがもう一方の髭を探し出すはずだ」

 晴人は鞭をピシリと音を立て叩いた。

「それなら私がその鞭を使ってみよう」

 ヤーシャがそう言うとハルトの手から鞭を取り上げた。


「そうだね猛獣使いのヤーシャさんは鞭の扱いがこの中で一番かもしれないね」

 ヤーシャは鞭を手に馴染ませるように振り回し始めた。

「いい鞭だ。それでダウンジングの方法とは」

「探す対象をイメージして鞭をフリーにすれば、動き出すはずだ」

 ヤーシャは鞭を両手に持ち替えその先をぶらぶらと地面すれすれに垂らしたのだった。


「あっ!動いたよ。西を指している」

「よし、全員移動開始だ!」

 特務零課は異世界での行動を開始した。

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