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勇者は世界の敵となる  作者: 飛躍ハヤト
森の中に住まうモノ
37/90

37話 数の暴力

 火を背にひたすら飛びかかってくる敵を


 殴り。


 蹴り。


 殺し。


 それでも際限なくわいてくるこいつらに腹が立つ。


 右から飛びかかってくる奴を避ける。


 その陰からさらに飛んでくる。


 その脳天を潰し殺す。


 また来る。何度も、何度も、俺に群がろうとする。


 その度に死んでいく。


 この状況、少しでも冷静さを無くせば数で一気につぶされる。


 一体一体確実に殺していく。


 辺りは血の匂いに塗れ、俺の体も返り血で赤く染まっていた。


 背後は一応あの大きな火でカバーしている。


 もし後ろも対処しなければ確実に死んでいた。


 この力の扱いにもだいぶ慣れてきた。


 しかし、いくらこんな秀でた身体能力を持っていても、数の暴力にはかなわない。


 しかも捨て身となると余計に。


 色んな意味で疲れる。


 まだ援護は期待できない。


 出来ればこの均衡が崩れる前にいい案を。


 そんな一瞬の隙をこいつらはついてくる。


 足元に飛んでくる。


 俺はバランスを崩しかける。が、ギリギリ持ちこたえて殺す。


 そこにまとめて飛びかかってくる。


 腕で薙ぎ払う。


 臓物は赤い花火となって散っていく。


 時間の問題だ。


 このままじゃ確実に死ぬ。


 味方が死のうとも怯まず襲ってくるこいつらを凌ぐ方法はないのかと思考する。


 ふと、ここは『道』の少し外れたところだということを思い出した。


『道』がある方向はどっちだ?


 俺は戦いながら視線を遠くに向ける。


 見つけた。


 一瞬だけあの倒木が視界に入った。メイとハルが座ったあの倒木を。


 つまりこっちか。


 しかしどうやって切り抜ける?


 敵は一向に攻撃をやめる気配も増加が止まる様子もない。


 殺せばまた新しいやつがその場所を埋めるだけだ。


 俺が敵を殺す光景を背後の火は照らし続ける。


 その勢いは留まることを知らない。


 もしこの火を獣に投げて燃やせば道ができるか?


 いや、そもそもこの火を投げるための木の棒やその類のものは落ちていない。


 そんなものを拾う余裕もない。


 ならばどうする。


 その時、どこからともなく頭の中に案が湧いてきた。


 何故思いついたかはわからない。


 確証もない。


 しかし、確信していた。


 そうか。


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