18話 能力
ん……。
「む、目覚めたか」
?
ここは……。
「大丈夫か?」
ラージェスさん。
ああ、そうか気を失ったんだったな。
「申し訳ありません」
「痛みは?」
体は。
うん、問題ないな。
「大丈夫そうです」
「それはよかった」
「私はどれくらい眠ったいましたか?」
「ふむ、3日だな」
「3日!?」
「ああ、まるで全ての生命活動を停止させているかのようだったぞ」
……。
「それもチキュウジンの特性なのか?」
「いえ、そんなことはないはずですが」
「ふむ。たしか、他のことでも同じようなことを言っていたな」
言ってたか?
言ってたかもしれないな。
「ヤイチ、自分のスキルというものを確認したことはあるか?」
「スキル? 何でしょうか、それは」
「チキュウには存在しなかったのか?」
「少なくとも私の回りでは」
あるとすればゲームの中くらいだな。
「なるほどな、ならば知らぬのも道理か」
「そのスキルというものに、何かあるのでしょうか?」
「うむ、なんと言ったらよいのか。自分自身で確認するのが一番早いか」
「確認?」
「ヤイチ。頭の中で、自身の能力を知りたいと強く意識しろ」
強く意識って。
イメージみたいなものか?
「ほら早くやってみろ」
そんな簡単に言われてもな。
能力。
俺の能力。
俺の能力。
俺の能力!
!?
「どうやら成功したようだな」
な、なんだコレ?
透明の板?
「あ、あのこの板は一体?」
「そこに書いてあるものがヤイチの能力だ」
俺の能力って、本当かよ。
まるでゲームみたいだな。
「書いてあることを確認してみろ。疑問の答えがあるかもしれん」
「わかりました」
えーと。
ネーム :ヤイチ・ヒサナギ
種族 :精霊種
属性 :風属性
ジョブ :もの士
ジョブ特性:ありとあらゆる【もの】を道具として使いこなす。使いこなす内容は当人の発想力、創造力、思考能力に左右される。また【もの】との実力差がありすぎると、この特性は発揮されない。
所持スキル:生存本能(狂) 超回復(眠) 肉体強化 魔力操作 毒味 毒耐性 魔力付与 魔法付与
……。
なんだこれ?




