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14話 交渉(side 祥乃)

 

「えっと、お二人とも叫ぶと余計に色々沁みますよ」


「うるさい!!! 絶対に許さんぞチキュウジン! 目に沁みてがあああああ」


「こ、この屈辱、絶対にゆるしません! あああああああ」


 流石先輩。

 もうめちゃくちゃ。


 でも、いきなり殴りかかってくるなんて。

 それに誰も先輩の話を聞かないし。


『奴をとらえろ!』


『あの野郎をとっつかまえろ!』


 せ、先輩?

 そ、空に跳んじゃった。


『な、空を跳んだだと!』


『くそ、逃がすか。おい魔動機兵をだせ』


 !?

 こ、この音。

 街に化け物が出てきたときの!


『おい! 今のは?』


『姿を隠していた工場か』


 兵隊さんが慌て始めた?


『くそ、まだ若い工場とはいえ我々の戦力では手に余るぞ』


『しかも主戦力の二人がこの状態だ』


『全員艦に入れ!』


 あれは先輩に切りかかった人。


『ラージェス様?』


『我々の任務を忘れるな。救助したチキュウジンたちの安全が最優先だ!』


『わかりました!』


『それと、だれかこのお二人を別室へ』


 え、なに?

 艦内に誘導されてる?


「チキュウジンの皆様、緊急事態のため艦を発進させます。艦外におられる方は、誘導にしたがって至急艦内へ移動してください」


 そんな先輩、先輩は?

 どうしよう。


 あの人!

 先輩に切りかかった人。

 さっき日本語で話してたし、話が通じるはず。


「すいません、先輩が。先輩がまだなんです!」


「お嬢さん、落ち着いて下さい。センパイという方はまだ街にいるのですか? もしそうならば、申し訳ありませんがもう既に……」


「違うんです。先輩は無事で、さっきまで話をしていて」


「?」


 えーと、どうすれば伝わるかな。

 そうだ!


「さっき、あなたに切りつけられていたのが先輩です」


「な!? 奴の関係者か!」


 あれ?

 私なにか間違えた?


「まあいい、今は緊急事態だ。後でゆっくりと話を聞かせてもらおう、早く艦に乗るんだ」


「そんなことより先輩は? 先輩は艦に乗せてくれないの?」


「もうしわけないが、今は逃げた奴に構っている時間はない」


「そんな。私の話なんか後でなんでも話してあげるから。先輩も一緒に艦に乗せてよ」


「先程も言ったが、逃げた奴に構っている時間はない」


「そんな……」


「すまない」


 すまない?

 すまないだけ?

 そんな一言で引き下がれるか!


「あんた達があんなことするから、先輩は逃げるしかなかっただけじゃない!」


「ぬお。お、おい、はなせ」


「うるさい! あんた達が原因なんだ! ちゃんと責任とりなさいよ!」


「だがしかし」


「言い訳なんかいらない! 早く先輩を!」


「く、苦しい」


「先輩に、先輩に何かあったら、あんたら全員許さないから!」


「ちょ、ちょ、く、い、息が」


『おい、小娘。ラージェス様から離れろ!』


「早く先輩を助けろー」


「く、く、くぅぅぅ」


『ラージェス様から変な音がしてるぞ!』


『まずい、白目むいてやがる』


『あの小娘を早く引き剥がせ!』


『く、こら、暴れるな!』


 !?

 艦が動いてる?


「艦を止めてよ。先輩が、先輩がまだなの!」


『何を言っている? こら、暴れるな!』


「止めてよ。駄目、先輩が!」


「お嬢さん、申し訳ありません。あなたの気持ちはわかりますが、この艦にはあなた以外にも多くのチキュウの方が乗っています。あなたはその人達も危険にさらせというのですか」


「それは……」


「わかってください」


「……」

ご講読いただきありがとうごさいます。


多くの方の目に触れていただけるようになるために、お手数でなければランキングタグの方もクリックしていただけるようご協力お願いいたします。


あわせて叱咤激励を含め評価等よろしくお願いいたします。

引き続き楽しんでいただけるよう努力してまいります。


別作品

ガンドラル〜異世界に飲み込まれた世界で最狂(のハーレム)と最凶(の村)を作った最強(無自覚)の男のお話〜

http://ncode.syosetu.com/n9573fa/


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