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P.5

 多分、良かったこともあるんだよ。梶原が振られたこと、誰も知らねーみたいでさ。哀れまれることが無かった。でもそんくらい。俺と夏野さんが付き合い出したことは、示し合わせたみたいに広がっててさ、ビビったよ。梶原はそれについて何にも言わねーんだ。いつも通りに教室でも部活でも接してくる。それがすごい怖い。だって、何にも思わないわけがないんだよ。彼女取られたようなもんだろうし、逆に全くそう思ってないとかなら絶対に祝福していじってくるはずなんだよ。梶原ならそうするんだよ!

 でもまるで俺と夏野さんのことなんて無かったみたいにさ……。俺、怖すぎて何も言えなくて、多分もう、親友ではいられないって思うと辛くて。でもさ、夏野さんと一緒に話したりご飯食べて学校帰りにデートしたりするのも幸せすぎて、大切過ぎて。


 俺って、梶原よりも夏野さんを取ったんだな……。

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