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精霊戦隊デリカテッセン  作者: 天人マナ☆
1/1

前奏曲 遺跡にて

構想数十年(本当)。

紆余曲折を経てようやく形になりつつある世界の、ほんの一端です。

歴史を組み立ててから世界を作っていることもあり、ところどころ堅苦しい表現になりがちですが、どうかご容赦願います。

暗闇の中、横たわるように描かれた、淡く浮かぶ光の記号。

それは正八角形の魔法陣のようにも見える。

各辺の中央から垂直に伸びる8方向へ向かって、うす青い光の線が、淡い輝きを持って伸びている。

そのうちの一本が少しずつ光を強め、やがて煌々とした輝きで周囲を照らし始めた。

光に浮かび上がったのは、さほど広くない住居の居間のような空間。

直方体の部屋のカドを少しずつ削ったような、少しいびつな八角形のつくりをしている。

部屋の中央あたりに大きなテーブルのようなものが置かれていて、光の模様はその天面に広がっていた。

(・・・ようやく・・・一つ目の道が開く・・・)

現在、検知連動の機能が働いているため、近づいてくる『それ』に対して検知器が反応しているのだ。

このことは、目的の一つがもうすぐ達成されることを示していた。

・・・永かった。

事態が動かぬまま、このまま人類の歴史とともに消滅しまうのではないか?

そのような不安な思いを、何百回、何千回・・・いや、何百万回繰り返したことだろう。

しかしその心配ももうすぐ終わる。

そして、ここからが正念場だ。

何度も『外』と打ち合わせを繰り返し、手順を確認しあってきた。

ぶっつけ本番となるが、思い通りの結果とならない場合は、状況を確認しながら調整を行えばよい。

あとは向こうからの合図を待つだけ・・・。

検知器を別のものに切り替え、その反応に全神経を傾けた。

同時に検知連動が切られた線は光を失い、部屋は暗闇の中に沈んでいった。



現場は気だるい喧騒に包まれていた。

金属や岩のゴミ捨て場と言ったほうが良いほどの、雑然かつ荒涼とした風景。

あたりは真っ暗だが、何台もある投光器のおかげで、歩くことに不自由は無さそうだ。

歩き回るものが数名、移動しない者が多数。

いずれも革のようにも金属のようにも見える、『甲冑』のような全身を包む防具を身に着けている。

そんな甲冑をまとった者たちが、いくつかのチームを組んで、かなりの数で配置されているのだ。

誰一人として武器や盾などは持っていない。

中には両手を組んで精神統一を行っている者もいる。

警戒対象が見えてはいるのだが、外見上はもう何ヶ月もなんの変化も無いためか、見張りの数を大幅に減らし、彼らは思い思いに寛いでいた。


甲冑を着込んだ彼らはみな兵士である。

しかしその外見に似合わず、武器を扱えるものは多くない。

せいぜいが護身用の武器を扱える程度か、あるいは精神集中を助ける法具のようなものを帯びている。

『シールダー』

戦場において前線および防衛ラインを確保・維持する役割を持つ、いわゆる魔法使いの一種だ。

ただ、この世界において『魔法』という言葉は存在しない。

概念はほぼ同じようなものだが、それらは『法術』と呼ばれている。

その法術という、物理法則に関わらない戦闘技術が用いられるようになって、戦いの在り方は大きく変わってきた。

極端な話、遠距離から威力の大きな攻撃型法術を放てば、それだけで決着してしまうこともあるらしい。

その脅威の対策として開発されたのが、防御型法術である。

法術攻撃を吸収、無効または弱体化、あるいは相殺する形式の、対法術用防御法術は言うに及ばず。

投擲武器や近接攻撃を防ぐ形式の、対物理用防御法術もある。

しかし個人が展開できる防御法術にはやはり限度があり、どちらも守れる範囲は大きくはない。

それを集団で発動することにより、集団戦闘の前哨の守りとして使えるようになるのだ。

国防という視点から、優秀なシールダーを多く擁することの意義は大きい。

その国防の要ともなるシールダー部隊が、この廃墟のような場所に多く配備されているのには、ある理由があった。


- イジュカ・ラッカ遺跡 -


その名の由来は、古代の言葉で「宝物殿」を意味する。

投光器が無ければ歩くことさえ叶わぬ漆黒の闇の中に、広大な遺跡が広がっていた。

この遺跡よりもたらされる様々な情報が、この国を強く、豊かに変えてきた。

それらは一見無意味と思えるような些細な記号であったり、何に使うのか用途不明な形をした物体であったりする。

しかしそれらを細かく調査・分析・解明することによって、その情報は黄金や宝石にも勝る宝として生まれ変わるのである。

ゆえに、この地は国家機密として秘匿され、場合によっては国軍の要ともなるシールダー部隊が、惜しげもなく投入されるのだ。

実はここに多数配置されている投光器も、遺跡より得られた技術を使って作られ、量産されている。



視界を遮る巨体が横へ移動し、遺跡を見渡すことができるようになった。

投光器の光が集められ、現在警戒対象となっている『箱』が遠目にもよく見える。

その周囲を取り囲むように多くのシールダーがひしめいている様は、まるで不思議な呪術か何かの儀式のようにも見えた。

(・・・すごい・・・)

『研究員』である少女メルにとって、遺跡に入るのはこれが初めてだ。

ここ数年、遺跡からもたらされる情報は、すべてが新鮮で、刺激に満ちていた。

現場に足を運びたいと常々思ってはいるのだが、今までそれが果たせずにいたのだ。

それがこの『箱』の発見と、研究仲間の協力によって、ようやく実現可能となったのだった。

遺跡の彼方は闇に包まれてはいたが、この数年狭い部屋と通路しか見ていなかったメルにとっては、新鮮な風景であった。

「・・・大したものだな。」

左上から野太い声がかかる。

先程視界を妨げていた、巨漢の武官であるバルトーク将軍も、腕組みをして『箱』をじっと見据えていた。

巨漢とは言っても、実際の身長は1.8メートル程度。

彼の横幅が少々広いのと、メルが小さいこともあって、相対的にも大きく見えてしまうのだ。

その巨体は深藍色の軍用コートに包まれ、その風貌は深く、粗削りの彫刻のような印象を放っていた。

眼光は鋭く、高い知性が伺える。

余談だが、実際に「クロリグラム」というボードゲームの大会で、首位に輝いたこともあるのだ。

「これだけの兵士を展開するとして、上の守りがどうなっているのか、少々気になるところではあるな。」

バルトークはそう言うと、視線を動かし、相手の様子を伺う。

メルは全身を包むような、ゆったりとした深緑色のローブに身を包み、フードを被り、目元だけを覆うような仮面を被っている。

いわゆる仮面舞踏会で着けられるような、いわゆる正義仮面のお兄様が着けるような、そんな申し訳程度の仮面である。

メルはバルトークを見上げると、小さく肩をすくめた。

「それは私が気にする事じゃないわ。」

「まあな、それは向こうが考えることだ。」

バルトークにしても、ただ言ってみただけなのだろう。

どちらからともなく、二人は視線を合わせると、軽く頷いて歩き出す。

やがて大きな、布製の屋根が掲げられただけの、開放的なテントが見えてきた。

テントの下には大きなテーブルといくつかの腰掛けがあり、数名のコート姿の人物が、手持ち無沙汰のように座り込んでいた。

そのうちのひとりがこちらに気づくと、同席の青年に注意を促す。

その青年はこちらを振り返ると、仲間に二言三言告げてから、こちらに向かって走ってきた。

息を切らせてやってきたその青年は、バルトークからメルに視線を移すと、驚いたようにして『精霊』を発動させた。

大きな光の筒が、三人をまとめて包み込み、周囲の喧騒がかき消える。

青年は眉間にしわを寄せると、いらだちを込めた口調でバルトークを問い詰めた。

「ちょっと待て、なんでお嬢がここに居る?」

「まず精霊を起こしたのは賢明な処置であるな、エルロンド。」

「ぬかせ。それより会話になってないぞ。」

エルロンドはメルに視線を戻す。

仮面を着けてはいても、雰囲気などで気づいたのだろう。

そもそもこの変装は、ここに来るまでの間で、他のものに気取られないようにとの、保険のようなものであった。

そのメルが唐突に、抱えバッグからハリセンのようなものを取り出して、エルロンドの頭をスパーンとたた・・・けなかった。

エルロンドが反射的に身をひねり、余裕で躱したのだ。

一瞬の間ののち、メルはふぅっと息を吐いて、ハリセンをバッグに戻し、何事も無かったかのようにエルロンドを見返した。

「ふっ・・・相変わらず、やるわね。」

「お嬢が成長してないだけです。」

そして次に飛んできたバッグを、これもまた余裕で避ける。

大男がのしのしと歩いて行き、バッグを回収してメルに手渡した。

バッグを受け取り、怒り出すかと思いきや、メルは華やかな笑顔をエルロンドに向けた。

「三年ぶりかしらね。本当に嬉しいわ。貴方が変わらずにいてくれて。」

「お嬢もお変わりなく。というか、ここに来ちゃダメですって。」

ため息をついて、しかめっ面を返すエルロンド。

そして口を挟まず、漫才のようなやりとりを、目を細めて眺めるバルトーク。

実はこの三人、気の置けない幼馴染の間柄である。

ここ数ヶ月、バルトークはメルとたびたび会うことがあったのだが、彼もエルロンドとは一年くらい会っていない。

「久しぶりのところ悪いんだけど、『箱』に用事ができたのよ。ちょっと通してもらうわ。」

「いやホント悪いんですが、看過できませんって。引き返してください。俺の『精霊』は解ってるでしょう?」

「もちろん、忘れるわけがないわ。」


『精霊』は『法術』とはまた理念が根本的に異なる技術だ。

ほとんどが法術使いであるシールダーの中にも、少数ではあるが、精霊の力によるシールダーも存在する。

『精霊』は人類の大半が普通に扱うことができる、超能力の一種である。

人によって能力は様々で威力も異なるが、大きく分けて精霊には6つの型が存在する。

火、水、風、地、光、そしていずれにも当てはまらない『無』。

それぞれに異なる方向性があり、人によって様々な性質を持つようになるのである。

例えて言うならば、火球や石つぶてを投射する攻撃系、風や水の膜による防御系、水や地による癒やしの力など。

複数の性質を持つ『達人』や、複数の精霊を従える『極人』の称号を持つ者すらいるという。

ただ『達人』はともかく、『極人』は公式には存在が認められていない。

さすがに複数の精霊持ちは、人々の想像の産物であったようだ。

エルロンドの『精霊』は風だ。

彼は他の者と比べて、より多くの性質を獲得し、自在に扱うことができる、精霊使いの中のエリートだ。

音を遮断できるのはもちろん、精霊が放つ光と巻き上げる塵で、視界も遮ることができる。

先程の光の筒は、この力だ。

ちなみにバルトークは地の精霊を持っている。

法術がからっきしなバルトークではあるが、精霊を上手く使って優れた防御術を身に付けている。

しかしながら彼はシールダーではない。

法術には疎いバルトークであるが、彼が得意とするのは『武術』だ。

その類まれなる戦いのセンスと技術から、『一人軍団』の異名を付けられていたりする。

そんなバルトークでさえ・・・。


「今更ですが、単独で俺の精霊に敵う者は、国内どこを探しても居ないと思います。」

「そうね、私が覚えている限りでも、バルトークが貴方に勝ったのを見たことが無いわ。」

ちらりと視線を向けると、うむ、と頷く彼の姿があった。

「あれから三年経ちますが、俺だって鍛錬をサボっていたわけじゃない。あの時以上に立ち回れる自負はあります。」

すると何故か、メルは猛然と怒り出した。

「ちょっと待ちなさいよ!、聞き捨てならないわ!」

「は?」

「貴方さっき、私が成長してないって言ったわよね!?」

「ああ、そうですね。」

「鍛錬を続けていたのなら、私が成長していないとは言えないわ。」

相変わらず面倒くさいな、とエルロンドは思った。

重箱の隅をつつくような細かさで、揚げ足を取るのは彼女の十八番だ。

「精霊の鍛錬と体術はまた別の話です。そんなことよりバレないうちに引き返してもらえませんかね。俺も事を荒立てたくないんで。」

決して感情を荒げることはないが、困ったように笑うエルロンドの背後で、小さな竜巻が巻き起こる。

これは、とっとと帰ってくださいというエルロンドの意思表示だ。

それを見たメルは、口元を隠して通信機のスイッチを入れ、小さく呟いた。

「ベラルカ、お願い。」

初めて聞くその名前にエルロンドが疑問を抱く間もなく、全く予想もしない事が起こった。

「な・・・に!?」

今まで感じたことが無いような、強烈な脱力感に襲われたと思ったら、先程まで展開していた精霊の壁が唐突に消え失せたのだ。

「な、なん・・・えっ?・・・え!!?」

おそらくこれほどまでに驚き、うろたえることは、未だかつて無かったであろう。

手足のように扱ってきた精霊だが、その手足とも言うべき感覚が消え失せている。

「これは!?」

素早く再起動を試みるエルロンドだが、何故か精霊は呼びかけに応えない。

「心配しなくても大丈夫よ。精霊とのつながりが切れているのは一時的なもの。ちゃんともとに戻してもらえるわ。」

そんな問題ではない。

一時的にせよ、精霊の力を無力化できるのであれば、国の争いにおいても大きなアドバンテージと成りうる。

ぶつけ合うことでしか抑えることのできなかった力が、何か不思議な方法で一方的に封じ込めることができるのだ。

なかなか混乱から立ち直れないエルロンドだったが、なんとか声を絞り出して、メルに問うた。

「・・・これは、何なんですか?・・・このようなことができるとは、一体・・・。」

「現場に気づかれずに交信するのは大変だったのよ。」

がくりと膝をつき、放心の体でメルを見上げるエルロンドに対し、メルは余裕のこもった笑顔で答えた。

「『箱』の中には、こういうことができる存在が居たの。精霊が邪魔だって言ったら、向こうで抑えてくれるって言われたわ。」

「なん・・・ですと?」

エルロンドは背後に見える『箱』を振り返った。

しばらくそれを見つめていたが、ふたたびメルに向き直って言い放つ。

「この場所は数千年以上も昔の地層に当たるんですよ!、中に何がいようとも生きていられるはずがない!」

「生き物ならね。」

即座に返された言葉に息を呑む。

いわゆる人工知能と呼ばれるものは存在するのだが、それでも小動物程度の判断力しか持っていない。

しかし先程のメルの言葉からは、高度な知能を持つ存在がうかがえる。

しかも精霊の能力を封じるなどと・・・。

「あそこにいるのは人ならぬ知的存在。こういうことができるんだから、それが何かは見当がつくんじゃないかしら?」

「・・・もしや・・・伝説の精霊王・・・まさか?。」

「向こうがそう名乗った訳じゃないけどね。私はそう思っているわ。」

「・・・いやいや、それはおかしいですよ!。どうして精霊の王が遺跡の中に、それも覚醒している状態で何千何万年も!?」

「そうね、そのへんの事情も聞いてみたいわね。」

周囲にさわめきのようなものが広がっていた。

どうやら精霊の能力によるシールダー達に、不安と混乱が生じているようだ。

他の兵士に聞こえぬよう、メルは小声でエルロンドに告げた。

「悪いわね、行かせてもらうわ。」

そこへ重ねるように、バルトークが声を張り上げる。

「何やらトラブルが起こっている様であるが、行動に支障は無いようだ。遺跡の調査は予定通り行うが、貴官には現在発生している問題の調査と対策に務めるよう、要請する。」

「・・・はっ。」

勝手なことをと、エルロンドは苦々しく思う。

何をやったかはお嬢と研究室の面々、そしておそらくはバルトークも知っていることだろう。

お嬢の企てから除外されたことは、正直寂しいものがある。

だが自分が最初から知っていれば、何が何でも反対していたことは間違いない。

だからこそお嬢もバルトークも、分析室主任のホークスも、自分には何も知らせずこっそりと動いていたのだ。

遺跡に向かう二人を見送ると、入れ違いに各所の伝令がリーダーからの報告を持ってくる。

「分隊長、多くの者が精霊の喪失を感じています。我が班の防御率、27%低下。」

「分隊長!、西25班で半数以上の者が活動不能。防御率62%低下!」

シールダーのうち、物理防御を担う者の中には、法術ではなく精霊を使っている者がいる。

エルロンドのように風の精霊を持つ者や、地の精霊を持つ者は性質上、防護壁を作りやすい。

そんな精霊術士の大半が、精霊とのつながりを断ち切られ、無力化されている。

「各リーダーへ伝えよ。この包囲網は不測の事態に備えてのものであるため、防御率の低下は現時点では大きな問題とはならない。早急に現状の防御属性と防御力を調査して報告せよ。その結果によって包囲網を組み替えるものとする。なお、現在『箱』に向かう両名は予定通りに調査を行う者である。行動を妨げぬよう、かつ可能な限り守護せよ。異常を察知した場合は手出しをせず、速やかに本官へ報告せよ。以上!」

「「はっ!」」

散ってゆく伝令たち。

「全く・・・貧乏くじだな。」

その言葉が聞こえるはずもない距離だったのだが、メルは一瞬だけこちらを振り返った。

タイトルから想像のつかない内容で、驚かれたと思います。

本編は水戸黄門のような展開を考えていますが、果たして思惑通りに事が進むかどうか。

ネタバレになりますが、メルは本名ではなく、愛称です。

本名が判明した時点で納得していただけるかと。

「砕けた感じのお嬢様」をどう表現するかで、四苦八苦しています。

バルトークがアクセル、エルロンドがブレーキという役回りで、お嬢様を後押ししたり引き止めたり。

脇を固める男性陣にも何らかの魅力を表現できればいいなと思っています。

思いを形にするのって難しいですね。

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