表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界美少女ハンターは婚活惨敗おっさんの手料理に夢中!?  作者: 水谷 耀
婚活惨敗おっさん、まさかのトライアングラー!?
58/59

第59話 理性なんて押し倒して

フィーリアは酔った顔を更に真っ赤にして、ガタっと勢いよく立ちあがり、憤然とした顔で仁王立ちになった。


「フィーリア?」

「フィーを……放っていかれるのですか?」


 それだけ言うと、フィーリアはガバッと俺に覆いかぶさった。

 彼女の身体の優しい香りが鼻腔いっぱいに溢れかえり、豊かなおっぱいが俺の胸板に、ぴったりと吸いついた。

 

 フィーリアは腕に力を込め、ギュッと俺に抱きつく。

 きつくきつく、何かを繋ぎとめたいかのように、二つの身体を貼りつける。


「へ、どうした!?」


 こういうシチュエーションなど、エロゲかアニメでしか遭遇したことがない。


 彼女の様子がおかしいことは薄々気づいてはいたが、一体全体、どうしたというのか。


「マスターはズルイです」

「ず、ズルイ?」

 

 こういう時、どういう答えを返せばいいか解らない。


「フィーだって、ずっとマスターと一緒にいたいです。マスターは、フィーの気持ちに気がついていらっしゃらないのですか。そうやって、体よく知らないフリをなさるのですか。そんなのズルイです。フィーは、ずっと……ずぅっとマスターと一緒に……」

 

 ちょ、ちょちょちょ待て! こ、これってまさか……!?

 

 フィーリアは俺の胸の中で、深く深呼吸している。母の懐で眠る子ウサギのように、俺の匂いを嗅いでいるのだろう。

 安心しているのか、己の身体を全て、俺に委ねていた。

 

 ……間違いない。


 女にコケにされ続け、砂を噛む思いで婚活を続け、そして惨敗しまくった……俺のクソ人生史上、初めての瞬間がやって来た。

 

 さっきのビールの酔いが、再び全身を駆け巡った。

 酒の勢い、というものは本当に存在すると初めて実感した。


 行ける。今日の俺は、行きつくところまで突っ走れる。

 

 だが、ここから先に進むにはまだ足りないピースがある。

 震える声で、フィーリアに話しかけた。


 これは所謂、「最終確認」だ。


「ずっと、一緒に……?」

 

 空だった自分の腕を、ゆっくりフィーリアの細い肩にかける。

 そして手に力を、優しく込めた。


「ああ……マスター……」

 

 甘えるような、懇願するような、切ない喘ぎが耳元で囁かれる。

 パチンと、俺の中で理性が弾けた。


 荒々しい性が剥き出しになった俺は、フィーリアの華奢な身体を転がし、敷物の上に、男の力で押し倒した。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ