護衛
サブタイトル、早くもネタ切れの予感。
本棚の間を抜けていくと、明るい所に出た。
さながら学校の図書室のようで、窓のそばに6人掛けの机がひっそりと置かれていた。
「それで?」
椅子に腰かけながらカロンに聞いた。
「アメリアの話からにいたしましょうか。」
「そう言って説明を丸投げする気だろう。」
「それもありますが、そのほうが効率的でしょう。」
アメリアはため息をつきながらも説明を始めた。
「私の生い立ちは魔物の血が入っているということ以外は普通でな。母こそ早くに死んでしまったが、双子の妹ともども兄が養ってくれたんだ。それから何年かして国に魔物の子であるということがバレて殺されそうになった。しかし、そう簡単には死ななくてな、誰かが兵士として雇ったらいいのではないかと言い出した。それから国が滅びるまで戦ったよ。その後は私と同じようにに兵士をやっていた妹と一緒に傭兵になったんだ。」
「その妹は今?」
「さあ、最初はここにいたんだがある日起きたらいなくなっていた。大方、駆け落ちでもしたんだろう。」
「心配だとは思わないのか?」
「誰の妹だと思っている?と、言っても私の戦いぶりはまだ知らないんだったな。」
自信しかないということが感じ取れる口調だった。
そして、妹への信頼も。
「それで、護衛の仕事は?」
「ここは他の国から来た異常なものたちを管理していることは知っているだろう?」
「ああ。」
ついさっき聞いたばかりだが。
「その中にいる人語を理解しない獣には体に教え込むしかなくてな、暴れることがあれば狩る。当主を傷つけようとすれば狩る。そうすればその狩った獣と同じ種族のやつはやってはいけないことを理解するだろう?」
「中にはいくら狩っても覚えない獣もいますので、そいつらは根絶やしにします。」
「そのために私はいる。やつらは人間で狩れるほど易しくはない。」
そう言う目は、今までと打って変わってまるで獲物を狩る獣のように光っていた。
恐ろしいとしか形容しようがない。
背筋に悪寒が走ったほどだ。
「まあ、ここにはやつらを片手で葬り去れるほどの力を持ったものがいるのだが。」
「死神をやって千年近く経った私でもあれほどの気分屋はほかに知りませんよ。」
「…。」
もう、常識とは何なのか。わからなくなってきた。
更新遅くてすみません。
やる気が行方不明でした。未だ行方不明です。見つけ次第ご一報ください。




