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If  作者: 成瀬 凛
3/7

エリアS

全然次の日じゃない。

エリアSはシークレットエリアってことです。単純か。

「ここでは外国から来た人間でも動物でもないもの、幻獣やか怪物と言われるものたちを管理しています。」

「外来種といったところか。」

「そうですね。」

「何故、管理などしているんだ?」

「脅威、だからですかね。これは私の憶測に過ぎませんが。」

外国ではその昔、魔女狩りなんてものがあったくらいだ。人外が人間にどんな目に遭わされたかなど想像に難くない。(ただの人間も被害に遭ったであっただろうが)

そいつらがどのくらいいて、どんな能力を持っているかなど知らないが、人間に復讐をしようとしていてもおかしくはない。

「初代と知り合いだったんだろう?聞いてないのか?」

「私も一応、ここで管理されているものですから。」

「……」

「…ずいぶん簡単に信じるのですね。」

「今日から俺がここの当主なんだ。お前が嘘をついたところで意味がないだろう。」

「そうですが…。あまりに現実的でないですから信じていただけるほうが珍しくて。」

「年を取ると頭も固くなるからだろう。最年少で当主になったのは俺のはずだ。」

「そういえば、正一郎様と諒介様を除いては全員25歳以降に当主に着任されていますね。」

正一郎…初代当主の名か。

確か初代は18歳で当主になったはずだ。

「で、説明は終わりか?」

「あぁ、忘れていました。ここにいるもののほとんどは当主様に友好的ですが、中には言葉を理解しない獣のようなものもいますし、人間を格下にみているものもいます。護衛が付きますから大丈夫でしょうが、気を付けてください。」

「護衛も人間ではないんだろう?」

「ええ。ここにいる人間は諒介様のみですから。」

「その護衛にはいつ会えるんだ?」

「今日の午後に来るように伝えているので、それまでお休みください。お部屋にご案内します。」

「ああ。」



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