説明会
私たちの生まれたこの星ガイアは年々、大気や水が宇宙空間に放出されていて将来的には生き物が暮らせなくなるらしい
ステラ「入植地のアクアって星どんな場所なのかな?」
説明会が始まる前に退屈そうに足をバタつかせながら幼馴染のレナに尋ねる
レナ「ちょっとステラお行儀悪いよ 地表の大半が海ってのは有名よね」
ステラ「大半どころか8割が海って聞いたよ」
レナ「8割が海ってことは私たちはずっと島で暮らすってことなの?」
旅行好きのセレナは入植計画を聞いた時に好奇心を刺激され期待していた、それが島暮らでは退屈そうだと思いがっかりする
ステラ「島でも違う星ならきっと楽しいことあるよ」
レナ「具体的には?」
ステラ「見たことない花とか」
レナ「それも毎日みてたら見飽きるでしょ」
そんなことを二人で話していると入植説明会が始まった、壇上にはスーツ姿の中年男性が立つ
ソルトマン「初めまして惑星アクア入植計画首席担当官のソルトマンと申します 入植地の環境について説明させていただきます」
三次元プロジェクターが惑星アクアの映像を映し出す、水に覆われた蒼い星そして一部に黄色いのが陸地であろうか
ソルトマン「惑星アクアは豊富な水資源が有名ですが 大気や自転周期がガイアに近いことが入植計画決定のポイントです、重力はガイアの2倍、面積は4倍あります、当面の間の物資はガイアから送る計画です」
ステラ「重力が2倍ってことは体重も2倍になるってこと?」
レナ「体重だけじゃなくて荷物も2倍重くなるわね」
ステラ「嫌だ私デブになりたくない」
自分のお腹の皮膚をつまみながら嘆くステラ
レナ「体型は変わらないと思うけど」
ステラ「レナに抱っこして貰えなくなる」
レナ「私でも流石に2倍の重さは厳しいよ」
ステラ「やっぱり行くの止めようかな」
レナ「あなたが行きたいて言い出したんじゃない」
ソルトマン「入植者の方は定期的な経過報告と健康診断の受診で基本的な生活費は支給いたします」
ステラ「えっ?つまり働かなくても報告するだけで生活できるってこと?」
モチベーションがV字回復するステラ
レナ「健康診断の方が胡散臭いわよ要するにモルモットじゃない」
ステラ「あら嫌ね お嬢様 お口が悪いですわよ おほほほ」
レナ「家とは絶縁したんだから もうお嬢様じゃないから大丈美よ」
ステラ「貧乏人の命は軽いよ?」
レナ「私はあなたと生きると決めたから覚悟の上よ」
生活費の支給というエサに食いついた二人の少女のアクア入植生活が始まろうとしていた




