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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

『戦国鬼娘』──女であることを隠せぬ剣豪さくら──桃の匂いを撒き散らす鬼娘は、士道ひとつを頼りに斬っていたら、いつの間にか戦国最強の「男より強い女」と呼ばれていた

作者:落成思想
最新エピソード掲載日:2026/01/12
『さくら』名は柔らかいが、立っているだけで空気が変わる。

長身。
並の男が見上げる背丈。
細いのに、刀を握れば音が変わる。

“女は戦場には立たぬ”と決めつけられた世に生まれ、
それを壊すために歩き出した者。

剣術はただ強いのではなく、理屈をも越える瞬発の正確さがある。
刀の重さを忘れたような振り抜き。
骨格だけでは説明できない力の使い方。

だが──

どれほど甲冑を着ても、
どれほど声を低く落としても、
消えないものがあった。

若い女の体が持つ、桃の皮を指で擦った時のような甘い匂い。

さくら自身は意識しない。
むしろ邪魔だ、とさえ思っている。
だが、人の鼻は抗えない。

遠くの者が振り返る。
密やかな部屋では、武士たちが妙にそわつき、
それを“空気の変調”と誤解する。

――その匂いは、女であることの証明であり、
彼女がどれほど否定しようとも、
**この世界に刻まれたさくらの性(さが)**だった。

その矛盾こそが、彼女の傷であり、原動力でもある。

男と渡り合うために、
“女であることの痕跡”を憎みながら――
それでも誰よりも誇り高く、前へ出る。
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エピソード 1 ~ 100 を表示中
1章
1.桃の匂いの女
2025/12/09 02:20
2.人の口に戸は立てられぬ
2025/12/09 02:30
3.純なる刃として
2025/12/09 02:34
4.砕けたもの
2025/12/09 02:39
5.仕える男と戦の匂い
2025/12/09 02:42
6.紅花の蕾
2025/12/09 02:48
7.戦の始まり
2025/12/09 02:52
8.一刀両断
2025/12/09 02:54
9.戦の終わり
2025/12/09 02:59
10.欠けた刃
2025/12/09 03:02
11.形を変える牙
2025/12/09 03:05
12.次の血の匂い
2025/12/09 03:07
13.新しい刃
2025/12/09 03:10
14.切り裂く大太刀
2025/12/09 03:13
15.人ならざるもの
2025/12/09 03:15
16.絶望の花
2025/12/09 07:16
17.戦ってはならない
2025/12/09 08:00
18.掴み取る手
2025/12/09 08:40
19.欠けない刃
2025/12/09 09:00
20.女と刃
2025/12/09 10:00
21.縋るもの
2025/12/09 11:00
22.現実
2025/12/09 12:00
23.新時代
2025/12/09 13:00
24.風の噂
2025/12/09 14:00
25.三位一体
2025/12/09 15:00
26.鬼と瞳
2025/12/09 16:00
27.歩く戦
2025/12/09 17:00
28.戦の神話
2025/12/09 18:00
29.座してのぞむ
2025/12/09 19:00
30.士道不覚悟
2025/12/09 20:00
31.愚者の裁き
2025/12/09 21:00
32.秩序
2025/12/09 22:00
33.斬らぬ刃
2025/12/09 23:00
34
2025/12/10 00:00
35
2025/12/10 00:10
36
2025/12/10 00:22
37
2025/12/10 00:30
38
2025/12/10 00:42
39
2025/12/10 00:50
40
2025/12/10 01:00
41
2025/12/10 02:00
2章
42
2025/12/10 03:00
43
2025/12/10 04:00
44
2025/12/10 05:00
45
2025/12/10 06:00
46
2025/12/10 07:00
47
2025/12/10 08:00
48
2025/12/10 09:00
49
2025/12/10 10:00
50
2025/12/10 11:00
51
2025/12/10 12:00
52
2025/12/10 13:00
53
2025/12/10 14:00
54
2025/12/10 15:00
55
2025/12/10 16:00
56
2025/12/10 17:00
57
2025/12/10 18:00
58
2025/12/10 19:00
59
2025/12/11 03:00
60
2025/12/11 06:00
61
2025/12/11 09:00
62
2025/12/11 12:00
63
2025/12/11 15:00
64
2025/12/11 18:00
65
2025/12/11 21:00
66
2025/12/13 00:00
67
2025/12/13 00:04
68
2025/12/13 00:09
69
2025/12/13 00:14
70
2025/12/13 00:23
71
2025/12/13 00:25
72
2025/12/13 00:29
73
2025/12/13 00:38
74
2025/12/13 00:39
75
2025/12/13 00:44
76
2025/12/13 00:51
77
2025/12/13 00:58
78
2025/12/13 01:02
79
2025/12/13 03:00
80
2025/12/13 06:00
81
2025/12/13 09:00
82
2025/12/13 12:00
82.5
2025/12/13 15:00
83
2025/12/13 18:00
84
2025/12/13 21:00
85
2025/12/14 00:00
3章
86
2025/12/14 03:00
86.5
2025/12/14 06:00
87
2025/12/14 09:00
88
2025/12/14 12:00
89
2025/12/14 15:00
90
2025/12/14 18:00
91
2025/12/14 21:00
92
2025/12/15 00:00
93
2025/12/15 06:00
94
2025/12/15 12:00
95
2025/12/15 18:00
96
2025/12/16 00:00
97
2025/12/16 06:00
98
2025/12/16 12:00
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