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17話 魔力、ゲットです!

今回は魔力や魔術について魔術世界の基本設定についてです。

魔術学院に通い始めてから2日、1限目は魔力についての講義を受けた。


魔力は魔術を発動するのに必要なエネルギー。

つまり魔力が無ければ魔術が使えない。


体内に保有できる魔力の量と人間の身体で1度に使える魔力の量には上限があり、上限を超える魔力を使おうとしたとき魔術が暴発したり、発動しなかったりする。


人は体の中に魔力嚢と魔法脳という器官があるらしい。


魔力嚢は、魔力を貯める袋のようなもので、基本的には体の成長と共に大きくなって許容量が多くなって魔力保有量の上限が上がる。

たくさん食べると胃が大きくなって食べられる量が多くなるように上限を超える魔力を吸収することを繰り返す訓練をすることでだんだん大きくなって魔力保有量の上限を上げることができるみたいだ。


魔法脳は、魔力を扱って、魔術を発動させる器官で、もっと詳しく説明するなら、魔術詠唱によって脳が思い浮かべた魔術のイメージを魔術式化し、魔術を発動させることに特化した第2の脳。意志がないから魔術式の演算ができるAIだと考えた方がいいかもしれない。普通の脳が計算の訓練をすればするほど計算が速くなるのと同じで、演算すればするほど演算能力が上がる。


同じ魔術を繰り返し使い続けたら魔法脳が術式を記憶する。それにより、発動速度が上がったり、詠唱が短縮できたり、破棄できたりするという。この魔法脳の演算能力の高さによって1度に使える魔力量の上限が決まるらしい。上限が増えればより強力な魔術が使えるようになったり、同時に使える魔術の個数が増える。


つまり、魔術を使えば使うほど強くなるということだ。


魔術が使えない人は魔力を扱うことが苦手である、つまり、魔法脳の発達が遅れていることが多いという。脳の演算能力を上げることによって魔法脳の演算能力が上がるみたいなので、数学を勉強するといいらしい。


魔術を使うと、魔力嚢の中の魔力を消費する。魔力量が0になったら魔術は使えない。

魔力嚢からは少しずつだが、魔力が体外に放出されているらしい。ただそれと同時に空気中の魔力を放出する量より少しだけ多く吸収しているから相対的に見たら魔力嚢内の魔力量は増えていく。

たくさん魔力が欲しい時は、マナポーションや魔力水などで摂取することができるらしい。


とても勉強になった。


「自分の魔力の量と上限を知りたい者は放課後、121教室にある魔力石に触れてみるといい。」

そう言ってゼノス先生は教室を出て行った。その後、リーナ先生の魔法薬学の授業とガトンラ先生の魔植物学の授業2限分が終わり、うちとシエラは121教室に来た。


服屋の試着室みたいな感じのカーテンで閉じられた個室が6室あった。うちとシエラはそれぞれ空いているところに入った。 魔力石はアクアマリンのように綺麗な水色の鉱石だった。壁に年齢ごとの平均が書いてあった。学院の精霊が集計しているらしい。

12歳の魔力保有量上限の平均が850くらいで、1度に使用できる魔力の量(魔力使用量)の上限の平均が100くらいらしい。


せめて平均はあって欲しい。

魔力石に触れてみると、目の前のスクリーンに数字が映った。


・現在保有魔力   0

・魔力保有量上限  (無限)

・魔力使用量上限  6086555670238378989670371734243169622657830773351885970528324860512791691264


は?


まず、現在保有魔力ゼロって…何?

魔力を持ってないということだな。

そもそも魔力を持ってなかったから魔術を使えなかったのか?


それも驚きだが、魔力上限無限?

うち、いくらでも魔力を体内に入れて置けるってこと?

さっきゼノス先生が誰しもが上限があるって言っていたけれど何?

うちは例外?

無限の可能性があると考えればいいのかな。

あれ、無限ってことは平均とれないよな。スクリナさんはどうするんだろ。

最後、6086555670238378989670371734243169622657830773351885970528324860512791691264

素因数分解すると8507059173024615865843651857942052864(2の126乗)×2305843009213693951×2147483647×524287×127×31×7となる12の次のサブライム数だな。


サブライム数は自然数で、その数自身を含んだ正の約数の個数が完全数個であり、なおかつその約数の総和が別の完全数になるような数である。例えば、12の約数は1、2、3、4、6、12で6つ、合計が1+2+3+4+6+12=28となり、6と28は完全数であるから12はサブライム数であるということだ。


そんなことは今はどうでもよくて、12歳の平均の約6×10の74乗倍の量の魔力を一度に操れるということだ。


恐ろしい。


「ミロク、まだか?」

シエラに呼ばれて困惑しながらもカーテンを開けて出た。


シエラは現在保有魔力、魔力上限共に1000で15歳の平均くらい、魔力使用量上限は108と平均より少し上だという。


うちは少し迷ったがシエラに音魔術で遮音してもらってから素直に伝えた。


「それってマナポーション飲みまくったら大人並みの魔力が使えるってことだよな?」

「多分そうなる。」


うちの体は魔力の自然回復はしないが、自然放出はすると思う。今まで魔力水を何度か飲んだことがあるが、体内に魔力が一切残っていないのがその証拠だ。


魔力が100回復するマナポーションが200カレール。

魔力が300あれば1週間はいけるとシエラが言うから帰りに薬局で買うことにした。寮の部屋で飲んでみた。美味しかった。蜜入りりんごの蜜の味に似ている。甘すぎなず、ちょうどいい甘味。


うちの体の中に魔力が入ってくるのを感じた。


「これが魔力か。」

「なんか魔術をやってみろよ。」

「そうだな。」

昨日覚えた詠唱をすると、指先に小さな炎が生まれた。人生初の魔術だった。


「できた!できたよシエラ!」

「うんうん、良かった良かった。」

説明したですけど、サブライム数についてよくわからなかったのならネットで調べてください。


ついにミロクに最強の片鱗が見えてきましたね。

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