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闇落ちした俺は、転生して人生を謳歌する。  作者: 御歳 逢生
4章 王都ランドベルク
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19 亜空間の激突


空間が鳴いた。二人の魔力のぶつかり合いに亜空間が耐えきれず、空に裂け目が走る。


「ふん。ここまで亜空間が(きし)むとはな。やはり、ただの肩慣らしでは済まんか。」


魔王が漆黒の大剣を構え直す。その一振りが、空間を断ち割るほどの重さを持っている。


俺もあれを出すしかないか。


「じゃあ、俺も剣を出しますね。魔剣『天景』!!」


「ほう。見たことがない武器だな。」


魔王の目が細まる。警戒ではない。高揚している。


「面白い。ならば我も!!」


魔王の大剣が天に掲げられ、闇の奔流(ほんりゅう)がその刀身に集まる。


「魔核解放 第七段階。」


ズンッ、と重圧が亜空間全体を押し潰す。空気が黒く染まり、まるで夜が降りてきたかのようだ。


「さて、ここからが本当の戦いだ。退くなら今のうちだぞ?」


「そんな顔して言われても、もうやるしかないですよね。」


俺はこの戦いに興奮している?いや、楽しんでいる!!俺はその青く黄金(こがね)色に輝く『天景』を構えた。


「来い、灯生!」


「行きます、魔王さん!」


轟音とともに激突する剣と剣。2人の魔力が火花を散らす。と、次の瞬間!


「『静軋海馬(ヴルザーニジュゴン)』!」


斬撃がまるで静かな荒波の如く魔王に襲いかかる。


「なに!?なんだその力はっ!!」


魔王が圧倒され、一歩、二歩と下がる、が。


「だがっ!我が負けるかぁああっ!」


「はい!そこまで!」


と目の前に現れたのはアルファスだった。


「これ以上されますと亜空間が壊れます。お2人とも規格外です。」


しばし沈黙の後。


「さすがですね、魔王さん。」


「ふん。我も、久しぶりに心躍ったぞ、灯生よ。」


魔王が笑みを浮かべ、剣を霧のように消した。


「勝敗は・・・そうだな、引き分けということでどうだ?」


「異論はないです!」


互いに息を整えながら、拳を軽く合わせる。なんだか青春って感じだな。


そして、空が元の色に戻っていく。亜空間は役目を終え、静かに消えていった。



ー戦いの後。


亜空間から戻った二人を、ルーナたちが出迎えてくれた。


「お二人とも、無事で何よりです。」


アルファスが呆れ気味に、だが安堵した様子で言う。まぁそりゃそうか、派手にやりすぎたか。

俺も魔王さんも苦笑していた。


「次やるときは、もうちょっと穏やかにお願いしますよ、魔王さん。」


「次は本気の殺し合いでもいいぞ?」


「それは・・・遠慮しときます。」


こうして、俺と魔王さんの初対決は幕を閉じた。

しかし、この戦いをきっかけに、灯生の『未知なる力』は覚醒しつつあった。


お読みいただきありがとうございます。


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