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闇落ちした俺は、転生して人生を謳歌する。  作者: 御歳 逢生
4章 王都ランドベルク
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15 バザール都市 ベジハイド


ベジハイドの少し手前の見えないところに、カメ吉と荷車を置いた。そして獣人のみんな、ルーナとリアとセリーヌ、アーロ、アポロンを置いてベジハイドに向かった。


「アルファス、ここの守りを頼むよ。一応スキルで隠しておくから。」


「御意。」


◈スキル『隠蔽変化』


魔王さんとロータスを連れてベジハイドの門へ向かった。門には兵士以外に中央に、それはそれは派手で、腕組みをして待ち構えているピンク髪の人物が立っていた。まさかとは思うが・・・。


「おーいこっちだ!!」


ほんとにピンク色の髪だ、派手すぎる。それにしても、もの凄く嫌な予感が・・・。


「ロータス!!こっちだ!久し振りじゃないかロータス!相変わらず嫌いじゃのう!」


「お久し振りでございます、ルルビア様。ルルビア様もお元気で何より。」


「ほう、こ奴が例の人間か。」


「初めまして、灯生と申します。ミンチェスターのおばあ様でいらっしゃいますか?」


「おばあ様だと!!お姉さまとお呼び!!」


「す、すみませ~ん!!」


「嘘じゃ冗談じゃ!噂は聞いておる!あたしはルルビア・ミンチェスター、この都市のギルマスをしておる。まぁあたしの家に来るといい。」


冗談じゃと言いながらすごい力で背中を叩かないでくれ~。予想的中である。


「我もおるんだが・・・。」


「お前誰じゃったかのう?はて、覚えておらんのう?」


「くそばばぁ、もうボケたんか!イーゴリだよ!イーゴリ!」


「あぁイーゴリかぁ、お主こそ老けすぎて分からんかったわい!」


あー、なんか対決が始まったぁ。なんなんだこの2人は・・・。


「お2人ともそこまでです。ルルビア様、お宅までご案内をお願いします。」


「ふん。まぁロータスが言うなら仕方ないのう。」


ロータスないすぅ~。流石、長年ミンチェスター家に仕えているだけあるぅ~。

ルルビアさんに案内されてベジハイドの街を歩いた。

ベジハイドはちゃんとした店というものは宿屋か酒場くらいで、あとは出店がものすごく立ち並んでいる。こういった光景もまた初めてで新鮮だ。街がほぼ、出店で埋め尽くされていると言ってもいいくらいの数だ。

とあちこち見ている間にルルビアさん宅に到着した。


「どうぞ、入んな。」


「お邪魔しまーす。」


植物がそこら中にある。それにこのツーンとした臭いはなんだろう。ハーブとかかな。


「まぁ茶でも入れるから、そこに座んな。」


数分するととてもいい香りのお茶が出てきた。ハーブだろうか、リラックスする香りだ。


「特製のブレンド茶だ。癒しの効果もある。旅で疲れただろう。」


「ありがとうございます!」


おばあちゃんがいたら前世の僕もこんな感じで構ってくれただろうか。祖父母には会ったことがない。いるのかいないのかさえ知らなかった。それを考える余地さえ無かったのだ。


「さて、本題に入ろうかね。イーゴリ、お主は召喚で復活したのかい?」


「そうだ。全く、魔界でくつろいでいたのを強制的に地上に引っ張られてムカついておるわ!」


「魔人側の革新派はどうした?どうせジャラマンのやつだったのだろ?」


「そうだ!リッサの玩具(おもちゃ)で消し去ったわ!不愉快極まりない!」


「ふん。それで他の四天王は?アルファスは魔力が感じられるからおるのじゃろ。」


「魔力は感じられるのだがどこにいるかまでは近くに行ってみんと分からん!何せリッサの玩具に閉じ込められておるからな。」


「あぁそれは厄介じゃな。それでこの少年と旅をするという訳じゃな?」


「そうだ!何か悪いか!」


「いや、その方がよいじゃろ。少年よ、因みに聞くが、獣人の件だが。」


きた、怒られるか、やはりやりすぎだったか・・・。


「よくやってくれた、感謝する。それにあのデブのドカチリチもだ。あのドカチリチをどうやって生きたまま殺したのかは知らんが、あ奴がここの領地を治めていたせいで獣人国への干渉が許された訳だ。あ奴がこの件については牛耳っておったから、以前のようなことは起こらんと思うが密売もあるだろう。その時は助けてやってほしい。」


「それは俺も同意です。そんな輩は俺に任してください!」


「それで、今は勇者も連れてきておるのじゃろう?」


「そうですね。他の獣人と同じように奴隷にされていましたから。」


「ふん。連れてきてよかったわ。勇者と魔王が一緒にいるわけだ。こんなに好都合なことはないだろう。知らん土地で王国の奴隷にされるよりよかろう。それに今の状態では戦争は先ず起こらんだろうしな。」


「それもそうですね。確かに、戦争は免れたかと。勇者を元の世界に戻すことはできないんでしょうか。」


「うーん。それはなぁ・・・。」


「それは我から話そう。確かに転移召喚魔法は古代魔法としてある。あるにはあるがこの世界が崩壊する危険があるのだ。この転移召喚魔法は何回か行われておる。以前にも我が召喚されたからの。だが何百年から何千年の単位だ。それくらい膨大な魔力と生命力が失われるのだ。そうするとこの世界が保てなくなるのだ。」


「それじゃ、流石にそれでは元には戻せないですね・・・。」


「今は勇者にこの世界のことを教えてやるのじゃ、それが勇者のためにもなろうて。」


「そうですね・・・そうしてみます!」


一旦話はこれで終わりにして、俺たちは荷車にテレポートした。


お読みいただきありがとうございます。


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