異世界転生しちゃった。
私の名前は、南沢春高校二年生だ。
親はいないので施設で育ち、今は一人暮らし。
お金は裏アカを作り、基本パパ活で稼いでいる。
30~50歳くらいの人がほとんどだ。
ある日、SNSで知り合った男と食事の予定があり、待ち合わせ場所に向かう途中、私は交通事故にあったのだ。
目が覚めると、「私は神でここは神の世界だ」といきなり言ってくる見るからに仙人のようなおじさんがいた。
「つまり、私は事故で死んだんだ」と言うと、「さっしがいいな」と言われた。
神は不安そうな私に「ヴィルタリス王国に異世界転生してもらう」と言い、さっしのいい私はアニメでよくあるやつだと認識した。
神は私が行く異世界がどんなところなのか教えてくれた。
ムー海という海を五つの国が囲んでいて、その一つがヴィルタリス王国らしい。
異世界には能力者と呼ばれる人が存在するらしく、神は私に好きな能力を与えると言ってきた。
特に理由はなく私は「未来予知」と答えた。
その瞬間、目の前が暗くなった。
目が覚めると、山の中にいた。
ここがどこか、これから何をしていけばよいのか、まったく分からない。
山をふらふら歩いていると、同い年くらいの少女が男三人にナイフを向けられていた。
すると、頭の中に少女がナイフで刺される映像が流れてきた。
さっしのいい私は未来予知の能力だと理解した。
そして、「視界に入っている人の十秒後までの未来が見える」という神の声が聞こえてきた。
この能力を使い三人の男を私は倒した。
ここから私の異世界での生活が始まるのだ。
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