学院長室までの道のり
マジでこの物語の筆が進まない。
このクラス別競争の話が終わったら、この章の話を修正して纏めれるところと省けるところは省こうかなと考えております。
【新作】
明日、7月28日(金曜日)の18時に投稿します!
【タイトル】
"魔眼商人〜幸運と死をお売りします〜"
覚えていたら是非読んでみて下さい。
カーマさんと僕は指輪の地図を見ながら学院長の部屋へと向かっていた。
「…何気に初めて行くんだよね。学院長の部屋って」
「私も」
いったいどんな場所なのか……やっぱり豪華なのかな?
こう、壁側に大きなガラス張りの棚があってそこに凄く価値がある代物が沢山並べられているとか?……無いか。
どちらにせよ学院長の部屋ーー厳密には学院長室だけどーーには行ったことないから少し気分は上がってるけどね。
「フィグラは、どんな回答をするつもり?」
「恥ずかしながら僕はあまり人名とかを知らないから答えられないんだよね。過去の英雄譚に出てくる人物なら何人か答えられるけれど」
答えられるのは事実だ。特に興味を持つものでもなかったから聞いた事はあったとしても脳が忘れさせてくるのだ。つまり僕は悪くない。
まぁ、なんとなくの答えは何個か思いついているけれどね。こう……絶対にこの人!!って言う考えとかは僕は無いしね。
他種族の人とかだとそういったものはあるらしくて、うちのクラスでも少し喧嘩になりかけてた。
カーマさんはその辺りどうなんだろう?
「カーマさんは?」
「覚えている限りの各国の王、有名な人物、過去の人物を全て回答するつもり」
「おぉ」
偏見だけどカーマさんはめちゃくちゃ色んな事を知ってそう。きっと僕も知らないような人名がポンポン出てくるだろうな〜。
「フィグラ、誰かを探してるの?」
「…え?」
急に話の内容が変わったので頭が追いつかず反応が遅れてしまった。
「誰か探してるの?時々地図を見ながら目がキョロキョロしてたから」
そこまで見てたの!?それはー、ちょっと怖いよカーマさん。
でも、カーマさんの言う通り僕はリーフィアの事を探してる。途中で会ったら僕の考えを共有してみようと思っている。まぁ、会えたらラッキーなくらいで考えているけれど。
「ある人をね、探してる。さっき言った僕の考えに賛同してくれそうな人」
「そうなんだ。見つけようとしてる?」
「見つかったらいいかな?くらい。流石に僕の方から探しに行くのは時間効率が悪いしね」
「そう。それで、あとどれくらいかかる?」
「学院長室までって事?……多分、十数分くらいかかるかな。道を間違えたりするかもしれないし」
「分かった。時間はあるから焦らずに行こう。襲われても、フィグラならなんとかなる」
「そんなに僕に頼る?今の僕は弱い弱い、男の娘だよ」
体力も戻ってないし、いつもと同じレベルで集中力とか保てないので弱いと言ったのは正しいはず。
「フィグラは謎」
「謎?」
「うん。深くは聞かないけど……私が思うに代償とか、そういうの無理しないように」
「そこは僕自身が一番分かってるよ。産まれてから一心同体だったからね」
死神スキルは産まれてからというより産まれる前から僕の体に存在していたから……なんていうかな。方程式で言うならば"僕=死神"って言う感覚なんだよね。
自分のことを神様って思うのは不遜かもしれないけど、そうとしか思えないんだよね。スキルに心でも侵食されてる?
心当たりといえば、以前に天覇の塔で死神の纏いを使用したからかな?そんなことはないか。
「どこか限界で、これ以上はやばいっての言うのは分かるから無理はしないよ」
無理はしない。それで死んじゃったり後遺症が残って動けなくなったりしたら色々と本末転倒だしね。
折角の第二の人生を早くして終わらせてしまうような事では女神様にも申し訳ないし、僕の友達にも悪いしね。
カーマさんは数秒僕を見つめた後、短く呟いた。
「そう」
それからしばし歩いて残り数分で学院長室に着くと言うところまで来た。
嬉しいことに道中は他クラスに襲われることは無かった。
リーフィアにも会う事は無く、このまま出会わずに着いてしまうかな?と思っていたら学院内の地図に青点が表示されたのが分かった。
「あ」
「どうしたの?」
「青点が表示されたから、誰かなって」
「確認しに行く?」
カーマさんからそう提案されるが僕は自分の目的とクラス全体の目的を天秤にかけて、一瞬でクラス全体の目的の方に傾いた。比べるまでもなかったね。
「ううん、大丈夫。……ん?」
否定した後にそんな疑問を浮かべた僕にカーマさんは、どうしたの?と聞いてきた。
「さっきの青点、こっちに向かってきてる気がする」
動いてるのはさっきから分かってたんだけど、僕の方向にやってきてるね。
「向こうが気づいた?」
「まだ僕の方にも決まってる訳じゃないけど……あ、でも来てる」
最短距離で来てるのが分かる。しかもかなり素早いから走ってきてるのかな?
「ここで待つ?」
「…いや、進もう。待つ時間すら今は惜しいからね」
「分かった」
青点がなんとなくリーフィアだということは分かる。なんでだろうね。気にしても無駄なのかもしれない。
僕とカーマさんは再び歩き出す。もうすぐで学院長室にも着くし、もしかしたらリーフィアも同じ目的なのかもしれないと考えながら地図を見ているとタッタッタッという足音と共に気配を感じた。
「フィグラ、敵?」
「違うかな。僕の知り合い…ううん、大切な親友だよ」
僕が自分の間違いを訂正してそう言い終わると同時に背後を見ると、曲がり角から彼女は姿を現した。
「予想は当たってた様子だね」
言葉通り、現れたのはリーフィアだった。彼女は僕を見ると嬉しそうに名前を呼んできた。
「フィグラっと……え〜と、誰?」
「同じクラスメイトのカーマ。よろしく」
「よろしく、カーマさん。それで2人は今何を?」
「このままじゃ答えが導き出せそうにないから一か八か勘で答えに行こうかなって思って向かってるところ。リーフィアは?」
「私はこの辺に試練官が居るって聞いたから来たけど誰も居なくて地図を見てたらフィグラが居たから来たってところ」
僕が居たから来た?何で知ってるんだろう。元々知ってて来たのか僕みたいになんとなくそんな感じがするとか?普通に考えるなら後者の方だよね。
なんとなく、という感覚は今までにもあったけど確信を持って、というのは僕には無いからリーフィアは一つ上の段階にでも進んだのかな。
そんな冗談みたいな事を考えているとリーフィアが聞いてきた。
「私も一緒に行っていい?」
「僕はいいよ」
「私もいいけど、その代わりに先に回答させてもらう」
「うん、ついていくだけだから。よろしく、カーマさんにフィグラ」
「よろしくね〜」
「…うん」
こうして僕たちにリーフィアが加わった。
そういえば、リーフィアと話し始めた時からカーマんの声のトーン?が僅かに低くなった気がした。初対面だからかな?と思って彼女の顔を見て僕は静かに驚いた。
「……」
カーマさんが何か恐ろしいものを見るかのような表情をリーフィアに向けていたので思わず聞いてしまった。
「カーマさん、大丈夫?」
「…大丈夫」
彼女がリーフィアから何かを感じ取ったのか、それとも別の要因があるのか……その時の僕には理解出来なかった。
「そう?なら行こっか」
誤字脱字があれば報告の方をお願いします。
この作品は不定期投稿なのでブクマをおすすめします
ーー以外雑談、普通に長い時もあるので見なくても大丈夫。
雑談無し。




