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転生するのなら欲望を!!〜転生後の姿は男の娘〜  作者: 四葉のアミア
第2章 入学後初の行事!
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止まらない

遅れました。色々理由はあるんですけどね。まぁ、後書きにて説明を

 



 死んでも蘇る時に、相手に知覚されてない状態で【死の大鎌】本来の姿を使って殺した場合、魂は刈り取れるのかどうなのか僕は知らない。


 だから、相手クラスにバレてない状態で殺しまくったらどうなるのか分からない。



 もし蘇生出来なかったら、僕は人殺しで捕まってしまう。それだけは避けたいと怒りに満ちてる現状でも冷静に考えていた。


 だから、しぶしぶ姿を現して僕の存在を知覚させる。こうする事で彼らは本当の意味で死ぬ事は無くなる。



 完全に怒りに身を委ねたら、多分目の前の人達は心が死ぬと思う。なんとなくそう思えた。


 僕が突然現れたことに彼らは驚いたけど、それだけだった。


 23対2の状況に、2の方に1人増えても3人になっただけで数の利だけならば約8倍も差がある。その事が彼らを油断させている原因のはずだ。


 いかに自分たちの方が数が多くても、油断をすれば一瞬で形成逆転になるのはよくある話。

 この世界では数の利なんて一場面でしか有効でしかないのだから…


 能力値といういわゆるステータス的な物や、スキルやユニークスキルが存在するこの世界においては例え1000の軍勢がいても、相手に強力なユニークスキルの所有者がいた場合、1000の方が一瞬にして全滅するという実話はありふれている。




 今回、相手はどこかのクラス23名だ。全員ではないはず……そして、魔法士が多いと言うことは先ほどの一連の出来事で分かっている。


 それに対するのは僕とキルナ君、カーマさんの3人。



 僕は神の名を冠するユニークスキル【死神】の持ち主。単純な戦闘能力では目の前の人たちと真正面からぶつかっても余裕で勝てる気がする。



 キルナ君は毒魔法の使い手。彼が賛同してくれるかは分からないけれど、苦しみを味合わせるには何よりも効果的な魔法だね。それに、一瞬の判断力と彼が扱う毒魔法の威力は未だ計り知れない。



 カーマさん。カーマ・ニーニアさんはファンタジー種族特有のエルフだ。もちろん、耳は長い。そして、彼女は長剣と魔法を組み合わせて戦う魔法剣士だ。近接から中・遠距離戦闘全てが可能ないわゆるオールラウンダーだ。



 単純な戦闘能力ではうちのクラスの中でかなり上位のメンバーのはずーー僕は自分で判断するのは少し恥ずかしかったので除外したーーだ。


 つまり、数の利で勝てると油断して腹立つ笑みをニヤニヤと浮かべてる彼と笑ってはいないけれど、どこか気の抜けたような雰囲気を放っている残りの22人には絶対負けるメンツではないってこと。




 最初に動いたのは向こうだった。


「魔法撃てぇ!」


 そんな声と共に僕たちに襲いかかる魔法の弾幕だけれど、内訳としては水魔法と氷魔法が多い。使い慣れていると言うことなのか、それしか使えないのか……


「俺に任せろ」


 それに対応したのはキルナ君だった。


 彼が毒を生成し、それで僕たちを守る毒壁を作り出した。そして、相性としては完璧にこちらの方が良かった。


 水魔法は毒に溶けてさらに毒壁を大きくしていき、氷魔法は毒壁の中に飲み込まれて次々と溶かされていった。



 魔法の弾幕が全く結果を出さずに消えた事に驚いている彼らだったが、すぐさま第二射の為に準備を始めた一方で近接武器を持つ人たちが僕たちに襲いかかってきた。


「キルナ君はさっきみたいな事になったら出来たらカーマさんを守ってあげて。僕は大丈夫」


「分かった」


「カーマさんは長剣の利点を活かしながら動いて欲しいかな」


「うん」


 素早く指示を出した後、僕は躊躇いなく切り掛かってくる相手生徒の攻撃を余裕を持って躱す。そして、第二撃を放たれる前に【死の大鎌】を振るって恐怖を演出させるために敢えて、胴体を上下分断させた。


 まずは1人、残り22。


「はっ!」


 うん、カーマさんも頑張ってるみたいだし僕も早く殺さないとね。


「よくもぉぉ!!」


「遅いし弱いし雑魚、さよなら」


 真正面から剣を振りかぶってきた男子生徒を煽ってから光に変える。



 怒りに身を任せれば、漫画とかでは逆に強くなるって展開はよくある。けれど、実際は考えるのをやめて逆に弱くなる。


 今も僕は怒ってる。けれど、頭は冷静を保たなきゃダメなんだ。


 だって、やりすぎちゃうからね。



「…魔法は使わせないよ。面倒だからね」


 なにやら魔力が他の人に比べて集中している人がいる事に気がついた僕は聞こえるようにそう言うと、カーマさんが相手をしてる人達を除いた近接武器を持った人達が僕の目の前に立ち塞がった。


「一対一なら負けるかも知れないが、6対1なら勝率は無いだろ」


「どうだろうね?」


 ふふふ、と笑いながらそう答える。


「あと2分耐えれば先ほどより強力な魔法がお前らを襲う。死ぬ覚悟は出来ているか?」


「死ぬ気なんてさらさら無いよ。死ぬのは大切なみんなを氷漬けにしてから炎で殺したお前達だよ」


 久しぶりに大鎌を使う。けれど、僕にはスキルである大鎌(聖級)があるから久しぶりだろうと関係ない。


「食らえっ!!」


 突き出される槍を大鎌を振るってバラバラに切り裂く。


 日本ならば物理的に不可能な動きだけれど、ここではいたって普通の動きの一つのはずだ。なんたって、ファンタジーなんだからね。関係ない。



 槍を突き出した生徒は目を見開いている。それもそのはずだね。突然槍がバラバラなったのだがら…


「君も同じようにしてあげるよ。痛みはないようにするから、さ」


「させるかっ!!」


「させてもらうよ」


 下段から切り上げようとしてきた彼の剣の腹を蹴って軌道を逸らす。

 うん、全然見えるし行動できるね。


 自分の成長に嬉しく思いながら僕は剣の腹を蹴られたせいで体勢を崩した彼の首元目掛けて【死の大鎌】を振るおうとしたけれど、左斜め後方から僕に襲いかかってきた剣によって邪魔された。


【死の大鎌】を後ろに回して剣を受け止めると、バチバチッという音が近くで鳴った。


 僕はその正体を予想しながら力に任せて大きく【死の大鎌】を振り回して強制的に距離を取らせる。その際、驚いたような声が先程の方向から聞こえた。


「っなんで、動けんだ!?痺れてるは」


 手応え、あり。


 驚いて反応が遅れてしまったのだろう誰かは最後まで言い終わる事はなかった。視界の端に光の粒子が映ったのでどうなったのかは明白だね。



 彼?が僕を斬ろうとした剣には恐らく雷系の魔法が施されていたんだと思う。そうでなければバチバチッなんて音は鳴らないはず。


 ようは一時的な魔法剣みたいなものだね。斬れば雷を相手に走らせるという効果かな。


 そんな剣を僕は【死の大鎌】で受け止めたのことに彼は武器を通じて僕の体が痺れたとでも思ったのだろう。だから反応が遅れて死んだのだ。


【死の大鎌】の素材は僕にも分からない。でも、なんとなく分かってるのはこの世界の素材ではないと言うことだけ。



「残り5人、もうお遊びは終わり」


 弱すぎるし、相手をするのも逆に苦労するんだよね〜。


 そう言葉にはしなかったけれど何を考えているのかは僅かに感じ取れたのか5人はそれぞれ色んな反応を見せた。顔を顰めたり、怒りに満ちたり、真顔だったり……



 恐らく冗談、こっちを怒らせて冷静な判断をさせないようにさせるつもりだ。とか考えているのかな?


 まぁ、なんでもいいや。



 もう、飽きちゃった。



 僕は足に力を入れて、双剣を持つ女子生徒に急接近して相手が反応するよりも早く【死の大鎌】を縦から振り下ろす。


 残り、4人。



 次に、誰よりも早く反応して声を上げようとした男子生徒の喉に【死の大鎌】の先端部分を突き刺して頸動脈辺り諸共横に切り裂いた。


 残り、3人。



 ここでようやく残りも何が起こったのか理解した。けれど、どう動けば良いのかは分からず数秒固まってしまう。


 その数秒でどうすれば多く倒せるか考えた結果、【死の大鎌】を大きくして思いっきり横に振えばまとめて両断出来るのでは?と思った。

 本当にそれでいくの?という疑問を挟まずに即座に実行しようとした瞬間、炎の槍が3つほど僕めがけて飛来してきた。


 僕は【死の大鎌】を数回程回して炎の槍を全て斬り落とした。しかし、斬り落とした結果固まっていた3人がそれぞれの武器に魔法を施し、魔法剣として一気に攻撃を仕掛けてきた。その際、パキッという何かが割れるような音が聞こえた。


 使い捨ての魔道具か何かかな?どんな効果なのか分からないから少し警戒しておこう。



 それぞれ別方向から襲いかかる魔法剣を観察して、どれが一番早く僕に到達するか導き出す。そして、【死の大鎌】を振るって一本の魔法剣を破壊する。


 そのまま次も墓石に行きたかったけれど今の僕には色んな都合で無理だったので仕方なく体を半身にすることで一本を避ける。そして、横から切り上げようとしてくる魔法剣を床を蹴る事で空中に体を浮かせてギリギリ回避した。


「嘘だろっ!?」


「ここで魔法を撃ってくれば良かったのにね」


 僕がそう言ってあげるのご丁寧に氷の槍が風魔法によって加速した状態でやってきた。これは無理やり体をよぎっても避けれないね。


「まぁ、無駄だけど」


 僕は賭けではあったけれど、飛んでくる氷槍を掴み取って軌道を無理矢理そらした。


 ヒュンッ!!という風切り音と共に僕のほおを掠めるように氷槍は飛んでいった。


 続けて僕は【死の大鎌】を大鎌(聖級)のスキルを使って振り回す。



 大鎌(聖級)スキル、風回輪。



【死の大鎌】をくるりと回転させると知覚不可の風の刃が残りの3人の体を真っ二つにして光へと変えた。



 残りは……ふふふっ。


 0人になっちゃったね。



「6体1ならなんだっけ?」


 おっとと。もう居ないんだっけ?あははっ。



 そんな事を思っていると、キルナ君の声が響いた。


「フィー!避けろっ!」


 次の瞬間、膨れ上がった魔力が一点に集中していくのを感じた。


 後ろを振り返ると、そこにはずっと魔法の詠唱をしていた残りの魔法士生徒達がの詠唱が終わろうとしていた。



 まともに食らったらやばいね。さて、どうしちゃおっかな?



誤字脱字があれば報告の方をお願いします。

この作品は不定期投稿なのでブクマをおすすめします


ーー以外雑談、普通に長い時もあるので見なくても大丈夫。



戦闘描写、分かりにくかったらすみません。


特にフィグラが氷槍を回避したあたりとか?


あれは飛んでくる氷槍を純粋な動体視力、身体能力で掴み取って片手で無理やり軌道をずらした感じです。そして、そのままもう片方の手で【死の大鎌】をスキル:大鎌(聖級)を使って振るって3人とも一気に倒したと言う事です。



いつか、フィグラを本気で戦わせてあげたい。




遅れたには様々な理由がありますが、一つは原神です。


最近モチベが上がってストーリーを進めて、今スメールにやってきました。

道中の層岩巨淵の上部分が探索率が20数%出したので100%にしました。あと、地下部分は残り3%で100%になります。


そう。原神の推しがとうとう決まりました。


七七です。なので、この前まで鍾離先生欲しいと思ってましたが七七の方が欲しくなりました。

恒常で引くより多分限定ガチャの方が当たりやすいのでピックアップキャラ目的ではなく七七目的で引いてます。


当たって欲しいです。


そろそろ長いか?本編も少し長いのでこれ以上はあれですか。


では、また!!



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