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転生するのなら欲望を!!〜転生後の姿は男の娘〜  作者: 四葉のアミア
第2章 入学後初の行事!
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計画提案

 



 ソシリア先輩に黒仮面を借りたあと、学院内を動き回って殺し回ったのはいいんだけどヒントは得られなかった。二、三人でしか動いてなかったし、運が悪かったのかな……


 でも、とても楽しかったなぁ。だって、会う人会う人みんな出会うと開口一番悲鳴を上げるもん。



「ふふ……ふふふ」


「どうした?フィグラ……えぇと、壊れたのか?」


「少し楽しい事があったんだよね〜」



 どうやら自分でも気づかないうちに笑みが溢れていたようでトーン君が何やら少し引いてるような目で聞いてきたのでそう答えると「そ、そうか」と言ってきた。


 ちなみに今はみんな集合している。だってもう数時間で2日目が終わるからね。夜ご飯は食べ終えました。



「そ、そうか。で、ずっっっと気になってたんだがその黒い仮面はなんのか聞いてもいいのか?」


「これは顔を見られないため用。僕が今日の出来事で顔を覚えられちゃったら後々の学院生活に支障をきたす恐れがあると思ってしまったからね〜」


「それを防ぐためにその仮面?」


「うん」



 本来の理由は今言った事。そして、新しく出来た理由が楽しいからかな?絶対に言えないけど…



「でも、フィグラのお陰で明日行動する場所は決まったな。お手柄だ」


「そう言ってもらえると頑張った甲斐があったよ」


「みんな聞いてくれ。明日はフィグラから共有された場所の点を3グループが手分けして探索。残りが今日と同じ行動だ。フィグラは……どうする?」


「どうしよっかな……僕の計画を聞いて欲しいんだけどいい?」


「ほぉ?」



 今から話す計画は早めに行わないと多分対策されてしまうから出来れば今日か明日やりたい。


 今は情報共有のために全員がこの場に居るから僕は少し声を大きくしてみんなに聞こえるように話し始める。



「実はね〜、今晩他クラスが寝ているところを襲撃しようかな?って思ってるんだけど、どうかな?」



 僕がそう言い終えると、取り敢えず絶句がこの場を綺麗に支配した。そして、最初に話し始めたのはやっぱりと言うべきかトーン君だった。



「当てはあるのか?どこに他クラスがいるのか、とか」


「無いよ?」


『え?』



 見事なシンクロ。百点中満点だね!!あははっ。



「当てはない。でも、見つかるまで探せばいいだけだよね?」


「一個一個扉を開けて確かめる、とか?」


「非効率!」


「じゃあどうやってするのよ」


「探知魔法を持つ僕が共に行くとか?」


「いや、もう既に知っているとか?」


「それじゃあフィグラの当てはない、という発言がおかしくなるだろ」


「なら一体…」


『どうやって?』



 みんなの視線が一気に集まる。


 僕は【死の大鎌】を変形させ、普通のロングソードより少し長いくらいの形にして右手に持つ。そして口を開く。



「ねぇみんな。ルールには破壊行為を禁止するなんて事は一切書かれてないの。そして、僕のこれならこの壁くらい余裕で切れる」


「……まさか」


「そう!誰かが寝ている所に到達するまで壁を切って切って、切りまくる!!」


『……』


「なぁ、フィー………なんだ。割と普通に非効率だと思うんだが」


「きっと大丈夫。それに……半分の目的は他クラスの行動を数時間強制的に禁止させるに加えて、楽しそうだから」


「楽しそう?」


「この仮面を付けて、壁から現れるんだよ?昼間の明るい時ですら悲鳴をあげてきたのに、夜ならどうなるのかという実験だね!」


『うわぁ……』



 ありゃ、ドン引き?



「フィグラは性格めちゃくちゃ良いよな」


「ありがとう!」


「…褒めてるつもりはない、とだけ言っておくが」


「え?」


「でも……フィグラの作戦は成功すれば相手に恐怖とトラウマを最強の爪痕を残す事が出来る」


「割と夢に出るタイプのトラウマだぞ…」


「悪夢ね…」


「でも、この作戦は今晩か明日にしようかと思ってるんだ〜」


「なら早いほうがいいだろ。今日やるべきだ」



 その言葉に他のみんなも肯定してくれてるので僕は静かに安心した。出来たらみんなの負担も少なくしたい。体力的でも精神的にも……特に僕がやる事全ては精神的にくるものばかりだから。



「みんなが寝てから僕は行動始めるね」


「寝ないのか?」


「寝たら意味ないからね!明日のお昼は行動が出来なくなるかもしれないけど、それをする価値はあると僕は思う」


「あぁ、そういうことか」



 慣れないことをするから体調不良を起こさないか心配。今までこういった事をしたことないからね。


 夜遅くまで起きててもやる事ないし……危険だったからね。



「フィグラ」


「ん?」


「頑張れよ」


「っ!……もちろん!」



 トーン君からの応援に僕はそう応えた。



 そして、時間が過ぎて皆んなが寝始めた頃……僕は黒仮面を被り、静かに行動を始めるのであった。







誤字脱字があれば報告の方をお願いします。

この作品は不定期投稿なのでブクマをおすすめします


ーー以外雑談、普通に長い時もあるので見なくても大丈夫。



始まったよ。悪魔が……


最近色んなことをしなくなってきた。というより、アマプラとかで時間が溶けていく。


執筆もゲームもかなりしなくなってきたので困ってます。


後書き書くより、今の流れを維持して続きを書く方がいいんじゃないかと思ったので終わらせます。


では、また!

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