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転生するのなら欲望を!!〜転生後の姿は男の娘〜  作者: 四葉のアミア
第2章 入学後初の行事!
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ヒントとは

ヒントの内容が中々に難しい。簡単にしようか難しくしようか……そして、難しくしようと言うことになりました。

 


「よろしくね。リアネちゃんにキルナ君、それにチイシャさんも」


「えぇ、よろしく」


「あぁ」


「よろしくねー」



 これが僕たちのグループ。

 リアネちゃんは共に天覇の塔に行った仲だし、キルナ君はこの前決闘したし、チイシャさんはこれと言ったことは無いけど、よく話すし仲はいいよ。


 というより、このクラス全体が多分仲が良いと思う。交流を深めるために色々と頑張ったからね。幸いにも表面上で嫌いあってる人は居ないのがよかったね。

 心の方では嫌に思ってるかもしれないけど、それは個人の自由だからね。



「ヒントってのがどういう風に隠されてるのか分からないから、隅々まで探すって決めたけど……中々大変だよね」


「一応俺らのグループは他クラスからのヒント強奪を目的としてるが、その過程でヒントは探すのはいい。だが、ヒントを探すのに時間をかけて他クラスからヒントを奪えなかったら意味が無いぞ」


「両方に力を入れるなんて無理ね。軽く周りを見ながら他クラスを探すとかの方がいいと思うわ」


「探知魔法が出来る人は別のグループにいるから他のクラスの子を見つけるって言ってもかなり大変だと私は思うよ?ただでさえ広い学院に散らばってる他クラスを見つけなきゃいけない上にヒントを持ってるかどうかも分からないんだから」



 そんな風に真剣に互いの意見を出し合いながらも周囲に視線を向けてヒントが隠されてないか探しながら学院内を歩いて行く。



「7日間ってなんでそんなに長いのかな?」



 ふと、チイシャさんがそう呟いた。確かにそうだね。



「それだけ難しいって事じゃないのか?」


「うーん……でも、頑張ったら1日で終わる可能性もあるよね?」


「私としては7日間って事だから、普通に寝泊まりをどうするのかって話なのよね」


「その辺りは何も聞いてないよね」


「自分で考えて行動じゃないか?最初から全部言っても成長の意味が全く無いからな。その辺りは学院としてのあれだろ」



 学院としての、か……なら少しは納得かな?でも、少しくらいは教えてもいいんじゃないの?とは思うけど…


 でと、リアネちゃんの言う通り、寝泊まりやご飯はどうするのか?って話になるね。

 普通に食堂に行ってご飯食べて……そのまま寮で寝る?別にその辺りはダメって言われてないからありなのかな?



「食堂で多分ご飯は食べられるとして、他の人たちも来るから……そこで情報交換とかも可能だね」


「可能だろうな。食堂での戦闘は流石に禁じられているだろう。寝込みを襲うことは分からんがな」


「安全な場所で寝なきゃいけないのね。寮はダメなのかしら」


「いいとは思うが時間のロスが少し発生するな。それならば安全な部屋で寝泊まりする方がいい。寝具くらいどっかにあるだろうからな」



 パッと思いつくのは部室。だけど、あそこはあまり他の人に入って欲しくない。何故なら場所が場所だし中がやばいからね!!



「でも、なんで学院はこういう所まで明確に言わなかったのかな?学院としての、とかじゃなくて」


「自分で考えて行動。不足の事態にも動けるような対応力や思考力……他にも色んなものを覚えさせるためにわざと教えなかったとか?」


「そんな厳しい場所かしら?この学院」


「僕たちの未来に役立つからか、何か起こるからその為に…とか?」


「前者ならともかく、後者は嫌ね。何か起きるって言ったって不安を煽るような事言わないで」


「僕としては天覇の塔の一件があったからね〜」



 僕が体験したあれは全員に話してあるので、それを聞いた3人は納得したような顔をした。



「それに、先輩から聞いた話だと例年だったら天覇の塔でサバイバルをするらしいよ?」


「先生から聞いてない事だな…本当なのか?」


「うん」


「……ならフィーが言ったことにも納得がつくな。天覇の塔でのサバイバルならほぼ全てに対して意味がある。魔物が居る場所でのサバイバル……油断をすれば死ぬ空間で生き残るのか。例年ならそれだが、今回は変わって謎解きか」


「それなら7日間あって細かい所まで言ってくれない所も分かるかな?天覇の塔よりはまだ理不尽じゃないしね」


「まだマシなのかしらね。天覇の塔で生き残るってかなり難しいと思うわよ」


「最初の所だけなら簡単だと思うけど、どうなのかな。どういった事をしたのかまでは聞いてないから分かんないや」



 どっちにせよ僕たちには関係のない事だしね。


 そんな風に思いながら辺りを見渡していると、天井の一部が周りと違う色をしている事に気がついた。



「ねぇ、あれってヒントかな?」



 指を指しながらそう言うと、僕の声に皆んなが反応して同じ場所を向く。


 小さな紙が天井に張り付いている…のかな?



「ヒントじゃないとしても、怪しいだろうな」


「でも、どうやって取るのかしら。高いわよ」


「ここは私が行くね!」



 チイシャさんがそう言い残して壁に向かって跳ぶ。そして、そのまま見事な壁ジャンプを繰り返して天井に張り付いていた紙を掴んでスタッと着地を果たした。



「よっと」


「おぉー」



 身軽だね。元々チイシャさんは身体能力は高いと知ってたけど、三角跳びが出来るとは思ってもなかった。


 僕なら…どうだろ。何回か失敗しそうだけど頑張ったら出来るかな?今度周りに誰もいなかったら試してみよ。



「ヒントっぽい」



 チイシャさんが紙を裏返して見せてくる。そこにはこう書いてあった。



「か?……それで、右下に…7の1?」



 真ん中に"か"の文字が大きくあり右下には数字である7ー1と書かれている。謎だ…



「全くヒントにならないわね」


「単語にすらなっていない……何を表している?」


「こんなヒントばっかりなのかな?」



 ようやくヒントを見つけた。


 そう思っていたのに内容は理解不能。


 ヒントとは?と学院長に問いただしたい気持ちを抑えて、僕たちは取り敢えず入手したヒントの内容を他のみんなに共有し、再びヒント探索と他クラス捜索を続けた。









誤字脱字があれば報告の方をお願いします。

この作品は不定期投稿なのでブクマをおすすめします


ーー以外雑談、普通に長い時もあるので見なくても大丈夫。


7日間+クリア出来ないだろう。って言ったので難しくしました。ヒントね?


まだあのヒントだけじゃ絶対に分からないです。

各グループごとに視点を書いていっても良かったのですが、流石に…か。と思いやめました。


多分フィグラのグループだけしか視点はありません。交流などで他と話すことはあるかもしれませんがね。



7日間と言うことなので寝泊まりや食事は、学院長や先生はあえて言いませんでした(というより、作者が言うの忘れてたのでそれっぽい理由付けました)


まー、どれくらいの長さになるのか不明ですが、そんなに長い章にはならないでしょう。多分…


ゆっくりと書いていきます。作者のモットー的にもね。



ゲームの話もしたい所ですが、これと言った事は無いですね。原神は絶賛、聖遺物厳選中ですし……モラも聖遺物も足りないし…ははは。


てなわけで、次回をおたのしみに。


では、また!!




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