始まったクラス別競争
短めだね
いよいよだね。クラス別競争!
というわけなので、朝から僕たちは大きい広場に集合していた。周りにも沢山人がいるのを見るに、他クラスかな?
雑談で少しうるさいくらいの空間に聞いたことのある声が響く。
「生徒諸君、おはよう。今日は君たちにとって初の行事だね」
皆さんご存知学院長さんだね。
「クラス別競争の内容についてはもちろん知ってると思うけど、期間は最大7日間。その間に僕が出す謎を答えてもらう。最初に正解したクラスが出た瞬間に、クラス別競争は終了する。でも、とても難しい問題だからヒントはあるよ?そう、この学院全体にね」
何度も聞いてきたルールだけど、改めて聞くとやっぱりおかしいよね。
「ヒント一つを巡って戦うのもあり。クラス別競争が行われている間は学院内で戦闘しても大丈夫だよ。それに、傷つけたり殺しちゃったりしても即座に治したり、蘇生したりするから安心安全だね。どういう原理なのかは秘密だけどね」
決闘のあの蘇生システムと同じなのかな?死んだ瞬間に蘇生するってことは……あれ?でも傷は治らないからまた別物なのかな。って、そんなこと考えたところで意味はないんだけどね。
「じゃあ、みんな頑張って考えて答えてね!勝者のクラスには例外はあるけど欲しいものはなんでも一つだけプレゼント!一人一個!」
その瞬間、周りの気配が変わった気がした。やっぱりなんでも欲しいもの一つ、というのが大きいのかな?
かくいう僕も欲しいものはある……あるのかな?生活面では不自由ないし、天覇の塔で戦う上でも防具も武器も必要ないし………これが無欲?
そんな馬鹿みたいなことを考えてると学院長は小さく咳払いを一つしてから告げる。
「では早速始めていこう!!問題です」
さぁ、どんな問題なのか……ドキドキ。
「この世界で一番、最強は誰でしょうか!
さぁ、期限は7日間。ヒントを見つけ答えを見つけて、学院長室までおいで!!よーい、スタート!」
そう言い終わると同時に学院長が姿を消した。そして、訪れる静寂…
「…え、あ…もう、始まって?」
「急げ急げ!!始まってるぞ!!」
「えっ、そんな…急に!?」
「というか、問題の意味が分からないんだけど!?」
バタバタと大慌てで他クラスが散っていく。そして、僕たちのクラスと他クラスの数十名が残った。その生徒達もため息を吐きながらだったり、ブツブツと考えながらゆっくりと歩いていき、完全に残ったのは僕たちのクラスだけだった。
予め開始してもすぐに行動しないって決めてたからね。
「じゃあ、まずはもう一度謎……問題だな」
「この世界で一番最強は誰なのか……だったな」
いつものようにトーン君とガテル君がリーダー的存在になる。あくまで一応なので明確なリーダーは存在しないけどね。
「まず最強というところからだな」
「急いだ方が良さそうだが、この場所にもヒントが隠されてる可能性はある。事前に決めた人数で行動、そしてヒントや試練をこなしていくのは忘れるなよ」
「そうだな。…だけどよ、最強ってのはなんだ?何に対しての最強だ?」
「それもヒントに書いてあると思うが……純粋に全てにおいてじゃないのか?」
「居るのか?そんな奴」
「居ると俺は思う。学院長だって候補に入ってもおかしくない人物じゃないか?」
「……難しい所だな」
「そうだな。よし、みんな決めたようにグループずつで行動。そして、ヒントがあったら共有。最後に、他クラスの奴と出会して、相手がヒントの紙などを持っていた場合は、奪い取るぞ」
そう、奪い取る。だから最初から動かなかった。他のクラスの人たちがヒントを手にするまでの時間を待つまで…
え?卑怯?先生から言われておりません!ルールにも載ってないので合法です。それに、奪われたなら奪い返せだよ?あっ、ちゃんと情報は共有させてもらうから奪い返されたとしても大丈夫なんだけどね。
「じゃあやるか。絶対に勝つぞ!」
トーン君の声にそれぞれが声を上げ、予め決めたグループと共に行動を開始した。
よし、張り切っちゃうぞ!ヒントを持つものは皆殺し!レッツラゴー!!
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この作品は不定期投稿なのでブクマをおすすめします
ーー以外雑談、普通に長い時もあるので見なくても大丈夫。
割と何回か書き直しながら、行事については書いてく…つもり、なので…はい。まぁ、そう間隔は空かないように頑張ります。
ルールに記載されてない?つまりやってもいいと言うこと理論です。
リアルで考えたら常識的に…ってなるので、あまりお勧めはしません。まぁ、それも時と場合によりますけどね。
ゲームの話しようか。
プロセカく〜ん。ヤミナベ、やってんな。
作者は音ゲー下手+速度変化と低速が苦手なので今回のmaster譜面はアウトです。無理です。二度とやりません。extraは楽しいです。
ワツアポより遥かに難しいね〜。あれをフルコンしてる人は本当に尊敬する。最早人間やめてるね。あぁ、それは周知の事実か。
まっ、エンジョイ勢である作者は楽しくやります。
いつか、また…事前に決めたちゃんとした設定やプロット、裏設定などを用意して書き上げた作品を投稿できたらしたいです。一話を約2000字前後で五話まで書いてあります。区切りが付くまでは書いて、ついたら毎日投稿して…って感じかな。
おたのしみに…いつになるかは不明。
そろそろこの辺で締めましょうか。
では、また!!




