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転生するのなら欲望を!!〜転生後の姿は男の娘〜  作者: 四葉のアミア
第2章 入学後初の行事!
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提案

久しぶり〜、後書きがまぁ、長いと思うよ。

 


「やっほー、トーン君」


「ん?おっ、フィグラか」



 部室での出来事から少し落ち着いて……僕はクラスのみんなと仲を深めるために、最近よくみんなが一緒にいる訓練場に行くと、案の定トーン君が居た。



「他のみんなは?」


「メドルとモルダ、チイシャが今は互いに弱点を克服するために戦ってる。他は…数名が天覇の塔で残りは向こうで休んでると思う」


「りょー」



 珍しく多いね。取り敢えず、休んでる人のところに行こう。



「お、いたいた。頑張ってるなぁ」



 少し離れた場所でさっきトーン君が言っていた3人が戦っているのが見える。


 メドル君とモルダ君VSチイシャさんで戦ってるね。2体1なんて……と思うかもしれないけど優勢なのはなんとチイシャさんの方だった。


 メドル君とモルダ君はどちらも魔法を扱うタイプだ。前者は風魔法、後者は火魔法だね。


 純粋な魔法だけなら二人とも僕から見たら強いんだけど……実はどちらも近接戦が全く出来ないという弱点を抱えてる。そのせいでチイシャさんによって劣勢に立たされている。


 そのチイシャさんは治癒と捕縛魔法が得意らしい。そして、なんと近接戦が出来るタイプの人間だ。剣とかではなく格闘だね。



「…あ」



 チイシャさんの右ストレートがモルダ君の顔面に入った。


 チイシャさんの何が厄介なのかと言うと、捕縛魔法で動きを遮るなどの妨害をしたり、ダメージを負っても治癒魔法で回復して殴りかかってくるという点かな。


 現に、先程モルダ君の【火球】かな?それをチイシャさんはモロに食らったけど、次の瞬間には何事もなかったかのように動き…そしてプロボクサーもびっくりのストレートがモルダ君の顔面に入った。



 崩れ落ちるモルダ君を見て動揺したメドル君は襲いかかるチイシャさんの回し蹴りを腹に食らってダウンした。



 うーん…今のも動揺しなかったら余裕を持って避けれたし、モルダ君も即座に両手でガードも出来るくらいの時間はあったんだけど、やっぱり苦手なんだね。と改めて思う僕であった。



 ひとまずそれは置いといて、休んでる皆んなだ。皆んなと言っても見た感じ3人しか居ないね。



「やっほー」


「ん?フィーか」



 フィーとは僕の事を呼ぶのは一人しかいない。その名もキルナ・ポイゾ君。ちなみにフィーというのは僕のあだ名だね。


 キルナ君は薄紫色の髪を後ろで結んでいるので分かりやすい。意外とノリが良く、好ましい人物だとここ1週間で判明した。


 彼は魔法を扱う。その種類がとても珍しく、同時にとても凶悪だ。その名も、毒魔法。内容は言わなくても分かるよね?



「フィグラも来たの?」


「そだよー」



 そう聞いてきたのはシャリアさん。後方支援タイプの人だね。補助魔法--いわばバフを掛けてくれる素晴らしい人物だね。ゲームで例えると…


 キルナ君とシャリアさんと来てもう一人座っている人物であるリアネちゃんに声をかける。



「リアネちゃんー?起きてるー?」


「そっとしておいてあげなさい。魔力枯渇状態らしいわ」


「何したの?」


「なんでも自分が出せる最大規模の水球を圧縮して一気に爆発させる実験をしようとしたらしく、水球を出した瞬間魔力枯渇で倒れたのよ。……馬鹿ね」


「それは、馬鹿だねー」



 リアネちゃんらしいっちゃらしいミスだね。実戦でやったら即座にこの世からフェードアウトしちゃうから気をつけてもらわないと。



「二人はここで休んでるの?」


「そうだな。クラス別競争では他クラスと戦闘になる可能性が高いと言われたから無駄な魔力を使わずに相手を無力化するように頑張っているのだが……中々制御が難しく、魔力が回復するまで休憩と思案をしている最中だ」


「シャリアさんは?」


「私は必要になったら行くだけよ。私の得意な魔法は知ってるように補助魔法だけだから練習するにも相手が居なくちゃ意味が無いわ」


「自分にはしないの?チイシャさんみたいに」


「私がチイシャのように直接戦うなら話は別だけど、戦えないならしないわ。無駄な努力よ」


「そうかな?何が起こるか分からないんだから、自分に補助魔法をかけた状態での動きとかも試しておいた方がいいんじゃない?」


「そうね…………少しやってみようかしら」


「ふぁいとぉ」


「気の抜けた応援方法ね……」


「あはは」


「俺も協力しようか?」


「…どうやって、とだけ聞くわ」



 シャリアさんが警戒を含んだ声でそうキルナ君に言う。まぁ、気持ちはわからんでもないこともないかな。 



「当たるか当たらないかなギリギリを俺が攻めるから、それをチイシャが自分に補助魔法をかけた状態で避ける。当たりそうになれば毒を軽減する補助魔法を掛ければいい。安心しろ、とても微弱な毒だ。当たっても少しピリピリするくらいのな」


「絶対に嫌よ。他の魔法ならまだしも毒は嫌よ。お肌が悪くなるもの」


「…他の魔法でも被弾したら同じだと思うけどな」



 むしろ毒魔法の方がマシ説。

 だって、火魔法とかなら火傷する可能性もあるし、水魔法は濡れるし、風魔法は切れるし、土魔法も怪我する可能性はあるし…その点、毒魔法なら……ん?よくよく考えたら毒も駄目じゃん。

 つまり、シャリアさんの言うお肌にダメージを与える系は駄目なんでしょ?つまり……



「なら僕がその相手をするよ」


「「え?」」


「シャリアさんは要はお肌にダメージを与えたくないんでしょ?」


「そうね。毒なんてダメージそのものじゃない」


「酷い言いようだな……間違ってはないが」


「なら僕が程々のスピードでシャリアさんに攻撃するね」


「………却下よ」


「えぇ!?」



 なんでなのか理由が全く分からない。



「貴方、どういう方法で私を攻撃するつもりなのかしら?」


「え?それはもう、これ」



 死の大鎌を変形させ、大剣の状態で顕現させるとキルナ君は少し目を見開かせて驚いた様子。そして、シャリアさんは…



「ばっ……貴方馬鹿なの!?そんなの当たったらお肌にダメージじゃ済まないわよ!切れるわよ!」


「ちゃんとその辺り考えて振るうから大丈夫!」


「どこからその自信が湧いて出てるのよ!?」



 わーわーぎゃーぎゃー、互いに意見をぶつけ合うことしばらく……やがて諦めたのかシャリアが呟く。



「…貴方達二人以外の誰かに頼めば良い話ね。えぇ、リアネにでも頼もうかしら」


「「えぇ……」」



 そう声を漏らす僕とキルナ君。仕方ないじゃないか…



「うーん……ねぇ、キルナ君」



 シャリアさんへのお手伝いの話も無くなってしまったのでキルナ君にある提案をする。



「勝負しない?」


「勝負?」


「そっ。決闘ってシステム。確か学院のルールにあった気がする」


「…あぁ、確かにあったね。でも、どうして決闘なんだ?普通に模擬戦でも良い気がするが…」


「決闘ならキルナ君の本気が見れる気がするからね!それと、手加減しなくてもいいからかな?」


「……思ってたよりも戦闘狂なんだな。フィーは」


「え?」


「なんでもない。分かった。決闘でもしようか」



 そんな訳でキルナ君と決闘することになったよ!絶対に勝ってみせる。


 あ、でも…【死神の纏い】は使わないよ。使ったらとんでもない目に遭うからね!







誤字脱字があれば報告の方をお願いします。

この作品は不定期投稿なのでブクマをおすすめします


ーー以外雑談、普通に長い時もあるので見なくても大丈夫。


当初の予定に全く無かった【決闘】が行われます。なぜ?


…まぁ、なんとかなりますよ。


クラス全員で20人だけど未だ名前が決まってすらない。…その時になったら出していきますが、一気に出したら混乱するので合間合間に出していきます。



キルナ・ポイゾがフィグラの事をフィーと呼ぶのはまぁ、フィグラのスキルが少し自分と似てる感じがして、親近感を抱いているからです。

毒と死神だね。(フィグラはみんなの前では【死の大鎌】の変形しか使ってないです)



それはそうとして、最近中々執筆時間がないんですねぇ〜。モチベもまぁ、バラバラですが……書けないんですねぇ〜〜。


あっ、ゲームの話したいんですよね〜。


まず、プロセカは……まぁ、特にないですね。音ゲー全般特にないですね。


しかし、原神ですよ。原神。

夜蘭が欲しかったので50連して当てました。そして、また10連分貯まったので引いたらまた出たので1凸になりました。普通に嬉しい。


強い、とても強い……宵宮と組み合わせて蒸発させまくってます。


ストーリもまだ稲妻の最初ら辺なんですが、淵下宮(だっけ?)とセイライ島、とあと一つどこかの場所を探索度100%にしました。達成感!


……あまり長くするとあれですしね。前書きで長くなると思うって言ったけど……この辺で終わらせて書こうかな?


てなわけで…


では、また!!






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