表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生するのなら欲望を!!〜転生後の姿は男の娘〜  作者: 四葉のアミア
第2章 入学後初の行事!
45/84

初行事

ども

…あ、そうか。この話からなんと2章となっています。

 


 ある日の事、こんな連絡がきた。あっ、腕輪にね?


 突然腕輪が震えたからびっくりしたよ。それで、連絡内容というのがね。



 ・3週間後にクラス別競争が行われるので、2日後に生徒は各教室に集合して下さい。無理な場合は事前に連絡を各担任へして下さい。



 だって。クラス別競争?なにそれ?って思ったけど文字通りの意味なのかな?

 確か競争って色んなことを争うとか……そんな…感じ、だった気がするけど覚えてないな。



「取り敢えず、トーン君のところにでも言ってみよかな」



 多分訓練場にでも居ると思うしね。居なかったら…部活にでも行ってみよう。魂魄研究部…うん、覚えてる覚えてる。ソシリア先輩にクラス別競争の事とか聞いてみよっかな?でも、まずはトーン君の所だね。


 僕はそう思いながらテクテクと訓練場へと向かった。
















 居ませんでした。なので僕は諦めてソシリア先輩に会いに行くことにします。あの人、いつも部室にいるからね。…ほんと、住み着いてると言ってもいいほどくらいだよ。











「ソシリア先輩〜。居る〜?」


「…これを、こうすれば……あぁ、違う違う。もう少し調節して…」



 居ました。けれど、何か作ってるみたい。話しかけ…いや、邪魔しちゃ悪いし気配を消して待っておこう。


 こんな時に便利なのが【死神の隠伏】! 学院長レベルの強さを持ってないと見破られないという優れもの。……いや、この前進化個体のオーガにも見破られたから違う気がするなぁ…


 それにしてもソシリア先輩は何をしているのだろう。気配を消したまま近くに行って観察すると、何やらゴーグル?みたいなのを作っていた。なんか付属品がめっちゃ着いてるゴーグルだけど…



 ソシリア先輩はゴーグルのようなものをずっとカチャカチャと何かを弄り、時折手を添えて何かしたりしている。…もしかして、魔道具なのかな?


 確か魔道具を作ることが出来るって言ってたもんね。人差し指の指輪だっけ?ソシリア先輩が作った魔道具なのは。



 そんな事を考えながらジ〜と作業を眺め続ける。そして、ふと思った。

 これ、いつまで続くんだろう…と。



 もう少しで終わるような気がする。けれど、終わらなかったら帰ろうかな……いやいや、ここまで待ったんだから今更帰るのは時間を無駄にした感凄いからもう少し待ってみよう。そんな心境です。



 正直、ソシリア先輩が真剣な顔をして魔道具を作っているこの光景は地味に見てて飽きないし、もう少し耐えてみよ。そして…



「…ふぅ。ひとまず、試作品は出来たと言っておくべきか」


「終わったのー?」


「ぴゃっ!!?」



 終わったっぽいので声をかけたらソシリア先輩は体を思いっきりビクつかせて驚いている。それまぁ、想定内だったんだけど、想定内だったのはその時に出た声だね。



「…ぴゃ、だって」


「ふふ、ふふ………いつ、からそこに居たんだい?」



 ソシリア先輩がコトッ…とゴーグルを机に置いて僕の方に振り向きながらそう言う。…気のせいかな。目から光が消えかかってる気がするのは。



「結構前から気配消して居たよ?邪魔しちゃ悪いかな〜って」


「そうかそうか。そういう気遣いはありがたいけど、声をかけるならまず気配を消さない事をオススメするよ」


「次から気を付けるよ。ソシリア先輩がぴゃって言わないようにね!」



 僕がそう言うとソシリア先輩の目から完全にハイライトが消えた。そして、ポケットから一つの飴玉?を取り出した。



「これは私が作った魔道具の一つで、その名も煉獄飴という代物でねぇ」


「は、はい」


「一舐めしただけでも舌の感覚がおかしくなるほど辛くした特性の魔道具でねぇ」


「ま、まさか…」


「私を驚かした罪、揶揄った罪、恥をかいた罪……君と言う罪人には罰を与えなくてはいけない。そう思わないかい?」


「逃げても?」


「逃げられるとでも?」



 次の瞬間、僕の周囲に障壁が展開された。ソシリア先輩のだ…



「ほぅら、口を開けてごらん」


「ひぃぃ…」



 地獄が迫ってくる!名前的には煉獄飴だから煉獄だけど、地獄が迫ってくる!な、なにか逃げる策はありますか?ヘルプミーー!



「なぁに、そんなに怖がらなくてもいい。ただ…軽く1週間程度は味を感じられなくなるくらいだ」


「怖すぎ!?ソシリア先輩が作ったんだからソシリア先輩が食べるべきだと思います!」


「丁度良い実験体と、実験する口実が先程出来た人物が目の前にいるのならしない手はないだろう?」



 鬼!悪魔!あ、この人悪魔だった……えぇと、本当にどうしようか。このままじゃ僕の大好きな食事がまともに味わえなくなる。それだけは避けたい……はっ!そうだ!ふふ…


 僕はあのスキルに自分の味覚を賭ける!



「わ、分かったよ。ソシリア先輩…食べます」


「聞き分けが良くて助かるよ。舐めずに飲み込んだから体が壊れるかもしれないから舐めるように。さぁ、口を開けると良い」



 聞き逃さない言葉があったけど、一旦無視して僕は覚悟を決めて口を開ける。……あれ?ソシリア先輩が、食べさせてくれるの?まぁいいや。



 パクリ…と煉獄飴を口に含んだ瞬間、僕は舌が味覚を感じ取る前にスキルを発動させた。


 持っててよかった不動スキル!!



 不動スキルのお陰で表情をまったく動かさず、言葉も一切発さない僕にソシリア先輩は首を傾げた。そして、再びポケットから同じ煉獄飴を取り出して眺め始めた。



「失敗作だった?…いや、でもそんな事が……ふぅむ。あれが失敗作となるとこれも同じ失敗作かもしれないねぇ。試しに食べてみよう」



 あ。



 次の瞬間、部屋中にソシリア先輩の絶叫が響いた。そして、後日聞いたら舌がまともな機能をしなかったらしい。ついでに僕も不動スキルを解除した途端にとんでもない痛みが襲ってきて、ソシリア先輩と同じように舌が機能しなくなった。……うぅ。


 本来の目的だった武闘祭について聞くタイミングを完全に失っちゃったよ!!






よろしければブクマや感想などして下さい。

誤字脱字があれば報告の方をお願いします。

この作品は不定期投稿なのでブクマをおすすめします。感想はなんでもいいよ〜


ーー以外雑談、普通に長い時もあるので見なくても大丈夫。



…サブタイ、間違ってるんじゃないかと本文見て思った。


不動スキルは強いですが、後が怖いです。そう、今回のようにね。


実を言うとフィグラ普通にあの場所から逃げる事は簡単でした。


いかにソシリアの障壁が強くても、死神の鎌には耐えられません。しかし、それをしなかったのはフィグラがまだ彼女を信用しきれてなかったのと…忘れていたからです。

割合で言うと0.5:9.5です。


煉獄飴いかぁっすかぁ……一舐めすれば舌が痺れて痛くなる。二舐めすれば味覚が終わりかける。


そして、丸っと一つを舐めちゃえば……あなたの口内、食道、胃、腸……に煉獄が襲い掛かる。


主に拷問用だね。なんのために作ったのか聞きたいくらいですよ。



魔道具なの?って思った人もいるかも知れないけど、魔道具です。辛みを倍増しまくる魔法などなど…一つの飴に色んなことをした結果が煉獄飴です。


魔法によって作り出された飴ですからね。用途は不明。



話は本編から外れて……寒いです。寒波ぁ!消え去れぇ……はい、死んでます。寒すぎです。


そんな日が続く最近、二つくらい途中で止まってた新作を書き出しました。もしかしたらもうちょっとしたら投稿するかも…


例の如くプロットとかはないので数話書いて、ある程度一貫性持たせて……このキャラはこういう感じに…というイメージを固めて、推敲して投稿が一番かな?と思ってるのでしばしお待ちを…



ゲームですよ。…言ったっけ?


プロセカでとうとうmasterフルコン数が120超えたの。皆伝がようやく紫粒に染まりました…あぁ、長かった。


他にも、原神が少しね。

えーと、ようやくまともに武器・聖遺物・天賦を育て始めた作者です。


武器なんて平均20レベとかだったので弱いままでした。聖遺物も12レベとかで、効果内容もゴミなので弱く、天賦も2〜4ばっかでした。そら弱いわ。


なので頑張って秘境を回って、モラ花採取して…頑張ってます。



…眠くなってきたからこの辺で締めます。


次は……いつになるだろうか。まぁ、そう遠くないうちに…


それでは、第二章!!


【入学後初の行事!】編、開幕となります!


では、また!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ