お久しぶりです、女神様
元旦以来ですね。いやぁ、本当に執筆する気が起きなかったですね。
ずっと小説読むかゲームするか、動画見ることしかしてなかったですね
最後の方で視点変更がありますのでご注意を
「ここはどこかな?」
気付いたらここに居た。…うーん、なんでだろう。分かんないや。取り敢えず状況確認のために周囲を見渡そう!
うん、周りが白い。純白って言葉が似合いそうだね。
「…うん?あの神殿…?はなんだろ。わぁ…」
…ずっと眺めていられそうな程に綺麗な神殿が建っていた。もうね、ほんと…語彙力崩壊してるけど、めちゃくちゃ綺麗…
「取り敢えず行ってみよう」
眺めてるだけでも別に良い気がするんだけど、流石にね。
僕は神殿に向かってスタスタと歩いて行く。一歩歩く度にカツコツといい音が鳴り響く。
歩きながら僕はなんでこんな場所に居るのか、その原因を思い出そうとする。
「…確か、天覇の塔にリーフィア達と行って………あれ?そこからどうなったんだっけ」
そこまでは思い出せるけど、そこから先が全く思い出せない。ぼんやりと分かるような感じでもなくて、完全に分からない。…なんでだろう。
「…スキルも使えない?」
死の大鎌を顕現させようとしても発動出来なかった。何かに抵抗されてるのかな?それとも妨害……となると、この場所で襲われたりしたら僕は直ぐに殺されちゃうね。
「…あっ、着いた」
あれ?こんなにすぐ着くような距離だったっけ?もっもあったような気がするけど…
何かがおかしい、としか思えない。けれど、その何かってのが分からない。……不安。
今になってようやく、と言えばいいのかな?目の前の神殿が恐ろしく感じる。
入ったら死ぬんじゃないのか、入ったら後悔するんじゃないのか?と、ダメな方向の考えがどんどん湧き出てくる。
けれど、行かないと何も出来ない…だから、僕は勇気を出して神殿の中に足を踏み入れた。
次の瞬間、視界がパッと変わった。そして、目の前に見たことのある人が居た。同時に僕は、この場所がなんなのかを思い出した。
ここは…そっか。僕が転生を決めた時の場所なんだ…ここで前の僕は消えて、今の僕が生まれた場所なんだって…そう思った。そして、目の前の人物……いや、女神様は僕に気がついたようで微笑みながら語りかけてきた。
「覚えていますか?私の事を」
「はい。お久しぶりです、女神様」
僕を転生させてくれた神様である転生神……名前…名前………転生神だ。
「…私が心を読めるのは覚えてますか?」
うん、若干覚えてる。
感動の再会!?って雰囲気でもないし、ぼんやりと残ってる記憶によると全部敬語で話してたわけでもないし、適当に敬語を使う感じで喋っていこっと。
「…ふふ、ふ。姿形、人格もほぼ変わっているとは言え本質は変わらないのですね」
「ありがとうございます」
「褒めては……まぁいいです。それで、本題にいきなり入りますが何故ここに呼ばれたのか分かりますか?」
「分かんない」
「そうでしょうね。細かいことまで話し始めたら時間がかかるので重要なことだけ先に言いますが、あなたをここに呼んだ理由はユニークスキル、死神についてです」
「そうなんだ。…なんかしたっけ?僕」
「口で説明するより見てもらった方が早いでしょうね」
「?」
何をするんだろ?と思ってたら女神様の前に謎のスクリーンが表示され、そこには黒い誰かと…学院長?が戦っていた。戦ってる場所は……天覇の塔なのかな?ここは。
僕はその戦いを見て目を見開いた。
何故なら、学院長が手を振るうだけで風?か何かが物凄い勢いで吹き、それだけで周りの木々が抵抗することなく地面から一瞬で吹き飛んで壁にぶつかって…粉々になってる。とんでもない威力って事は見て分かる…
一方の黒い誰かは黒い大鎌を自由自在に振り回し、時によく分からない行動を取って学院長と戦ってる。
見た感じでは学院長の方が優勢なんだろうけど、黒い誰かは学院長の攻撃をほぼほぼ見切って回避して、時にカウンターもしてるから……簡単に言うと、とんでもない戦いが繰り広げられてるって事だね。絶対に関わりたくないなぁ…あんな戦いには。にしても…
「黒いの誰なんだろ」
そんなことを呟くと女神様はため息を一つ吐いて呆れるような言い草で教えてきた。
「貴方ですよ?」
「へ?」
「あの黒いのは死神スキルを使った貴方の姿ですよ?」
「うっそだぁー」
「……」
女神様は微笑むだけ。……まさか、本当に僕?あれが?たしかに見覚えのある大鎌持ってるなぁ…とは思ったけど!
…そっか。あれは僕なんだ。そっか…
「…かっこいい」
「…そんな感想が来るとは思ってませんでしたよ」
「そうかな?」
「色々言いたいところですが、時間もあれですので素早く言います。今の貴方はいわば精神体みたいもので、肉体は見ている通り天覇の塔で戦っております」
「うん」
「さらに、今の貴方は死神スキルが暴走してる状態です」
「暴走?」
「詳しいことは今は言わないでおきましょう」
「え?ケチ?」
「なにか?」
「っ…なんでもありません」
殺されるかと思った。ケチって言った瞬間、何か得体の知れない何かを感じ取った。言葉では言えない、感覚的なものを……怖い。
「貴方にはあれを止めて欲しいのです」
「あれを?」
あの暴走しちゃってる僕を?無理無理無理無理。無理ですー。
そんな事を心の中で言っていると、心を読んできた女神様が言ってくる。
「無理ではありません。ここにいる貴方の精神体を肉体に戻した際に、死神スキルを解除しようとしなさい」
「それだけでいいの?」
「はい」
「……分かりました」
なーんか、気になることがあるような無いような……でも、指示に従うしかないんだよねー。
「では、いきますよ」
「へ?」
「カウントダウンだけはしてあげます。3、2」
「もう少しゆっくりしたらダメ!?」
「ダメです。1、0。では、頑張って下さいね。それと、今後はあまりあの能力は使わないようにして下さいね」
「せっかちだなぁー。この女神」
あえて口に出して言う。すると、女神はふふふ…と笑って手を横にゆっくりと振るった。
「ぅっ…」
その瞬間、体が内側からグンッ!と引っ張られる感覚がし、僕の意識は暗転した。
■■
〜学院長視点〜
こんなに手強いとは思ってもいなかった。
風神を発動させても未だ倒せてないなんて……強敵過ぎるね。
目の前の黒い彼…恐らく、フィグラ君だと思うけど。彼は多分スキルが暴走してる状態なんだろうね。それも、死神スキルがね。
神の名を冠するスキルが暴走すると…とんでもない事になるからね。実体験から言わせてもらうとね。
「どうしたものか」
腕を振るって風の塊を放ち近づいてこようとする彼を牽制。彼が振るう大鎌を食らったらその瞬間抵抗も許されずに死ぬ気がする…
にしても、このままでは埒があかない。一気に決めてもいいのだが、最悪殺してしまう。そうなった場合、彼が蘇るかどうかも今は不明だし…流石にその方法は実行に移せない。
一番最高なのはフィグラ君自身が暴走を止める事…しかし、ほぼ無理だと思った方がいい。と、なると…やっぱり僕の手で止めないといけないみたいだ。
そう思って少しばかり力を出そうと思った瞬間、彼の動きが少しだけ止まった。
「ナイスだね、フィグラ君」
フィグラ君も抗っているようだ。
彼が作り出してくれたこの大きすぎる隙は逃さない。
「星の風よ 行け」
風神スキルによって生み出された大いなる風が彼を優しく包み込む。そして、最初は抵抗していた彼だったが、やがてその動きも遅くなっていき…最後には手に持ってた大鎌を地面に落ちて宙に消えていく。
すると、彼が纏っていた?黒い何かも宙に消えていき、中からそれはもうボロボロなフィグラ君の姿が現れた。それと同時に真っ赤だった塔内がいつも通りの姿へと戻った。
「何故今頃?…いや考えるのはまた後にして……にしても、この子は将来が有望だね」
先ほどまでの戦いを思い出しながらそう呟き、彼女の願い通りにフィグラ君を救出し終えた僕は天覇の塔から脱出した。
こうして、天覇の塔で起きた謎の事件は何故こんな事が起きたのか謎を残したまま幕を閉じた。
よろしければブクマや感想などして下さい。
誤字脱字があれば報告の方をお願いします。
この作品は不定期投稿なのでブクマをおすすめします。感想はなんでもいいよ〜
ーー以外雑談、普通に長い時もあるので見なくても大丈夫。
あー、中々思うように細かい内容が書けない。そんな作者です。申し訳ない…いや、マジで。
作者にもうちとばかりの文章力があれば…と思いますね。
話変わるけど新作、投稿したいなぁ…と思ってます。いや、別に中身は細かく考えてないんですよ。タイトルだけ思い付くんですよ。
なので、適当に書きながら…貯めて、ある程度貯まったら短編として投稿してみようかな?と考えております。まぁ、いつになるのなら…
ゲームの話したいですねぇ…
原神君はダメですね。当たりません、はい。でも、ロサリアが後一人で完凸になります。ははは!
プロセカは今、新年という事で毎日無料10連ガチャのチケットが一枚貰えるんですが、えぇと…一体も当たりません。
次にウマ娘、こちらも当たりません。
おいおいおいおい。無料、当たらねぇな。どうなってんだ?
他にも色々書きたい事はあるんですが書く気力が起きないのでこの辺で終わりますね〜。
そして、なんと!あと数話で一章が終わりになります(予定)
今回や前回の本編みたいな視点変更はこれからはあまり無いかな?と思いますよ。あまりやり過ぎるとあれですしね。
三人称で書くのもいいですが、難しいですしね…まぁ、その辺りはなんとか考えますよ。
んじゃ、この辺で…
では、また!!




