超絶番外編:あの頃の、懐かしい記憶
本編がね、書いてたのはいいんだけど…1600字くらい書いてから見返して…「…うーん」ってなって一旦全部消しました!ははっ。
なので、クリスマスだから番外編を投稿します。本編とは多分関係ないです。
「今日は確かクリスマスだっけ?」
朝、起きた時にテレビをつけて見るとクリスマスニュースが流れてきたのを見てそう呟く。
「…クリスマス、か」
まぁ、僕には縁は無い話だね。そもそも相手も居ないしね……心にダメージが。
一応男友達から『一緒に何処かで遊ばない?』ってメールは来てたけど、どうせ人が多くてまともに遊べないことが想像できたので『ごめん、その日は無理』って返信した。
…まぁ、そしたら案の定『女か?』と来たので『いると思う?』と送ったら『思わない。まっ、遊べないなら大晦日は?』と少し、ん?と思う返信が来たけどスルーして僕は『大晦日は可』と返信。
で、大晦日に会って遊ぶことが決まって、さらにそこから約1時間ほど話して会話が終わった。
それが3日前の話。そして、その日から今日、クリスマスの日までの間誰からも連絡は来てない。仕事はあったけど、誘いも無し。はははっ!!
「んまぁ、休みだし外出もしない予定だし……だらっとしよっかな」
そう呟いてからベットにダイブしてスマホを触ろうとする。すると、その直前にメールの通知音が鳴って少しびっくりする。
「誰だろ?」
公式かな?と思いながら開けて見ると、そこには公式アイコンではなく別の人から一件のマークが表示されていた。
その人物の名前は三根 愛紗。まさかの女友達…いや、僕にとってなんていうのかな?
保育園から高校まで一緒だった、幼馴染兼腐れ縁の部類の人って言えばいいかな?でも、高校卒業して以降、不思議と連絡する事が少なくなっていき今回のコレを除けば最後に連絡したのは約2年前かな?まぁ、それはさておき、なんて送ってきたのかな?
…彼女の事だから『どうせクリスマスボッチよね?』って馬鹿にしてくる可能性がなきにしもあらず……覚悟しとこう。
しかし、そんな覚悟は必要なかったね。
何故なら、届いたメールに書かれてた内容は『久しぶり。で、今って暇?』の単語にして三つ。
「…まぁ、暇っちゃ暇だね」
最初に久しぶり、と打って次に言葉にした事と同じ文字を打ってから返信する。すると、すぐに既読が付いて返信が来る。
『遊びに行っていい?』
「え?」
遊びに…って、え?いや、まぁ…いいけど…うーん…
『別にいいけど、いいの?』
『なにが?』
『いや、まぁ…いいよ』
『そう。じゃあ、玄関前まで来てるから開けて入るわよ?』
「はぁ!?」
くっそ、こんな奴だったよ。懐かしいなぁ…って、場合じゃなくてまだパジャマから着替えてすら居ないんだけど!?
僕が『ちょっと待って!?』と返信するよりも先に玄関がガチャッと開いて、彼女は現れた。
久しぶりに見る愛紗の顔は少し大人っぽくなっており服装もとても似合っている。そして、外はかなり寒いのか顔と手が少し赤い。それと、その右手に持ってる重たそうな袋はなんですかな?…まぁいいや。にしても、懐かしいなぁ…ほんとに。
そんな事を思ってると愛紗は僕の方を見て片手を上げて挨拶してきた。
「来たわよ」
「うん、いらっしゃい。っじゃなくて!!玄関前まで来たのならそう言ってくれればいいのに!」
「少し驚かそうと思ったからね。それより、中に上がっても?」
「いいよ。外は見る感じ寒かったようだからね、早く上がって暖まるといいよ」
ここでダメ、なんて言えるわけがない。ただでさえ高校までの間…僕より愛紗の方が色んな意味で格上だったから逆らったら大変な目に遭うと分かってるし、それ以前に寒そうだしね。
僕は部屋の暖房の温度を少し上げる。
「ふぅ、外はとっても寒かったわ……それと、久しぶりね。翔也」
「久しぶり、愛紗。…で、なんの用?」
「酷いわね。折角来てあげたのに」
「君が勝手に来ただけだけどね?」
頼んでもないのになぁ、勝手に玄関前待機してるんだから。…はぁ、でもこういう奴だしなぁ。なんでもいいけどね。
口ではこう言ったけど気持ち?としてはなんとも思わない。それは愛紗もきっと分かってるはずだね。
「悪い?」
「いや、まったく?」
「ならいいでしょ?……っはぁ〜、炬燵あったかいわねぇ。あとは、もう少し広かったら最高ね」
「…狭くて悪かったね」
一人暮らしなんだから狭くていいじゃん。広い所を借りても寂しいだけじゃん。…あ、そういえば着替えてないや。
「ねぇ、愛紗」
「ん?」
「着替えたいからこっち見ないで」
「女子か」
「見られたくないだけ」
「それを……なんでもないわ。分かったわ、炬燵の中に潜り込んどくから着替え終わったら言って」
「分かった」
危険だけど、大丈夫でしょ。
そんな事を思いながら僕は着替えを取り出して着替えていく。
寒いから先に靴下を履く。次にズボンだね。そして、上の服を脱いで襲い掛かってくる僅かな寒さに身震いしてると視線を感じた。
嫌な予感をしながら後ろ斜め下を見るとそこには生首だけの愛紗がニヤニヤ顔でこちらを見ていた。
僕は踏み潰してやろうかな?と思いながらササッと服を着て着替えを完了させる。そして言う。
「見ないでくれる?」
「案外男らしい体してるのね」
「男だからね」
…個人的には男の娘っぽい姿になりたかったけどね。まっ、もう諦めてるけどねぇ…
「ふ〜ん」
「よいしょっと。…あ、ごめん」
「痛い、ちょっと蹴らないでよ」
「意外とこっち寄りとは思わなかったんだよ」
まさか炬燵に入った瞬間足が愛紗の体に当たるとは思わないじゃん。って、確認しなかった僕が悪いんだけどね?
「動くから待って……いいよ」
「どうも」
「「っあぁぁ〜〜」」
あったかい……足を入れて体も首元まで完全に炬燵の中に入れて頭だけ外に出す。ちなみにすぐ隣には愛紗の顔があるね。近いなぁ…
なんとなく愛紗の方を見ると目が合いました。ゾクっとしました…何故かって?うーん、本能かな。
そんな馬鹿みたいな事を考えてると愛紗はニヤリと笑った。…なんだろ?と思った次の瞬間僕の足に何かが触れた。
「っっ!!?」
ビクッとして思わず頭を上げてガンッ!!と勢いよく炬燵の角に頭をぶつけて悶絶する僕。それを見た愛紗は爆笑しだした。
「あははははっっ!!ふふっ、ふふふふっ……そ、そんなに…ひひひっ、驚く事ないじゃん」
「っっ〜〜!!!」
涙が…ぐすっ……痛い…
「ありゃ…涙出てるじゃん。そんなに痛かった…いや、痛そうだったわね。……私が悪くなるじゃん」
「どう考えても、君が悪いよ。ずずっ…」
「…ごめん」
「いいよ、痛かったけど」
「じゃあお詫びに」
そう言って再び僕の足に愛紗が触れてきた。再びビクッとしたものの今度は頭をぶつけることはせずに落ち着いてその正体を確認しようとすると、今度は炬燵からニュルッと出てきた愛紗の両手が僕の顔をむぎゅっと、とまでは行かなかったけど挟み込んできた。
流石の僕も少しは不満があるので言葉に出す。
「…ねぇ」
「なに?」
「怒るよ?」
今もさぁ、足をうざいくらいに絡めてくるし。流石の優しい男、と言われた僕でも怒るよ?
そう思いながらその言葉を口にすると愛紗はふふっと笑った後にパッと手を離した。…足も離して?
「…ねぇ、翔也」
「なに?」
「怒った?」
「少しね、うざいなぁ…とは思ったけど」
「そっか……そっか。あっ、そうそう。ちゃんと飲むためのお酒とか買ってきたから飲も?」
「夜?」
「うん」
「いいよ」
あの重たそうな袋はお酒だったんだね。納得納得。
「あっ、それとね」
「まだあるの?」
「一番大事な事を言い忘れてたよ」
「?」
なんだろ。飲むためにお酒は買ってきたけど後でお金頂戴とかかな?愛紗なら本当に言いそうだなぁ…
大丈夫、お金には余裕はある!と思って微かに身構えてると愛紗は口を開いて言う。
「メリークリスマス!!」
「!!…ふふっ、なるほどね。メリークリスマス、愛紗」
なーんだ。僕の杞憂だったね。良かったよかった…
「今日は飲んで騒いで泊まってくからよろしく」
「へ?」
「だから服とパンツ貸してー」
「あるわけないだろ!!」
前言撤回、やっぱ愛紗は愛紗だったよ。
でも、その日の夜は飲んで騒いで…疲れたけどとても楽しい時間を過ごせた気がした。そして、来年も予定が暇で覚えてたら同じ事をしようか、と話し合って愛紗は帰った。
来年は覚えたら少しは用意しよっかな?
そう思っていたが、僕は次のクリスマスを愛紗と一緒に迎えることは出来なかった。
よろしければブクマや感想などして下さい。
この作品は不定期投稿なのでブクマをおすすめします。感想はなんでもいいよ〜
ーー以外雑談、普通に長い時もあるので見なくても大丈夫。
ちなみに、翔也のフルネームは上島翔也です(一話参照)
※二人は付き合ってないですから勘違いしないように。ただ、距離感が長年の付き合いのせいで狂ってるだけです。
クリスマスネタがねぇ、書きたかったから書いてみたんだけど、転生後の世界でクリスマスネタは書けなかったので転生前のネタを書きました。そして、見返して思いました。ラブコメかな?と、ね。
まぁ、愛紗は今後番外編で登場したりするのかな?分かんないや。…あーでも、大晦日や新年ネタで何かしら書きたいなぁ…とは思ってるのでもしかしたら登場するかもしれませんね。
クリスマス…か。まぁ、作者には縁がないやつですね。当然ですね。
この前友達が彼女とだっけな?忘れたけど女性とクリスマスイブかクリスマス当日に何処かに遊びに行くって言ってて、それを聞いた作者は「…大変そうやね」と言いました。
妬み…とかではないですね。ただ単純に感想を述べただけですので。
遊ぶとかならまぁ、別に予定さえ合えばいいんですが…クリスマスやで?んなもん、人が大勢居て遊ぶにも遊べやんことになるのは分かってる事ですからねぇ…そりゃ、そんな言葉も出てしまいますね。
まぁ、そいつが楽しいのなら俺はなんでもいいんですがね。自分とは関係のない所で楽しくやってるんで、はい。
話は少し変わるけど作者は彼女と言う存在が今すぐ欲しいとは思いません。あれ?この話、前にもしたっけ?…まぁ、いいや。
でね、何故かというと普通に大変そうやなぁ…と思うからですね。
第一に彼女に気を遣って色々しないといけないですし、人によっては遊びに行くのは当然、寝る前の長電話などなど…普通に大変そうです。まぁ、好きだからそれは許す。ってのが普通なんですかね?知りませんが。
まぁ、作者の場合はこんなこと言ってますけどそんな相手が出来たらまず大抵の願いは叶えるんじゃないでしょうかね?そりゃ、高い代物を買って、だとか県外に遊びに行くだとか…そんな事は断りますかね。記念日うんぬんとかなら考えますが、普通の日とかにそれは無理ですね。
みんなはどうかな?
いろいろ話したいことが沢山あるんだけど、それ書いたらやべぇ文字数になりそうな気がするので分割して書こう。次の後書きも多分長くなるんじゃないかな?
ちなみに次は本編の話ですよ。ただ、前書きでも言ったように全部書き直してるので時間かかるよ。あと、予め言っておくと苦手な三人称視点で書いてるので尚更です。難しい。
ゲームの話をしたいです。
えぇ、まずは原神君。やっと将軍がやってまいります。およそ50連分で当てます。無理だと思います。でもやります。
次にニューラルクラウド。イベントの試練6を無事クリア。嬉しい。
次にプロセカ。てめぇ、やりやがったな?iPhone12 miniにはめちゃくちゃ厳しいやべぇ譜面がやってきました。最低でもコンテニュー2回しないと無理です。タブレット欲しい。
extraは楽しいですがね、マスターはダメ。
あと、最近またウマ娘をダウンロード。前回のデータ引き継ぎをしました。…容量が「うがぁ…」となってますが、諦めます。
そろそろ長い?…仕方ないか。んじゃ、この辺で。
では、また!!




