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転生するのなら欲望を!!〜転生後の姿は男の娘〜  作者: 四葉のアミア
第1章 学院新入生!
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生き残って、みせる

久しぶりさん

最後の方、なんか雑かな〜?と思いながら投稿

 


 僕はここに向かってくる気配を感じ取った。



「一旦気配を消してみよう」



 後ろは先程閉まったばかりの入り口…つまり壁だね。背水の陣はしたくないから僕は気配を消すために、死神の隠伏を発動させた。



「…少し移動しよ」



 ゆっくりと歩くように移動し終えた数秒後、地響きがした。



「地震?…いや、違う?…………わぉ」



 遠くの方から一体の魔物が歩いてきた。

 その魔物の体は簡単にいうなら熊に似てる。ただ違う点があるとしたら一般的な熊より二回りくらい大きい体躯で二足歩行で歩いてきてるって事かな?そいつが、一歩を歩くたびに地響きが鳴り響いてくる。


 どう考えてもこの層にいちゃいけない魔物ってのは一目で分かる。でも、なんでこんなところに居るのか疑問に思った。


 いや、原因は一つかな?

 この、真っ赤になった層に閉ざされた入り口。そして、あの時聞こえた謎の声。多分全部が繋がってるはず……



「夢だったらいいなぁ」



 そんな事を思わず呟いてしまう。だってさぁ、仕方ないじゃん。


 僕だって逃げられるのなら逃げたかったし…でも、レネさんと二人きりで閉じ込められたら多分、終わってたんじゃないかな?

 あの熊らしき魔物の一撃なんて、掠っただけで弾け飛ぶと思うし、レネさんは気配とか消せそうになかったし…


 そう考えたら僕の判断は危なかったけど良かったのかな?投げ飛ばしたことね?



「さて、と……はぁ、頑張ろう」



 生き残る、もしくは狩り尽くす…それしか僕に出来ることはないからね!さぁ、やってこー!









「…とはいえ、とはいえ、とはいえ〜〜」



 どうしたものかな〜。


 まず、あの熊を倒すとして……その後どうしよっかな?うーん…



 およそ十数秒ほど考えた僕は一つの結論に辿り着いた。



「よし、その時考えよう」



 行き当たりばったりってやつだね!

 後々のことを考えて行動することは得意じゃないしね。それに、今の状況的にそんな事をしても役に立たない気がするしね。



「行動開始っと」



 一人で気合を入れる。そして、三つのスキルを発動させる。

 一つ目は不動、二つ目は無情、三つ目が死神だ。


 不動と無情で完全に心を殺す。感情すらも殺すこの二つで、怯えや恐怖、不安などの感情全てを殺す。でも、これには弱点がねぇー。


 死神スキルーー【死の大鎌】を顕現させる。



「……」



 足に力を込めて、一気に地面を蹴って入り口付近で鼻を動かしてる熊の背後へと接近。そのままジャンプして真上から大鎌を振り下ろす。


 頸から股まで大鎌の刃が通り抜ける。しかし、傷は一切ない。


 次の瞬間、熊の魔物は壁に向かって倒れ込む。そして、壁にぶつかったあとにずるずると滑り落ちる。


 魂を刈り取った感覚はした。こいつは死んだ。



「次」



 感情を感じ取れない声で僕は呟いた後、気配を消しながらスタスタと真っ赤に染まった天覇の塔内を歩いていく。








「………」



 見つけた魔物は軒並み死神の隠伏で気配を消し、後ろから死の大鎌で斬って魂を刈り取った。


 これで6、残りは何処にいる?


 僕は倒れ伏した魔物を一瞥すらもせずに、歩く。歩く……歩いていく。


 見つけた魔物の魂を刈り、探索、狩って、探索、狩って、探索、狩ってーーー





 ◆◆



「…………ぁぁ」



 そう小さく声を上げる。それと同時に不動と無情のスキルを解除する。



「……やっぱり、危ない組み合わせだなぁ」



 あの二つのスキルを使ったら感情が無くなるんだよね〜。他にも何事にも動じなくなるし、恐怖などの感情もさっき言ったように無くなるから格上の相手でも普通に立ち向かっちゃうんだよね。


 止めれたらいいんだけど、あのスキルを使ったらなんていうかな……僕じゃなくなる?そんな感じがするんだよね。歯止めが効かない…っていうかなんていうか、そんな感じ。


 他にも弱点はあるよ。


 痛みが無いという事だね。


 体って限界迎えたりしたら痛みを発するじゃん?他にも怪我した時とか。でも、それすらもスキルの影響で無くなっちゃうから本当に危ないんだよね〜。


 例えば急に心臓をグサっ!てやられても痛みはなくただ血が流れ続けるだけだから気付かぬうちにコロッと死んじゃう事だってありえるからね。こわいこわい。



 だから、あまり使わない。使ったとしても一つだけ…今回は念のために二つ使ったけどね。


 あんな魔物の前で少しでも恐怖感じて体が動かなかったらそこでアイルビーバッグだもんね。…違う?なら、ユアーデッドォかな?



 そんな事は置いといて……この辺りの魔物は全員倒し終わったのかな?厳密には刈り取ったのかな?だけど…



「……ありゃ、靴が」



 少し歩こうと思って歩き出したら違和感を感じたので見てみたら靴底が少しめくれかけていた。

 足を揺らしてみたら連動するようにめくれかけている靴底も微かに揺れる。…あ、さっきよりもめくれちゃった。



「どうしよっかな」



 ここが何処なのかも正直な所分かんない。何回か階段を登ったから上の層って事は分かるけど……うーん。



 ……うん、やっぱりあのスキルダメだね。僕以外の何者かが僕の体を動かしてる感じがするし。



「…どうしようもないかな」



 死神の隠伏を使って入り口付近まで戻る。それが一番良さそうだね。……少し、体が痛いなぁ。筋肉使い過ぎた感じかな。



「…ててっ……よし、行こっっっ!?」



 ぐっと背伸びをして歩き出そうと思った瞬間、嫌な気配が真横に突如現れたため咄嗟にガードした。その瞬間、ガードした腕が何かが折れるような音と共に体全体にドンッ!!と重い衝撃が走り、僕の体は勢いよく真横に吹き飛ばされた。



「っっあぁぁぁ!!」



 ッダァァン!!と勢いよく僕の体は壁にぶつかった。その衝撃で肺の中の空気がカハッ…と口から出て行く。次に僕の口から出たのは血だった。


 バチャッと音を立てて僕の血が地面に広がる。



「…ぁぁ、ゴホッ…ゴホッ……な、なに?」



 遅れてやってきた強烈過ぎる左腕の痛みと体全体の痛みで今すぐ泣き叫びたいけど、僕の本能かなにかがそれを許さなかったのか、僕の口から出た言葉はそれだった。


 よろよろ、と視界が安定しない状態で体を起こす。そして、目の前に何かが立っているのが分かった。



 徐々に視界が安定し、そこに居た何かも分かった。



「な………」



 そこに居たのは1匹のオーガ。

 体は引き締まっており、しかもデカい。さらに、その眼から感じ取れる殺意と体から放たれている思わず怯んでしまう程のオーラ。



「お、オーガの進化個体」



 僕の言葉を理解しているのかどうかは知らないけど、オーガはニヤリと笑った。



「嘘、でしょ?」



 進化個体……確か、魔物が長年生きたり、大量の魔力を吸収したり、沢山の魔物を食ったりする事で強さが圧倒的に上がる魔物の事だったはず。


 今目の前に居るのはオーガの進化個体。

 明らかに僕より格上の相手…さっきの1発。それだけで死にそうになったんだよ?



「……うっ」



 少し体を動かしただけで激痛が走る。


 目の前のオーガは僕の方を見て立っているだけ。隙は一切見当たらない…それに、僕の予想が正しいのならあれは知性を持ってるんじゃないのかな?



 そんな事を考えていると、オーガが構えをとった。


(は?)



「……やる、しかな…いのかな」



 僕は死の大鎌を顕現させる。それを見たオーガはどこか嬉しそうだった。…うん、やっぱり知性を持ってるね。 


 次の瞬間、オーガから今まで感じ取ったことがないくらい強大な殺気と圧が僕を襲った。



「死んで、たまるかってんだよぉ」



 だから、僕は全力で行く。



 そう思いながら僕は、【死神の纏い】を発動させた。




よろしければブクマや感想などして下さい。

この作品は不定期投稿なのでブクマをおすすめします。感想はなんでもいいよ〜


ーー以外雑談、普通に長い時もあるので見なくても大丈夫。


進化個体。まぁ、その数はあんまり多くないです。別の呼び方を言うならユニーク個体みたいなもんです。


世界にはその強さから二つ名を冠する進化個体がいるとかいないとか…


ゴブリンの進化個体はものによります。強いものもあれば弱いのもいたり…まぁ、おいおいね。



最近、執筆意欲っていうんですかね?それがあんまり起きない。ゲームに夢中なんですよ。


原神は…特にない。

音ゲーは、今は特にないかな?


最近やってるゲームはニューラルクラウドです。あと、まおりゅうも時々。


ニューラルクラウドはもうね、キーが足りない。圧倒的にね。

ついさっき、イベントステージの試練6をクリアしました。いやぁ、強かったわ。

イベント限定の記念アイテムを手に入れたいからガチった結果約数日で作戦能力が約1万5千くらいあがりました。


ニューラルクラウドは楽しいよ。キャラも可愛いし、ガチャ排出率も悪くない、ゲーム性も作者的には好み。神ゲーだと言っておきます。



もう眠いのでそろそろ終わろうか。

次話はまったく執筆してないから時間がかかるよ〜。どんなこと書こうかな〜。まっ、お楽しみに


では、また!

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