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転生するのなら欲望を!!〜転生後の姿は男の娘〜  作者: 四葉のアミア
第1章 学院新入生!
36/84

リーフィア達と天覇の塔

久しぶり〜

いやぁ、最近執筆しよっ。っていう気持ちが起きないんですよね〜。まぁ、自由なので作者としてはなんだっていいんですが。

 




 翌日、時間通りに僕は天覇の塔の前に向かった。


 どこにリーフィアが居るのかな?と思いながら探して見知らぬ二人の男女と話してるのを見かけて僕は近寄る。その途中でリーフィアが僕の視線に気づいたのかこっちを振り向いた。そして、手を振ってきた。



「おはよー、リーフィア」


「おはよう、フィグラ」


「そちらの二人が昨日言ってた人?」



 男の子の方は腰にポーションを4本差してて、武器は杖かな?魔法士だね。そっか、リーフィアと同じクラスってことは魔法士だもんね。……ん?


 嫌な予感がするけど、一旦無視してもう一人の方へと向け、どんな武器を持ってるのかな〜?と思い見ると…女の子の方は、いや……女の子の方も魔法士だった。


 え、あ…近接出来る人もしかして、僕しか居ない?………うん、頑張ろう。大変そうだなぁ…


 一人で軽く絶望してると二人が自己紹介を始めた。



「初めまして、僕はシュア・ヒーティア。これから共に天覇の塔に行く仲間として、よろしく」


「うん、よろしく!ヒーティア君」


「私はレネ。あなたがリーフィアの口かむぐっ…」


「レネー?」



 何か言おうとしていたけどリーフィアが物理的にレネさんの口を塞いだ。むぐむぐ言ってる。

 僕はあはは、と小さく笑いしながら返事を返す。



「よろしく!レネさん」


「ぷはっ……よろしく。それと、リーフィアいきなり何するの?」


「自分で考えて?……じゃあ、メンバーも揃ったし天覇の塔行きましょ」



 リーフィアの提案に僕たちは頷く。



「なら行こっか」



 リーフィアが動き出し、僕たちもついて行く。そして、僕とリーフィア、シュア君、レネさんの合計四人の天覇の塔攻略が始まった。



 ◆




 やっぱりチームのバランスというものはしっかりと考えないとダメなんです。

 何故そう考えてるのか?って、それはもちろん近接戦闘が出来る人が僕しか居ないからかな?



「はっ!」



 いつものごとく死の大鎌を変形させて今回は二振りの双剣にしている。そして、それらを振るってスパスパッと目の前のミニウルフを斬る。


 首元が斬られて血がダラダラと溢れ出る。だけど、次の瞬間には灰となって地面に積もった。そして、再び僕は足を動かし、他のミニウルフへと向かう。


 今、僕たちがいるのは6層目。この層はミニウルフが多いけど、焦らずに対処していけば楽勝な階層なんだけど…



「数が多いっ…」



 ミニウルフの寝床を刺激したのかなんなのか分かんないけど、今僕たちと敵対しているミニウルフの数は既に灰と化した個体も含めて20数匹。


 この数のミニウルフが襲ってきた瞬間、僕は後ろの3人に後ろの方を3人で守りながら戦って、と伝えた。その結果、



「そっちお願い!これで終わりだよ、火球!」


「分かった、水槍」


「フィグラ!こっちは後少しで終わりそう!そっちは?」


「大丈夫だよ〜。少し数が多くて嫌になるけど、それより魔力とかは大丈夫?」


「私は大丈夫、でも」


「僕はまだ少し余裕はあります!」


「私はキツイ」



 どうやらこのミニウルフ達を倒したら、帰らないとやばそうだね。

 魔力が枯渇とまではいかなくても、魔法一つ撃てないレベルに魔力を消費してしまったら……正直なところ足手纏いになってしまう。それに、それで死なれたら目覚めも悪いしね。



「やっ!」



 黒剣…じゃないや。

 黒双剣の一本をミニウルフに向かって投擲する。刺さったかどうかを確認せずに残ったミニウルフへ突撃。

 真正面から噛みついてこようとする狼ちゃんの眉間に頭蓋ごと貫くようにもう一振りの双剣を突き刺し灰にする。

 灰が地面に積もるよりも前に剣を引き抜き、背後から襲いかかってきた狼君の顔を一閃する。パックリと上下に分かれて灰になったのを確認した僕は、ここでようやく投げた双剣の結果を確認する。



「よしっ、終わりと」



 灰に一本、聖剣かな?と思っちゃうくらいに垂直に突き刺さってる双剣を引き抜く。死の双剣だから聖剣とは真反対な感じするけど…


 そんな事を考えながら戦闘の音が消えた後ろを見ると、リーフィアもシュア君もレネさんも座り込んでいた。そこから少し離れた所には灰が積もってたのを見た僕は終わったのかな?と思って少し周りの気配を探る。

 僕はお兄ちゃんみたいに探知魔法とかは持ってないから感覚だね。正直当てにならないけどね?


 数秒ほど探ってみたけど、多分居ないかな?


 それを確認した僕はリーフィア達に近づく。



「お疲れ様、みんな」


「さ、流石に疲れたな…でも、お疲れ様、フィグラ」


「お疲れ様です。それと、魔力がもうほとんど残ってないです。あと、1発2発魔法を放てるかどうか」


「私は、もう無い…」



 魔力が無いのはレネさんで、無いに等しいのがシュア君だね。リーフィアはまだ残ってる感じなのかな?それと、魔法って一回放つのにどれくらい魔力を消費するのかな?今度誰かに聞いてみよ。



「じゃあ、そろそろ帰ろうかな?と思ってるんだけど大丈夫かな?」


「私は大丈夫」


「僕も同じです」


「私も」


「なら灰の中から魔石とあったらドロップアイテムを回収しよっか」


「少しだけ、休憩したい。魔力を少しだけ回復したい」


「それなら私の魔力分けるよ?」



 リーフィアが手を差し出しながらそう言った。魔力って分けられるの?

 そんなことを疑問に思ってるとレネさんがこくりと頷きリーフィアと手を繋いだ。



「お願い」


「任せて」



 そう言ってリーフィアは目を閉じた。それが十数秒続き、二人は手を離した。…え?今の時間に魔力を分けたの?何にも見えなかったなぁ。


 …でも、うん。どちらにせよ魔力を分け終えたらしいから早く行動に移そう。またミニウルフが襲ってきたら面倒だしね。



 僕はその事をみんなに説明した。そして、行動を開始した。




 ◆◆




 魔石とドロップアイテムを回収し終えた僕たちは入り口付近までやってきた。


 かなりの量が取れたのでみんな嬉しそうだね。もちろん、僕もその一人。



 ここまで来たら安全なので僕たちは雑談をしていた。


 雑談内容は色々あったけど、今は僕の黒双剣が話題の中心だよ。



「これは…詳しくは言えないけど僕のスキルだよ」


「私も初めて知ったなぁ」


「真っ黒…何で出来てるんだろ」


「気になる」


「僕もよく分かってないけどね〜」



 あんまり詳しくは言えないけど、ある程度の事には答えるつもり。


 皆んながジックリと僕の黒双剣を眺めていたらリーフィアが恐る恐る触れようとしていた。



「危ないよ?」


「大丈夫、ちょっと刀身に触れるだけだから」



 なら大丈夫かな?と思って、リーフィアが刀身に触れようとしてるのを見てると突然、真横の草むらががサッ!!と音を立てて揺れた。



「ひゃぁ!?っいたっっ…」



 驚いた拍子に手がブレて、微かに刃の所に掠ったのかリーフィアの指の先端が少し切れて血が垂れていた。僕は慌てて黒双剣を解除して消し、リーフィアの心配をする。



「リーフィア、大丈夫!?」


「大丈夫…このくらい直ぐに治せるから」



 そう言ってリーフィアは切れた部分に手を(かざ)した。次の瞬間、何やら光が溢れてリーフィアの傷がゆっくりと塞がっていく。やがて完全に傷は見えなくなった。



「治癒魔法?」


「そうだよ。治癒魔法、こう言う時にとても便利だよ?」


「そうなんだ。…あと、ごめんねリーフィア。怪我させちゃった」


「ううん、あれは私が悪かったからフィグラは謝らないで?」



 リーフィアの言葉に僕は、でも…と返そうとした瞬間……それは起こった。


 先ほどまで明るかった周囲が、一気に赤くなった。急激な色の変化に目が少し痛みを発したけど、直ぐに慣れて状況を理解するために思考を動かした。



「な、なに…」



 リーフィアが固まってそう呟く。他の二人も無言で、周囲を慌ただしく見ている。


 入り口までは少し遠いけど、走れば数分もかからずに着く距離。いや、でも無闇に動くのはもしかしたら危ないかもしれない。今がどう言う状況なのか分からない……走るべきなのか、止まるべきなのか…


 そんな思考をしていると今度は謎の声が響いた。



 [ーーのーーー知ーましー]



 途切れ途切れで聞き取れない。だけど、次の声は嫌になるくらい鮮明に聞き取れた。聞き取れてしまった。



 [これより天覇の塔内部にある人物全員を処分]



 それを聞いた瞬間、僕は叫んだ。



「みんな、走って!!」


「「「っ!!?」」」


「早く入り口に!」



 それを聞いてみんなは走り出した。僕もそれに続く。


 先程の言葉……処分と言っていた。間違いなく殺しに来る。ならば早くここから脱出しないと。


 やばい…と焦りながら足を進めて、入り口が見えてきた。そして、シュア君、リーフィアがそれを抜けて残りは僕とレネさんだけ。僕はみんなが大丈夫かどうかを見るために少し後ろで見てるけどレネさんの動きが少し遅い。でも逃げられる、大丈夫…


 そう安心してたらまた声が聞こえた。



 [入り口を封鎖します ご注意を]



 そう聞こえたと同時に入り口がどんどん狭まっていく。



「嘘でしょ!?」



 僕は思わずそう叫んだ。果たしてこのまま走り抜けられるのか?…いや、なんだ簡単な事なんだったなぁ。やるしかないか。



「レネさん、ごめん!!」


「えっ、きゃっ!?」



 僕はそう叫びレネさんを背後から思いっきり投げ飛ばした。レネさんは叫びながら塞がっていく入り口の隙間を見事吸い込まれるように通った。そしてほぼ同時に入り口は封鎖された。…隙間から微かに衣服が見えてるのがその証拠だ。


 レネさん…きっと怪我しただろうなぁ、乱暴すぎたかなぁ…大丈夫かな?


 そんな心配が僕の頭を埋め尽くす。そして、それらの思考を今は考えないようにする。


 僕が今考えるべきは…



「…生き残らないとね」



 ただ、それだけだ。






よろしければブクマや感想などして下さい。

この作品は不定期投稿なのでブクマをおすすめします。感想はなんでもいいよ〜


ーー以外雑談、普通に長い時もあるので見なくても大丈夫。



物語は動き始めるーー


最後の方が少し雑かな?と思ったけどGOサイン出しました。ヨシ!


魔法士3名+近接1名。……まぁ、フィグラだからいけたところもあるね。あと、敵が弱かった。


あと、最後のところで「フィグラとか普通に逃げ切れたんじゃないの?」って思ったかもしれませんが、フィグラは皆んなの後ろを走っていました。

距離はまぁまぁありましたが、普通に走ったら直ぐでしたが、レネが魔力をリーフィアより貰って動けはしたんですが…彼女はまぁ、みんなより走るのが遅かったんですよ。

フィグラはそんな彼女を追い越さないように後ろに居ましたが、そこに「入り口閉めるー」のあれ。

咄嗟にフィグラに出来たのは投げ飛ばす事。なんとしてでも彼女を逃す、という優しい所ですね。まぁ、タイミング間違えたら完全に終わりですが。


実は、最初の方では投げ飛ばす、ではなく蹴り飛ばす、だったんですよ。

「…流石に、やめるか」との事で、やめて投げ飛ばす、にしました。



今日はゲームの話はしないけど、リアルの話しよ。


つい先日、友達と遊びました。映画館行って、ラウンドワンでボウリングしたりして、夜ご飯で焼き肉食べました。

映画は転スラです。…えーと、マジで泣きそうになりました。冗談抜きで、泣きそうだった。

ボウリングはえーと、作者が下手すぎた。そして、翌日にね、無事筋肉痛ですよ。

焼き肉、美味しかったです。沢山食べました(友達の方が)


お金かなり使いました。それでも、その子とたった1日、遊べただけで満足でした。

最高の1日になった、そう言える程楽しい時間を過ごせたと、作者は思いましたね。そして、解散して家に着いた瞬間に訪れる虚無感。

「あぁ、もう終わったのか。…つい1時間前はまだ遊んでたなぁ…」などなど。



と、まぁ…そんなところですね。

作者が小説を半ば趣味・暇つぶしで書いてるのを恐らく誰も知らないので、この文をその子に見られたら爆散しますね。余裕で。



…んじゃ、この辺で終わりにします。次はゲームの話するねー



では、また!



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