学院に入学してから何気に初めて?
最近寒すぎ。
部活は終わり、少しだけ物語は進むはず。
とはいえ、今回は日常回
それは部活に入部してから約一週間ほど経った日かな?
幼馴染のリーフィアと学院で出会った。
「あ」
「あっ、てなに?」
「あ、いや…リーフィアだなぁって思っただけかな?あと、久しぶりー」
「久しぶり、フィグラ。会いに行こうにもここ、広すぎるのよ……」
「それはそうだね」
「ねぇ、フィグラ。今度いつこの学院内で出会えるか分からないから指輪コンッてしよ?」
「いいよー」
リーフィアの指に嵌められてる指輪と自分に嵌められてる指輪を互いにコンッとぶつけてから地図を確認。目の前に点が表示されてるのを確認したリーフィアは嬉しそうに笑った。
「これでよし」
「そうだね。…僕たちが会うのって学院に入学してから何気に初めてだよね?」
「そうね。…こうして、久しぶりに会ったんだから今日は一緒に行動しない?」
「いいよ〜。リーフィアはいいの?」
「うん、大丈夫。それより…どこに行く?」
「うーん……実はまだご飯食べてないから食堂でいい?」
「いいよ。行こっか」
そうして、僕とリーフィアは雑談をしながら学食を食べるために食堂へと向かった。
◆
「そういえばフィグラってどんな風に学院を過ごしてるの?」
「ん?」
「…食べながら喋らないでね?」
僕はコクリと頷きモグモグと食べている料理をしっかりと噛み、味わうことを優先した。美味しいね!
しっかりと味わってから飲み込んだ僕はリーフィアの質問に答える。
「僕はねー、自由に過ごしてるかな?興味がある授業があったら受けたり、クラスの友達と訓練場で模擬戦して、汗かいた後にゆっくりと共同の大きな風呂に入ったりしたり、天覇の塔に行ったり……自由に過ごしてるよ」
「楽しそうね」
「とっても楽しいよ。飽きるなんてないし」
あっ、言い忘れたけど部活もあるしね!…でも、最近分かった事があってソシリア先輩は結界魔法と魔道具作り以外は本当にダメダメだって事だね。本人の名誉のために言わないけど……うん。
「リーフィアはどうなの?」
「私?」
「うん」
リーフィアって学院をどんな風に過ごしてるんだろ…やっぱり真面目に魔法の訓練?鍛錬とかしてるのかな?
予想しながら待ってるとリーフィアの返答が返ってきた。
「私はずっと魔法関係の事ばっかしてるかな?」
「やっぱり?」
「やっぱりって何?」
「予想と合ってたからね。やっぱりそうなんだ〜って思っただけ」
「そういうことね。で、私は試験で魔法が使える事を知ったって言ったよね?」
「うん」
「でも、知っただけで使い方は知らないから一から学んで途中って言った所」
「頑張ってるんだね」
「もちろん。最近ようやく中級まで扱えるようになったのよ」
「それって凄いの?僕は魔法分かんないからね」
「私にも分かんないのよ」
「先生になんか言われたりしないの?」
「褒めてはくれてたけど……それは他の人にもやってたし…」
「そうなんだね。…でも、リーフィアが凄いって僕は思ってるよ?」
僕がそう言い終えてパクリとご飯を食べ続ける。モグモグしながらリーフィアの方を見ると彼女は「ふふっ」と笑ってから口を開いた。
「フィグラがそう言ってくれるのは嬉しいなぁ。…あ!ねぇ、フィグラ」
急に声を上げて僕の名前を呼んできたので、なんだろう?と思いながら口に含んでるものを飲み込んでから「なに?」と聞き返すと、リーフィアはある提案をしてきた。
「一緒に、天覇の塔行ってみない?」
「へ?」
何言うんだろ?と思ってたらまさかの天覇の塔に行かない?というお誘いだった。
ご飯食べた後に運動ーーどちらかというと殺し合いだねーーかぁ……と思いながら僕はリーフィアに質問をする。
「二人で?」
「流石に二人は厳しいんじゃない?だから他にも何人か一緒に行こうって思ってるよ」
「ならいいよー。二人だけって僕はやったことが無いけど複数人なら大丈夫かな?結構高いところ目指すつもり?」
「ううん、私は初めてだからそこまで行かないかな」
「僕も8層目までしか行ってないからそれ以上はちょっと不安かな?」
敵の強さは普通に勝てる程度だとは思うけど、油断禁物。例え、死んでも蘇る天覇の塔だとしてもね。……まぁ、それ以前に死ぬのは嫌だなぁ。
「なら決まり。行こっか」
「え?今から?」
「ううん、明日。あっ、私のクラスの友達でもいい?」
「いいよー」
「その子の予定とかもあるから明日にしてもいい?」
「うん、僕は暇だし大丈夫」
「ありがと、フィグラ。なら私はもう行くね?」
そう言いながらリーフィアは席を立った。僕はそれを見て聞いた。
「もう行くの?」
「うん、早めに言っておいた方がいいしね。寂しい?」
「明日会うし寂しくはないよ?ただ、行動早いなぁ…って思っただけ」
僕がそう言うとリーフィアの顔に一瞬だけ影が差したような感じがしたけど直ぐにいつも通りに戻った。…気のせいかな?
「…そう。それじゃあ、明日天覇の塔の前に集合でいい?」
「時間はー?」
「お昼ちょうどでいい?」
「うん、それでいいよー」
「ありがと。私は行くね、また明日」
「うん、ばいばーい」
場所が場所なので小さく手を振るとリーフィアも小さく手を振り返しながらタッタッタッと小走り気味に走って行った。
リーフィアを見送った後、僕は心の中で明日楽しみだなぁ〜とワクワクしながら残ったご飯を食べ続けた。
よろしければブクマや感想などして下さい。
この作品は不定期投稿なのでブクマをおすすめします。感想はなんでもいいよ〜
ーー以外雑談、普通に長い時もあるので見なくても大丈夫。
本編は……こいつら、ナチュラルに手繋いでやがる、だと…!?です。はい。
他に語る事、最近執筆する事が少ないですかね?まぁ、最初は暇つぶし、今は半分趣味&思いついたら、で書いてるんでそういうもんかもしれないですがね。
小説書いて食ってく!とか、絶対人気になるんだ!!という気持ちは無いですね。一番最初の頃は少しあったかもしれませんが、今はもうないです。
自分の書きたいように書き、物語を広め、その過程で見る人が増えていく。それの繰り返しです。…まぁ、広めすぎた結果、収拾がつかなくなって作者自身何書いてるのか分からなくなった作品が一つあるんですがね。
他にも、やる気が出たら書くって言った作品も書いてないですし…その割に新作のアイデアはポンポン浮かぶんですよ。謎ですね。
これくらいか?話すこと、もしかしたらあるかもしれんが今は話す気分じゃないかな(そういう気分です)
ゲームは
まおりゅうというね、ゲームをまた始めたんですよ。原初の紫ちゃんが作者は一番推しなのでそのためだけにまた始めました。
…ふふふ、合計リセマラ時間約4時間くらい。総合計ガチャ数、数百連。
闇ガチャ…と作者は思いました。でも、最後は当たりました。
結果よければ全てよしな作者です
さて、今回はこの辺で終わります。
では、また!!




