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転生するのなら欲望を!!〜転生後の姿は男の娘〜  作者: 四葉のアミア
第1章 学院新入生!
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だからなに?

書くなら早めに書こうと思ったし、頭にこんなん書きたいって浮かんでたから書いたよ。ははっ!


説明多めなので、多分、恐らく…後書きで簡潔に纏めます。



 


 ソシリア先輩は自分の種族を悪魔だと明かした。同時に、世間的には嫌われて種族とも言った。



「さて、私の種族は悪魔だが君は私をどう思う?」


「どう思うって……どうとも思わないよ?それ以前に、悪魔ってなんか翼だったり角があるって聞いたことあるんだけど」



 そう言いながらソシリア先輩の頭を見るけど角とかは見当たらない。……ボサボサだなぁ。ちゃんと整えたら綺麗に見えるんだろうけど……後でそれとなーく伝えてみよっかな。


 僕の視線に気付いたのか彼女が言う。



「あぁ、なるほどねぇ。翼は仕舞えるとして、角は魔道具で隠してるのさ。別に隠さなくてもいいけど、なんとなく、と言ったところだろうか」


「へぇ〜。魔道具付けてるんだ。買ったの?」


「流石に買うとなると無駄な出費になるから自作さ」


「えっ…」



 じ・さ・く!!?凄すぎ…



「そんなに驚く事かねぇ……これでも魔道具の自作なんて余程複雑じゃない限りすぐに出来る事さ。あぁ、ちなみに角を隠してる魔道具はこの指輪になる」



 そう言って左手の人差し指に嵌められてる綺麗な指輪を見せてきた。……これを作ったんだ。



「さっきも言ったようにこんなので自分の種族を隠すような真似をしなくてもいい。けれども、悪魔の本当の姿と言うのは醜いものだからねぇ………だから、嫌われてるのさ」


「…僕は、悪魔というものを見た事がないから何にも言えない……でも、一つだけ言える事はあるかな?」


「それはなんだい?」


「だからなに?」



 僕がそう言うとソシリア先輩は少しだけ目を見開いた。さらに僕は言葉を続ける。



「ソシリア先輩が悪魔で、それがどんなに醜い悪魔でも、だからなに?だからなんなの?

 例え、先輩の本当の姿が今の姿とかけ離れてる姿だったとしても僕は怖がらないし、距離も取らない。だって、どんな姿になっても先輩は先輩だもの。

 僕の考えを上手く言葉に表されないけど、僕はそう思ってるかな?」



 そう言い終えるとソシリア先輩は頬を小さく掻いた後に「ふふふっ」と笑った。

 …ねぇねぇ、今の頬を掻いたのってもしかして嬉しかったの?とても聞いてみたいなぁ……でも、聞いたら嫌な予感するからやめておこう。うん。



「君はどこか他の者とは違うねぇ……」


「…そうかな?」



 一瞬、転生うんぬんの事か!?と思っちゃった。バレてないよね?



「私が今まで会ってきた者はそれなりに居た。種族も年齢もバラバラ、それなりに親しくなった者もいたが……種族を明かした途端、徐々に距離を取られていったよ。思えば、あの時の顔というのは少し引き攣っていたのかもしれないねぇ」


「学院に来てから?」


「もちろん来る前さ。その頃、私は生まれた里には居なくて普通に色んな種族が住む街に居て、そこで友達となった者は居たけど……今はもうその子が何をしているのかも知らない。

 学院に来てからは……最初は良かった。入学してから約半年間は…」



 なにやら気になる言い方。そして思った。ソシリア先輩って意外と闇深いのでは?と…



「少し話は変わるが、君は悪魔について何か知ってる事はあるかい?」


「え?…うーーん。分かんない」


「…少しは勉強した方がいいと思うよ。今はそんな事じゃなくて、悪魔はある一つの事に特化してる者がとても多い」


「一つの事?」


「そう、例えば剣を扱うのに長けたもの、火魔法に長けたもの、水魔法に長けたものなど、戦闘に関する事に長けたものや。逆に、物作りに長けているものなど……一つの事なら他の者より優れているのが悪魔さ」


「それって凄いね」


「しかし、それ以外の事はてんで出来ないのさ」


「…一点に特化したせいで、他の事が出来ないって凄いって思ったけど不便なんだね」


「不便さ。しかし、例外も居る」


「例外?」


「時々複数の事に長けた悪魔も生まれたりもする」


「複数の事に………じゃあ、ソシリア先輩はどうなの?」


「私かい?」



 話を聞いた通りならソシリア先輩も何かに特化してるって事だよね?…まず間違いなく生活関係には特化してないね。うん。



「……君、失礼な事考えてないだろうね?」


「…まっさかー」


「後で少々罰を与えるとして…」


「え」


「私が特化してるのは障壁魔法と魔道具作りさ」


「二つ!?」


「二つと言っても障壁魔法と魔道具作りだから、そんなに凄いことではないのさ」


「障壁魔法も凄いし……あっ、だから魔道具を自分で作ったって言っていたんだね」



 障壁魔法は簡単に言うと障壁を貼ったりするものだね!そのまんま!しかも、汎用性が高い。

 物理耐性に特化してる障壁や魔法耐性に特化してる結界、純粋に硬い障壁などなど……戦闘で言うならサポートに特化してる



「そういうことさ。研究には向いているから私からしたら最高の二つさ」


「障壁魔法って研究に向いてるの?」


「どちらかというと魔道具作りだねぇ……時々失敗して爆破する時に障壁魔法で障壁を張って怪我するのを防いでるのさ」


「…ちゃんと活躍してる」


「活躍してもらわないと私としては宝の持ち腐れになるから意地でも活躍の場を与えてるようなものだけどねぇ……」


「そうなんだね」


「そんなところだねぇ……話は変わるが、罰のお時間だ」


「えっ!?」



 冗談と思ってたのにほんとにやるの!?


 僕が驚いて硬直してると、ソシリア先輩の手にいつの間にか球体上の何かが乗っていた。そして、本人は先ほどまでの柔らかい雰囲気から一転、ワクワクしてる雰囲気がホワホワと出てる。…ホワホワ?気にしないでおこう。



「そ、それはなに?」


「これは私が作った捕獲用のボールだよ。動物や人、魔物も捕まえる事ができる万能魔道具なんだけど、実験相手が居なくてねぇ…?おっと、どうやら丁度いい所に実験相手がいるじゃないか!」


「にっ、逃げても…いいかな?」


「罰も含めてるのを忘れてる訳じゃないだろうねぇ?」


「うぐ……」



 甘んじて食らうしかないね……うん。



「少々強めに投げないといけないのが改善点だが、まずはちゃんと作動するのか確認だねぇ…それじゃあ、投げるとしようか」



 ソシリア先輩が捕獲ボールを持ったまま振りかぶり……そして、



「そぉあぁぁ!?」



 何故かコケた。


 ズルッとコケて、ゴンッと思いっきりぶつかった。その拍子に手に持っていた捕獲ボールが手を離れて空に浮いた。そして、「あたた…」と言いながら起きあがろうとしているソシリア先輩の背中にガスッと音を立てて落ちた。


 次の瞬間、捕獲ボールが見た目はゴムっぽいロープかな?それに、変形してソシリア先輩の体を雁字搦めにした。



「なぁっ!?」



 突然のことに驚き、やがて脱出しようとジタバタし始めたソシリア先輩を見て僕は呟いた。



「……悪魔が一つの事に特化してて、他のことはてんで出来ないってこういう事なんだね」


「しみじみと言ってないで私を助けてくれないかなっ!?」



 部室内にソシリア先輩の悲鳴が響き渡った。




 ちなみに、ちゃんと助けました。でも、思ってたよりも手強くて2時間くらいかかったよ。終わった頃のソシリア先輩はまるで死人みたいだったね。












よろしければブクマや感想などして下さい。

この作品は不定期投稿なのでブクマをおすすめします。感想はなんでもいいよ〜


ーー以外雑談、普通に長い時もあるので見なくても大丈夫。



【悪魔】

いわゆる一点特化な種族。しかし、時々ソシリア先輩のような二つの事に特化してるなど、複数特化も居る。特化してる事以外は本編の最後を見たら分かる通りポンコツ。



と、まぁ…こんな感じですね。

ソシリア先輩にはまだまだ秘密があるようですが……まだ、明かしてないようですね。(…どんな秘密にしよっかな)


○--<(2時間後のソシリア先輩の姿)


本編の話を少しだけしよう。

フィグラは相手が誰であろうと、どんなに目を背けたくなるような姿をしていても、普通の人なら近づきたくもないような存在でも関係ないです。

全員、同じ目線で接しようとします。(年上の人とかには敬語は使うけど、本質としては同じ)


優しくて、可愛くて、相手が嫌がらないかぎり誰であろうと仲良くなろうとするーーそれが彼、フィグラです。これは、前世も影響してます。



…さて、本編話はここまでにして作者の学生話……か。


作者は自分でも自覚してるけど小学生がクソガキでしたね。悪ガキ?どちらでもいいか。

よく、友達が座ろうとしてた椅子を引いてました。マジで危険な行為なのでやめましょう。

悪ふざけばかりしてましたね〜。小学生だから仕方ないか…


中学に上がった頃は落ち着きはしました。同時に勉強が終わってました。数学の関数グラフとかその辺り赤点取ってましたね。いやぁ、あの頃は馬鹿過ぎた。


そして、中2の終わりか中3の頃にラノベを知り、(底なし沼に)ハマりました。


卒業、高校へと入学。

前期の試験のみで滑り止めを受けてなかったので落ちたらやばかったですが無事に合格。


…やはり、緊張しましたね。高校生。同時に、感傷的な気分に浸ることが多かったです。

人によっては保育園の頃から、小中と一緒のクラスの友達だったせいですかね。いきなり知らない人しか居ない空間に放り込まれたせいで寂しかったのかもしれない。…自分でも分かりませんがね。


高校生になって手に入れたものは完全なる落ち着き、失ったものは分かんない。ただ、自分から話しかけるのはマジで苦手な隠キャと化した。友達は普通に居たよ?

…それと、周りの奴らが馬鹿&うるさ過ぎてストレスえぐかったよ。マジで……はぁ。


少し内容変えて…

実は作者、明確に○○が好き!という感覚になったことはないです。つまり、初恋?はまだですね。


○○が好きなのかな?とはなったことはありますが、よく考えて「違うかな?」となりましたね。



…あー、なんじゃこの暴露話。

やめだやめ、この辺で終わりー。ちなみに、高校の成績は普通に上位でした。



…ふぅ。


では、また!!







  




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