表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生するのなら欲望を!!〜転生後の姿は男の娘〜  作者: 四葉のアミア
第1章 学院新入生!
28/84

成果は上々

ハロハロー、戦闘スィーンがあるよ。そして、ほんのちょびっと残酷描写あるよー。ほんのちょっとだけ。

句読点58文字かな?


少しタイトル変更しました。

旧題『転生するなら欲望を!〜男の娘になって周りの性癖を無自覚破壊〜』

これから

『転生するなら欲望を!〜転生後の姿は男の娘〜』


 


 最初に動いたのはクガヤさんだった。


 逆手に持った小太刀を構えながらミニウルフへ接近していく。


 ミニウルフは突然のことに一瞬だけ行動が遅れた。その一瞬でクガヤさんは距離を詰めて小太刀を振るい、喉の辺りをスパッと斬る。



「キャ……」



 喉を切られたミニウルフは鳴き声を上げる途中で絶命し、パタッと地面に横倒れた。斬られた喉からは血がドバドバと溢れ出て地面に吸い込まれてった。

 次の瞬間、ミニウルフの死体は灰になった。全身が、そう灰に。


 これも天覇の塔内部でのみ起こる現象らしい。倒した魔物は基本的に魔石と体の一部を残して灰になる。体の一部っていうのは魔物によって異なるけど、角だったり爪だっだり、毛皮だったり、内蔵だったりなどなど…なんでも魔力が他よりも集中してる所が残るらしい。


 灰になったミニウルフも魔石と体の一部を残してるはずだけど灰に埋もれてれるのかな?見えない。…っと、それよりクガヤさんがやってるんだ。僕もやらないと…


 仲間が一匹殺されたミニウルフは一斉に僕たちに飛びかかってきた。



「行くよ?」



 飛びかかってくるミニウルフ達を見ながら、僕は別にミニウルフが言葉を理解してるわけじゃないのになんとなくそう伝えてから地面を蹴った。


 死の大鎌を変形させて作った真っ黒な片手剣ーー死の黒剣をミニウルフの牙が僕に届く前に、その剣を振るう。


 牙と真正面から剣がぶつかったのにも関わらず、特に硬質な音は立たずにスパッと死の黒剣はミニウルフの口内から耳の後ろにかけてスパッと切断した。


 切断面から血だったり、脳みそだったら、脳漿かな?そんなものが出てきそうになるがその前に体が灰になって地面に積もった。


 僕は続けて剣を振るい、2匹のミニウルフを斬って灰に変える。それと同時に背後からリアネちゃんの声が聞こえてきた。



「氷槍!はっ!」


「キャンッ!!」



 その声が聞こえた瞬間、僕の視界の端に居たミニウルフの胴体に氷で出来た鋭く尖った槍が突き刺さり、同時にミニウルフの悲痛な声が聞こえる。

 氷槍の長さ自体はそんなにないけど先端から徐々に太くなっている。


 貫通まではいかなくてもかなり深くまで氷槍が突き刺さったらしく、その体が灰になってサラサラと地面に積もった。



「はぁ!」



 次にトーン君の声がガギンッ!という音と共に聞こえてきた。


 見てみればトーン君の片手盾にミニウルフが噛み付いていた。


 ミニウルフの噛む力は強い。だけど、トーン君の盾を破れるほど強くはなかったようだね。

 隙だらけとなったその胴体にトーン君がもう片方の手に持ってる片手剣で斬りつけた。


 斬りつけられたミニウルフは灰となって下に落ちる。そして、僕達を襲ったミニウルフは全滅した。それを確認した僕達は一息ついて武器をしまう。



「よし、皆んなお疲れ様だ」


「お疲れ」


「お疲れー」


「お疲れ様ね」


「それじゃあ魔石と部位を回収して…今日はこの辺にしておこう」


「「「了解!」」」



 皆んなが周囲を警戒しながらミニウルフの灰の中から魔石と魔物の一部を取り出す。僕も同じように灰の中に手を突っ込んで取り出す。不思議な事にこの灰は手に付かないし、サラサラとしてて思わず遊んでしまいたくなっちゃう。この灰の正体が魔物だと知らなかったね……



「魔石はっけーん。オーガより小さいね」



 灰の中に小さい石ーー魔石を取り出して僕はみんなに聞こえないように呟く。

 ミニウルフの魔石は綺麗な水色に近い白色をしている。ちなみに僕が結構前に倒したオーガの魔石は水色だったよ。


 魔石はよく知らないけど白に近いほど安く、水色、青色、藍色、黒色と色がどんどん暗く濃くなっていくほど高く売れる。でも、色が濃い魔石を持つ魔物は色の濃さに比例するかのような強さを持っているらしいね。


 つまり、ミニウルフの魔石はもうほとんど水色に近い白だったけど、オーガの魔石は水色だったからオーガの方が強いって事になるね。



「あっ、これは爪かな?」



 灰の中から鋭く尖った爪が一つ出てきた。


 これは魔物の一部かな?ドロップアイテムみたいだね。これからそう呼ぼっと。

 こういったドロップアイテムは日常品だったり、武器だったり防具だったり、魔道具だったり…色んなものに使用されている。…僕?僕はそんなの持ってないしなぁ〜。欲しいとは別に今のところ思わないし…また機会があったら見に行ってみよっかな?


 さてっと…次の灰、次の灰。


 僕は魔石とドロップアイテムを腰につけてる布袋に入れて他の灰の所へ行った。



 ◆




「僕の方は終わったよー」



 灰の中から魔石と牙を拾って、布袋に仕舞い終えた僕は立ち上がりながらそう言う。



「おーう、こっちもだ。二人はー、ってもう終わってる様子だな」


「あぁ、回収済みだ」


「こっちもよ、これが魔石なのね…綺麗ね」


「リアネちゃん、食べちゃダメだよ?」


「食べないわよ!!私をなんだと思ってるの!?」


「冗談だってば」


「フィグラってば、私にだけ失礼じゃない?」


「そんなことないよ?」


「…絶対違うわよね?トーン君やクガヤさんと全然違うじゃん」


「んー、そうじゃなくて…リアネちゃんだからかな?」


「え?」



 僕がそう言うとリアネちゃんは目を丸くして軽く驚いたような顔をした。少し面白い、と思いながら僕は言葉を続けた。



「リアネちゃんって何言っても良い雰囲気あるし、そんな信頼があるからかな?」


「ふーん……まぁ、取り敢えず許しておくわ」



 若干嬉しそうにしてるリアネちゃんを見てトーン君とクガヤさんが呆れてるようななんていうような…そんな時そんな顔をしている。



「…まぁ、いいか。さて、全員そろそろ帰るか」


「「「了解」」」



 こうして僕達は天覇の塔から帰る事になった。意外と楽しいところだったね!





 天覇の塔から帰還した僕達が最初に向かったのは換金場って呼ばれてるところだった。

 ここでは天覇の塔内で入手した魔石やドロップアイテム、植物や鉱物などなど…様々なものをお金に変えてくれる学院…いや、ニューラルで過ごす上で必要不可欠な所だよ。そのため、換金に来た僕達以外にも沢山の人が居て賑わっている。


 僕はそんな人たちを観察しながら皆んなと天覇の塔で集めた魔石やドロップアイテムを換金しているのを待っている。




「ーーーーそして、最後にミニウルフの魔石が6個に爪、牙、毛皮に尻尾も合わせて6つですね。これで以上でよろしいでしょうか?」


「あぁ」



 終わったみたい?



「分かりました。では、こちらが換金額となっています。銀貨11枚と銅貨が64枚となります」


「一つ聞きたいけど…これは換金額としてはどうなんだ?高いのか低いのか?」


「そうですね……初めて天覇の塔に登ったパーティということで見るなら高い方ですね」


「なるほど……ありがとうございます」



 換金が終わったらしい。トーン君が僕達の方にやってきた。



「待たせた。さて、銀貨11枚に銅貨が64枚という結果になった」


「へぇ、凄いじゃないの」


「そうだな。銀貨が数枚手に入ったら良い方だと思っていたが」


「意外と多かったね。…僕はまぁ、聞こえてたけどね」



 少し話は逸れるけど、この世界でのお金って普通に食べ物を買って過ごすだけなら銅貨だけで十分らしい。あくまで、豊かな国を基準にした場合だけどね?このニューラルは基本的に物価が安くて銅貨だけで十分な食べ物が買える。武器や防具、魔道具、家具とかになってくると銀貨や金貨が必要になっちゃうけどね。


 そう考えたら銀貨11枚って凄いね!あっ、でも…



「分配するって言ってたけど、どうする?」


「そこなんだよな…一人最低で銀貨2枚は分配出来るが、3人だけ3枚で残り一人が2枚と銅貨64枚になってしまうが…」


「それなら私が2枚の方でいいぞ」


「私もそれでいいわよ?」


「ふむ……」



 クガヤさんとリアネちゃんがそう言ってトーン君が顎に手を当てて考え込む。でも、クガヤさんとリアネちゃんが2枚の方を選ぶくらいなら、



「僕がその銀貨2枚と銅貨64枚でいいよ?」



 僕がそっちを選んだ方良いはずだね。とはいえ、流石に理由は述べないとね。



「まず、クガヤさんは元々お金が欲しいって言ってなかった?なら銀貨3枚を受け取るべきだと思うなぁ、リアネちゃんはわざわざ授業を受けるのをやめて手伝ってくれたんだから銀貨3枚を受け取って?トーン君はこのパーティのリーダーで指示とか頑張ってくれたんだから。そうなると、僕がその銀貨2枚と銅貨64枚を受け取るべきだと思うなぁ」



 事実、僕だけこれと言った事はしてない。ただ魔物を倒しただけ。

 お金が少なくなってきたって言ってるクガヤさんに手伝いに来てくれたリアネちゃん、リーダーとして頑張ってくれたトーン君が少ない方を受け取るなんて僕はおかしいと思うしね。



「いや、フィグラ殿だって率先して魔物を倒してくれたではないか」


「それが僕の役目だったからね。トーン君はどう思う?僕が少ない方を受け取るべきって思ってるんだけど」


「フィグラはそれでいいのか?」


「もちろん、特にお金には困ってないしね。こうやって楽しく皆んなと一緒に天覇の塔に行けただけで満足してるし」


「そうか……なら、そうするか」


「はい、それで決定だね!」



 3人とも少し納得が行かない顔をしてるね。みんな優しいね。それじゃあ、取り敢えず。




「みんなお疲れ様!」


「おう、お疲れ様、ゆっくり休んでくれ」


「みんな、助かった」


「私も、意外と楽しかったわ」



 とっても楽しい一日だったなぁ〜。ふふふっ。


よろしければブクマや感想などして下さい。

この作品は不定期投稿なのでブクマをおすすめします。感想はなんでもいいよ〜


ーー以外雑談、普通に長い時もあるので見なくても大丈夫。


少し↑の内容変えてみた。☆評価のやつ消したよ。何故かって?まぁ、理由は特に無い。

ただ、この作品って不定期投稿だからブックマークをお薦めするのは当然のことだし、感想に関しては何でも良いため。そうなると☆評価…?ってなったので消した。受け付けてないって訳じゃ無いけどね。


それはさておき、感想のなんでも、は…そうだね。この物語の感想や疑問、作者に対する質問だったり、世間話だったり…なんでもだね。雑談目的で質問しやすいためにログインせずとも感想書けるようにしてますしね。あと、そういう雑談とか質問は後書きにて取り上げることもあるかもしれないので嫌な人は【追記】とかって書いて一言書いてください。



さて、そろそろ本編の話をしよう。

今回はまともな戦闘シーン。ただ、相手がトーンも言ったように弱いので油断させしなければ一方的な戦いになります。

余談だけど、フィグラに関しては武器は持ってないので(スキルで生み出すから)身軽。防具も今は持ってない。そのため、半分荷物持ちと化してます。



話は飛んで天覇の塔から抜けて、換金しに行って、どう分割する?の所。

これは、フィグラの優しさが出ました。元より前世の頃から超絶って訳でもないですか、善人ですので自分が少し損しても全然気にしない。むしろ、他の人が幸せになってるから嬉しい(フィグラ曰く)


まぁ、作者も似たような人ですね。善人ではありませんしね。自分で自分を善人って言える人はすごいです、えぇ。本当に、ね。

それはさておき、実際に似たような現場になれば作者は遠慮しますね。受け取らず周りの人にあげるタイプの人です。みんなはどうかな?…って、この質問は少し答えにくいか。まぁ、いいや。



また話変わるけど、作者はラノベ大好きなんですよ。電子の方じゃなくて紙の方を買ってます。漫画だったら小説だったり…

まぁ、本好きなので、ね…本を雑に扱う人が居たら殺意が湧きますよ。それだ例え、友達だろうと…親だろうと、ね。ぶち殺してやろうか…と思ってしまいます。ほんとに、



さて、

ゲームの話したい。いい?「いいよ!」ありがとねー。


そう!プロセカさ!

なんと、ようやくエンドマ←(略称)のmasterを解放できたんですよ。Twitter見てもらったら分かるんですが、greatの数を爆発的に引き上げる事でgood以下を7ミス以下に抑えることが出来て嬉しい。

master?あれは無理だ、当分はね。最近は手も冷たくて動かないのであったまってる時にね。

残りのmasterはそもそもやってない楽曲のぞいたらシンガポール←(略称)ですかね。それ以外は解放してます。


やってやんよ!案外いけそうな雰囲気はあるし。


今日はこの辺にしておこう。また長くなりそうだしね。


あっ、言い忘れてたけど、次回は多分、閑話です!!



では、また!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ