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転生するのなら欲望を!!〜転生後の姿は男の娘〜  作者: 四葉のアミア
第1章 学院新入生!
25/84

僕を助けてくれる救世主

5日ぶりー。

タイトルが…まぁ、その。意味深な感じですが…実際は良いのが思い付かなかったんです。すみまそ

 



 僕は…同じクラスに居るトーン君を始めとした男の子の友達と遊びたい。…遊びたいっていうのは少し違ったかな?どちらかというと、一緒に学んで、一緒に強くなって、天覇の塔にも行ってみたい。


 入学式の日から約1週間が経過した今日……その、たった1週間で僕はクラスのある程度の人たちとは仲良くなった気がする。


 僕から話しかけた人、向こうから話しかけてきてくれた人、たまたま出会って話した人、クラスの僕入れて20人中、14人と仲良くなった。あとの6人は話すタイミングないのもあるし、見掛けないのもある。


 話を戻して…僕はクラスの男の子と一緒に学んで、強くなったりしたい。あっ、別に女の子の友達と遊ぶのが嫌!ってわけじゃないよ?ただ……



「ねぇねぇ、フィグラ君。これとかどうかな?絶対似合うから!!」


「ちょっと、それはあざと過ぎない?それより、こっちの方がフィグラちゃんには似合ってるわよ」


「えー、そう?」



 …女子達のおもちゃ……着せ替え人形にされるのは嫌だなぁ。


 僕はそんな事を考えながらされるがまま……抵抗?あははっ…最初はしたよ。でもね、無理だった。


 なんでこんな事をされてるのかは理由は分かってる。僕の容姿が原因だということがね!!…学院に入学する時点でこうなる事は分かってた。



 僕の心はどんどんすり減っていく。あぁ…ゴリゴリ、ゴリゴリと…



 もう、この前に考えてた記憶にある漫画で出てくる男の娘……もうそれになろっかな。

 自分の容姿を最大限に活用して、色々するやつ。……そうでもしないと、いつか精神壊れそうな感じするなぁ。



 …これから、少しずつ僕も変わっていこう。うん、そうだね!!大人になったから心機一転ということにしよう!


 そんな事を考えていると、不意に周りにいる女子達以外の声が聞こえた。



「……いや、あんたら少しはフィグラを解放してやったらどうだ?目、死にかけてるが大丈夫なのか?」



 こ、この声はっ!?



「なによ、トーンだっけ?」


「そうだ」



 トーン君だ!……救世主って呼んでいい?



「で、なにかしら?」


「フィグラを解放してやったらどうだ?」


「嫌がってないけど?」


「…抵抗を諦めた顔をしてたぞ?さっきまでな」


「そんなわけないわよ。そうよね?フィグラちゃん」


「…た、助けて」



 女子の一人であるリアナさんがそう聞いてきたので、僕は普通に答えようと思ったら…自分でもびっくりするくらい情けない声が出た。



「「「えっ!?」」」


「ほらな。…一応、フィグラも男なんだからな。その辺も考えてやってくれ」



 僕の答えに驚いた3人にトーン君が呆れる。それを聞いた3人は僕を解放して、申し訳なさそうな顔をして頭を下げて謝った。



「ご、ごめんなさい。フィグラ君、気づいてあげられなくて」


「私も……あなたの気持ちを考えずに勝手な事を」


「わ、私も同じ。嫌がってたのに無理矢理…」



 そう謝ってきた彼女達に対して僕は、



「うーん…少し嫌だったけど、これを機に僕も自分の容姿を認めて色々やってみようと思ったんだ。だから、次から気を付けてくれればいいよ」



 そんな風に、多少嘘を混ぜて答えた。


 それを聞いた3人は顔を上げて、今度何かお詫びする!と言って何処かへ行った。



「さて、フィグラ。あー、大丈夫だったか?」


「…トーン君は僕の救世主だよ」


「…余程辛かったんだな」



 何故か、同情的な目を向けられた。…辛い、辛いかどうかと聞かれた辛くはなかった。ただ、嫌だっただけであって辛いわけじゃない。その辺りはしっかりとね。



「それよりトーン君はどうしたの?」


「俺か?俺はフィグラを少し訓練場に誘いたくてな…この指輪で探して見つけて、行ってみたらさっきの光景だったわけだ」



 トーン君が指輪が嵌められた右手の人差し指を曲げながらそう言う。


 あれだよ?指輪同士をコンッてしたら地図に相手の現在地が乗る機能だね、僕も友達となった人とは全員やったよ。あと、この機能めちゃくちゃ便利だよ!



「まぁ、それより。訓練場に一緒に来るか?クガヤの奴も居るぞ」


「クガヤさんが?」


「おう、どうだ?」


「うん、行くよ」


「なら行こうぜ」


「そうだね、行こっか」



 そう言って僕とトーン君は訓練場の方向へ歩き出した。そして、歩き出すと同時にトーン君が喋り始めた。



「そういや、フィグラ。さっき、これを機に自分の容姿を認めて色々やってみる…とか言ってたけど、あれってなんなんだ?」


「なんなんだ、か〜。うーん、僕ってほら。自分で言うのもなんだけど容姿が可愛いじゃん」



 両手をパッと下に広げて、くるっと体を回転させる。それを見たトーン君は少し考えてから言う。



「まぁ、そうだな。正直初対面の時は女性か、と思った」


「あははっ。やっぱりそうだよね。だから、そんな女の子と間違われる自分の容姿を嫌がらずに、むしろ前面に出していこうと思ったんだー」


「なるほどなぁ…まぁ、決めるのはフィグラなんだから俺はなんも言わねぇぞ」


「んー、でも一応どう思うか、だけ聞いていい?」


「そうだな……まず、さっきみたいな事をされる回数は増えるだろうな」


「そこは覚悟済み」


「あとは…普通にフィグラを男としてじゃなく女として認識してしまう奴が増えるな」


「まぁ、そこは今更感あるから大丈夫」


「他には…自分を見失ったりするんじゃないのか?」


「自分を?」


「あぁ。自分が男なのか女なのか、何者なのか分かんなくなってしまうってことだ」


「あー、なるほど。……そこは、僕次第だからね。僕が自分を見失ってたら言ってね?」


「俺の役目かー」


「トーン君が僕にとって一番最初の友達だからね!その責任は負ってもらうよ」


「…ここ数日で分かってきたけど、フィグラって性格良いよな」


「ありがとう!」


「…褒めてねぇんだけどな。皮肉のつもりだったんだが」



 ポツリとトーン君が呟いたのを僕の耳は聞き逃さなかったけど、僕自身もね。うん、自分の性格がものすごく良いって知ってるからスルーしてあげる。


 トーン君は普通に優しいんだよねー。今みたいに僕が責任は負ってもらうよって言ったら否定はしなかったもん。



「まっ、全部お前が決めるんだから本当に道を踏み外した時だけ俺は助けてやるよ」


「じゃあ僕もトーン君が道を踏み外したら手加減せずに助けてあげるからね」


「…少しは手加減して欲しいけどな。強いんだから」


「そう?あんまり僕は強くないと思ってるけど」


「俺からしたら強いけどな」


「相性の問題じゃない?」


「…それもそうか。守ることしか出来ない俺にはな」


「トーン君の守りも大概だと思うけど…」



 トーン君は片手剣と片手盾を主に使う。普通に強い。剣も上手いし、盾の使い方も凄いし、極めつきはトーン君自身の防御力の硬さだね。

 訓練場にある刃を潰した武器を割と本気でトーン君に打ってもまったく痛そうにしてなかったもん。…流石にあの時は大声で、はぁ!?と叫んじゃった。その後隙だらけになった僕の頭にトーン君の片手剣が綺麗に入って負けました。


 と、まぁ…僕は強くないし。トーン君は強いし、守りが硬い。



「俺はそれしか取り柄がねぇけどな」


「誰かを守るというのは凄いと思うけどなぁ」


「その分責任も凄いけどな」


「それは仕方ないよ。絶対に破れない盾になれば、その責任からも解放されるよ」


「不可能だろ、絶対に破れない盾だなんて」


「物理的には難しいかもしれないけど、精神的になら可能かもよ?誰かを守る人の心が折れたらそこで全てが終わるんだからさ」


「……」


「トーン君の心が折れない限り、トーン君が持つ盾は壊れないって僕思ってるよ」


「…そうか。なら、頑張るわ。折れねぇようにな」


「なら僕はその心を折らせに行こっかな?」


「おい」


「折れないようにね?クガヤさんにも説明しておくからさ」


「いや……はぁ、やってやるよ!」



 トーン君はため息を一つ吐いた後に、手をグッと握った。その瞳はやる気に満ちていて僕はおぉ…となった。







どうぞ、よろしければブクマや☆評価、感想などして下さい。というより、この作品は不定期投稿なので☆評価とかよりブクマをおすすめします。


ーー以外雑談、普通に長い時もあるので見なくても大丈夫。


フィグラはまだ自分の容姿を少し嫌がってます。ですが、無自覚な所もあるので…これから、自分の容姿を認めて、強くなっていくでしょう(?)


着せ替え人形と化してるフィグラと、それを助けるトーン。まぁ、セットになってますね。


あ、そうそう。話変わるけど…フィグラが〇〇と仲良くなった時の話をいずれ閑話で書きたいと思ってますのでお楽しみに。他にも忘れてる話とかあったら閑話だったり番外編だったりでお披露目します。


そういえばこの前ハロウィンでしたね。番外編ということでハロウィンに似た感じの物語を書こうかと思ってましたがキャラの数とか物語の進行上的にやめました。もう少し進めて、それからハロウィンだったりクリスマスだったり新年だったり…その辺りの話を書きます。といっても、過去話ですがね。



話を戻して、トーンはタンクです。似合ってるかと思います。めちゃくちゃ活躍させる機会を、まだ考えてはいませんがいずれさせたいなぁ…と思ってます。フィグラは……ずっと活躍するでしょ。知らんけど。


あと、クガヤって子。カグヤって書き間違えてて慌てて修正しましたね。紛らわしいんじゃ。



あと、フィグラってスキル的に強いイメージあるかと思いますが、(もしかしたらないかもしれん)この学院内ではまだ弱者の部類です。言い方悪い。

タグにもあるように、いずれ最強です。…そのいずれ、が不明ですがね。


ユニークスキルを使えば強いですよ。ですが、フィグラはあまり人前で見せないようにしてますし、そもそもスキルの内容自体が殺し特化(魂)なので使おうにも使えない系ですね。


これからどういう感じに強めていこうか迷ってる。…まぁ、ダラダラと書いていきます。急テンポな作品というより、ダラダラと続くような作品ですしね。



ゲームの話して良い?いい?ありがと。


じゃあまず音ゲーね。KALPAというやべぇゲームを始めてしまいました。薬指必須な曲もあるので、死んでます。


というより、最近は原神してます。ナヒーダ…というより、宵宮のために頑張ってます。

欲しいっちゃ欲しいですが、今は☆4キャラの方が欲しいです。あと、やっと稲妻行きました。現在マップ開拓中。


眠いし、そろそろ長くなってきたのでこの辺で…


では、また!




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