大事な事!
はい、なんか書こうと思ってた内容と違う内容になってしまいました。
「さて、時間となったが全員居るな?」
ユニア先生が黒板ーー未だに名前分かんないから黒板でいいやーーの前にある教卓に手をつきながらそう告げた。
自由時間こと休み時間はつい先程終わった。
ちなみにー、僕がここに来た時には既に数人居た。あと、ほとんどの人も時間に余裕を持って来ていたよ。流石だね!
さらに余談を重ねると…話しかけるのも少しあれかな…?と思ったから隠形の名称について考えてた。
で、一つの名前に決定したよ!!
その名も、【死神の隠伏】
いいでしょ。ふっふっふ、忘れないようにしなくちゃ。折角決めた大切な名前だからね。
無事に名前を決められたことに対して満足感を覚えていると、ユニア先生が喋り始めた。
「先ほども話したように授業を受ける場合はどうしたらいいのか、天覇の塔などの事について話す。だが、口頭で話したら忘れる奴も例年多く居るため、詳細を記した紙を配っていたのだが…どうしても失くす奴がいるため、今年は魔道具を配ることになった」
…なんか、大変なんだね。でも、魔道具?
疑問に思っていると、ユニア先生がまたどこから取り出したのか分からないけど小さな袋を右手に持っていた。
大きさ的に指輪が中に入ってるのかな?でも、それにしてはゴツゴツしてない。
あの大きさの袋に僕たち全員分の指輪を入れたら少しは膨らんでいるはず…だけど、あれは膨らんでない。まるで、中に何も入ってないかのように……なんなんだろう。
そう疑問に思っていると、ユニア先生が袋の中に手を入れて、中から腕輪を次々と取り出した。……腕輪?
明らかにおかしい。…そう思っていたら顔に出ていたのかユニア先生が説明してくれた。
「ん?あぁ、これか。知ってる奴もいると思うがこれはマジックポーチ、あるいはマジックバックと呼ばれてる代物だ」
それを聞いて僕は納得した。あれね、あれ。うん。覚えてるよ?
「一番小さいのでこれだ。ちなみに、マジックポーチはこの学院……いや、ニューラルでは比較的安く買える代物だから持ってて損はないぞ」
そうなの?それは凄い…
マジックバックはなんていうか…簡単に言うと、たくさん物が入る袋だね!なんでバックなのかは疑問だけど、そんなものだと割り切ってる。あはは。
それはさておき、マジックバックはさっきも言ったようにたくさん物が入る。見た目以上に、とっってもたくさんね?袋より大きい物でも入っちゃう。凄いよ!
あっ、でも無制限ってわけじゃないからね?なんか、仕組みは分からないけど中の空間を魔法で拡張してるらしい。その魔法のレベル…っていうか、なんていうか…とにかくそれが凄ければ凄いほどたくさん物が入るってこと!思考放棄!分かんない!
「これを配るぞ。右でも左でも自由にな。あと、自動で大きさは調整されるからな」
へぇ、凄い。それを使った人が居るのがもう凄い。
左腕の手首に嵌められた腕輪を見て、わぁ…と思った。
細かい装飾がしてあって、指輪と同じ真ん中部分に球体ーーどちらかというと半円かな?ーーが嵌め込まれていて光を反射して輝いている。ピカピカ。
「その腕輪についてるここ、これを円を描くように触れるといい」
ユニア先生に言われてくるっと一回転。すると、指輪と似たような感じのスクリーンが現れた。…ん?なにこれ、開発中…?
「ちなみにこれは試作品らしいから、完成するのを楽しみに待つように、と開発者から言われてる」
これ試作品なの!?それに驚いたんだけど…
「まぁ、今はそれは関係ない。…全員開いたな?見てろ。こうやってしてから、ここを押すとこのようなスクリーンが表示されるからやってみろ」
先生の指示通り、えい…タップする。あっ、出てきた。
「…よし、全員出来てるようだな。それを見ながらいい」
そう言ってユニア先生がスクリーンに表示されている文字を読み始めた。
大事なルールなので僕も同じスクリーンを読みながら、先生の言葉をしっかりと聞く。
・授業を受ける際は、特定の教室に行くように。こちらの画像がその教室がある場所となっている。↓
・時間帯によって行われてる授業が違うので注意すること。下の画像が日ごとの授業割となっている。↓
・部活については、入っても入らなくてもどちらでも良い。入る場合は下の画像が現在、学院内に存在している部活とその場所となっている↓
・試験は毎年3ノ月の1ノ日に行われる。どのような試験になるのかは人によって異なるのでしっかりと聞くように。
・学院では定期的に行事が行われるので頑張ること。下の画像が今年の予定表となっている↓
・何か特別な事を成し遂げると表彰されるので頑張るように。
・訓練場にある武具等は無断で使っても構わない。破損した場合は担当の先生に申し出るように。
・訓練場は昼夜問わず毎日解放している。複数個あるので仲良く使うように
・天覇の塔で得た魔物の素材は学院又はニューラル内にて換金可能となっている
・天覇の塔には生徒以外にも卒業生が利用することもあるので喧嘩しないように
・【重要】天覇の塔内では死ぬことはありえない。天覇の塔内で死亡した場合、自動的に塔の入り口に転移させられる仕組みとなっている。だが、だからといって無謀な行いはせず、慎重に攻略すること
・天覇の塔は10階層ごとに通常の魔物より強い魔物が存在しており、50回層ごとにさらに強力な魔物が存在している。さらに、100回層ごとには……
・学院には生徒会が存在しているが、入るためには一定の推薦もしくは実力が必要となる
「ーー以上だ。質問のあるやつは?」
『……』
「ないようだな。しっかりと覚えておけよ」
なるほど…うん、わかった。ちゃんと覚えてないとダメなやつだ。
特に授業だね。人によって試験内容が異なるっぽいから絶対に覚えてないと…
画像もあるけど、うん…もう見るのが嫌になるくらい沢山の科目が存在していた。これは一旦、一旦ね?放置して部活……こっちも大概だよねー。多すぎ…何個か絶対部活じゃないでしょ!ってツッコミを入れたくなるような部もあるし。……なにこれ、睡眠部って。わざわざ部活にするくらいなら家か寮に帰って寝た方がいいでしょ。
「さて。今日はこれでお終いだ。そして、明日から授業を受けるもよし、ひたすら鍛錬をするのもよし、何もしないのもよし、何かに没頭するのもよし、自由に過ごしてくれ。誰が何をしようと私には関係ないが、ルールだけは破るな。それだけを守ってくれればあとは行事に参加してくれればいい。行事の1週間前に通知がその腕輪に恐らく行くようになっているので無視するなよ?正当な理由がなければ…無理矢理にでも参加させるからな」
学校行事ではなく学院行事ガチ勢のユニア先生は「では、またな」と、そう言って教室から出て行った。そして教室に取り残された僕たち…
あまりにも…なんていうか、自由じゃなくて……教育放棄っていうか、僕たちも一応年齢的には大人だけどさぁ…もう少し、何か言ってくれてもいいんじゃない?
そう僕は心の中で呟いた。…明日から何しよっかな。
どうぞ、よろしければブクマや☆評価、感想などして下さい。というより、この作品は不定期投稿なので☆評価とかよりブクマをおすすめします。
ーー以外雑談、普通に長い時もあるので見なくても大丈夫。
【もしかしたら書き忘れてることがあるかもしれません。○○とかはどうなるの?とか疑問あったら言ってください】
まぁ、酷い終わり方だ思うかもしれません。
そこら辺も含めて自由なので、はい。そういう理由です。
フィグラ達、一応この世界の年齢的には大人に分類されるのでいつまでも教わってばかりなのはダメ、という理由で(学院長曰く)あんな風にやってます。
自分で考え、行動して、何かをする。それを学院長は望んでおります。
さて、まぁ……フィグラの友達とどういう交流をさせたものか、と疑問に思ってますがまぁまぁ…なんとかやります。…いや、もう次の話ではある程度時間経過させてクラスの人たちとは仲良くなってる感じに……そうなった原因を閑話で説明させるか?うーむ…
部活のことも書きたいし、天覇の塔も書きたいし、戦闘シーンも書きたいし、勉強してるところも書きたいし、フィグラが暴走(別の意味で)してる所も書きたいし……書きたいものばかり。
まぁ、よし。決めました。
次の話は、ネタバレしますと…入学式より1週間くらい経過した日です。(ちなみに、この後書き書いてる時は1文字も書いてない白紙です)そこから物語を始めていきます。
作者は細かいことが気になり過ぎて余計な描写を書いてしまって、結果的にグダグダな感じになってしまうのでなんとかしたいと思ってますが、無理です。
今更ですがこの物語は、「ゆるゆるとした成長系ストーリー」を書きたいと思っております。えぇ、まったくそうなる未来が見えません。そもそも、どうやってそんな物語を書いていこうか迷ってます。
別に、「ゆるゆるとした成長系ストーリー」から「急展開、残酷描写ありふれる学院ストーリー」にしようと思ったら不可能ではないんですよ。ただ、誰もそんなの望んでないので(主に作者が)、日常あり、成長系、時に残酷、時に平和…そんな物語にしていきます。やってみせる。
ゲームの話したかったけど、長くなりそうなので今回はやめます。
次の更新までお待ちくだされ。
では、また!!




