ようやく入学式…
珍しく筆が進んだ。というより、本当はもっと書く時間あったけどゲームがね?まぁ、詳しくは後書き雑談にて
あと、今回の話の一部がもしかしたら分かりにくいかもしれません。すまそ…
いきなりユニア先生にダメ出しをされた僕たち。
それを聞いた僕…以外の数人。主にさっきの出来事で混乱してたり、魔法を放った子が声を上げた。
「なっ…いきなりどういうことだ!!」
「そうだぞ!ダメダメだって、何がダメなんだよ!」
「急にあんな事してきたんだから、そんな事言われる筋合いはないわよ!」
と、そんなこと言ってるけど…うーん。僕としては3人の言葉に賛成って訳じゃないかな?ダメ出しされたのは驚いたけどね。
「もっとよく状況を見てから行動しろ。それと、判断が遅い」
「「「っ!?」」」
……え、それだけ?…あっ、まだあるっぽい。
「特にお前らだ。まだ名前を覚えてないから直接言えないが先ほど、私がこの教室に入ってきたと同時に攻撃をした者と動けなかった者。そして、その後に拘束されて悲鳴を上げた者だ。
まず、攻撃をした者。もっと相手を見てから魔法を放て。もし、相手がカウンターを仕掛けてきたらどうするつもりだ?それに、入ってくる者全てが敵とは限らない。お前らの仲間だった場合どうする?その辺りを考えろ」
「おかしいだろ!いきなり偉そうにそんな事言いやがって!第一、そんなことが起こるわけないだろ!」
そう怒鳴り声を上げる男の子。…まぁ、僕としてはなんとも言えない所かな?
たしかに先生の言う通り、相手がカウンターを仕掛けてたりしたらそれで終わり。仲間だった場合、その仲間が防げなかったら最悪死ぬかもしれない。逆に、敵だったら即座に攻撃するのは正解なのかもしれない。
確実な正解なんて無いからね…人によってやり方も変わるんだし。
「何故そう言い切れる?今、突然何者かがここに攻めてくるかもしれない。その可能性だってあるぞ。最悪の可能性を考えながら行動しろ。私は常にそうしている。…だが、予め来るのが敵、と分かっていたのなら点をやろう。しかし、それが通じるのも相手が自分よりも弱いか同じくらいの奴のみだ。強者には通じない」
「っ…」
「要は、よく考えてから行動しろ。さて、次に判断が遅い者。お前たちは先程の奴らよりも酷い」
「っ!?どういうことよ!」
「たしかに突然のことで頭が回らなかった、という事もあるかもしれない。だが、何も抵抗できず拘束されてから状況を理解して悲鳴を上げて助けを求めるのは酷い」
「いきなりっ…あんた、何様のつもりよ!」
「先生だ」
ふふっ……コホン。
あのユニア先生って人が言っていることは僕は理解できるけど、人によっては理解できないんじゃないかな?あ、でも悲鳴を上げて助けを求めるって辺りのことは僕も賛成するね。
「一人の先生として、お前たちの担任として、お前たちのダメなところを徹底的に無くす。それが私だ。
次に、状況を理解してて何もしなかった者。そして、バレないように魔法を準備していた者。ある意味お前らが一番優秀だ」
…僕は?
「私を観察して、すぐに敵ではないと感じ取った。そうではないか?」
「…えぇ、敵意が感じられませんでした。そして、その後の計測という言葉で何かを試されている。そう結論を付けて何もしないようにしました」
「他の奴らもそうか?」
先生がそう聞くと、何人かの子と隣のトーン君も頷いた。…トーン君、実は賢いんじゃないか説を提唱していいかな?
「そうか。ならば次はお前だ。名前は…フィグラだったな?」
「あ、はい」
「お前に関しては…そうだな。特に言うべきことはないな…背後を取られた挙句、直前まで私がお前の存在を察知できなかった時点で合格だな」
「…そうですか」
「あぁ」
……いや、それで終わり!?もっと、何かあってもいいんじゃないかな!?
「では、私からは以上。…その前に、改めて自己紹介だけしておこう」
『……』
「君たちのクラス、その担任となったユニア・シュバルトだ。よく他の生徒から厳しい、と言われているな」
「…だろうな」
「何か言ったか?」
「なんでもない…」
「そうか。さて、そろそろ入学式が始まるからよく聞いておけ。寝るなよ?寝たら強めに叩き起こすからな」
…なんとなく、だけどユニア先生って魔法使うと言うより物理系が得意な人な感じがするなぁ。それより、入学式…ここでやるの?どうやって?
そんな事を考えていると、突然黒板?に映像が映し出された。その映像には…先程、僕の右手を掴んだ男の人が映っていた。…まさか。
「始まるぞ。静かにな」
ユニア先生のその言葉と同時に教室の明かりが少し暗くなる。そして、男の人が喋り出す。
「やぁ、新入生の諸君。聞こえているかな?聞こえてると思うけどね。初めまして、僕はこのオーリア学院の学院長のリフティア・フィ・トーレアだよ」
あぁ、やっぱりそうだった…この人学院長なんだ。
「それと同時にこの中立国ニューラルの王様でもあるよ。もしかしたら、知ってる人も居るかもね。それはさておき、新入生の諸君。入学おめでとう!そして、先程の出来事について説明をしようか。
あれも一種の試験みたいなもの、だと思ってもらっていいよ。突然、何者かが教室内へと入ってきた。さらに攻撃までしてきた。その時君たちならどう対応するのか、それが知りたかったのさ。あぁ、これは毎年やってるから君たちのお兄さんやお姉さん、もしかしたらお父さんやお母さんもこの学院に通ってた、通ってるならば同じ事を体験してるよ。最早、恒例行事みたいなものさ」
なるほど…つまり、お兄ちゃんも同じことを味わったんだね。今度お兄ちゃんに聞いてみよ。
「でも、怪我はなかったでしょ?ちゃんとその辺りは考えてるから安心してね。今回のことで、君たちがどう判断してどんな行動を取ったか僕は知ってるけど、だからと言ってアレがダメだった。アレは違う、なんて言わないよ。担任は別だけどね?担任が君たちに対して厳しい事を言ってても、本当は君たちの事を思ってそう言ってあげてるから誤解しないようにね」
その言葉に思わずユニア先生を見てしまった。…僕と同じようにユニア先生を見た人も居るようだ。先生はスッと顔を晒したよ。うん。見た目と違って…優しい感じなのかな。
「この学院はね、自由を掲げているよ。君たち生徒達が在学中に何をしても自由。真面目に授業を受けるのもよし、逆に授業を受けず鍛錬に没頭するのもよし、実験や開発に夢中になるのもよし、行事とかは強制参加だけどそれ以外は全部、君たちの自由。君たちが考え、判断して行動するのさ。でもね?やり過ぎは謹慎、最悪強制退学させるからね。そう、例えば…この学院の秩序を崩壊させたり、無差別に何かを壊したり、傷つづけたり…したらね?
あと、教えて欲しいことがあれば躊躇わずに先生に伝えるといいよ。ちゃんと教えてからるからね。
…あー、でも分野が違ったりしたら教えられない先生も居るからその時はその先生にどうしたらいいか聞くといいよ。
他にも、君たちが2年生になるには特定の科目で一定の点数を取らなければならない。自由と言ってて、矛盾してるけど流石に、一応学院って名前だからね。
じゃあ、次はこの学院において絶対的なルールを教えるよ。さっき言ってたことと矛盾してるけど、これだけは絶対に守って欲しい」
学院長が絶対に守って欲しい、一体どんなルールなんだろう…
ワクワク、ドキドキしながら映像を見ていると、学院長は指を3本立てて口を開く。
「3つ、君たちには守って欲しいことがある」
そして、指を一つ折って…
「まず一つ、この学院において差別は許さない。人間だから、亜人だから、ハーフだから、魔族だから、悪魔だから、そんなクソッタレな理由で誰かを虐める、そんなことはこの学院のみならず、この中立国ニューラル内で見掛けたら学生なら謹慎もしくは退学。大人や卒業生ならば牢獄に入ってもらうか即追放だ」
そして、また指を一つ折って…
「二つ目、君たちも知ってるかと思うけどここには天覇の塔がある。そこに、無断で入らないこと。必ず入る時は許可を取るように。
天覇の塔に無断で入って誰にも知られずに最悪死ぬことだってある。天覇の塔の性質に関してはまた詳しく説明するけど、死ぬのは嫌でしょ?これを破った者は、謹慎に加えて丸々2週間の監視が付くことになるよ。同じことをしでかさないか見張るためにね?」
最後に、残った指を折って…
「3つ、これは1つ目に言ったことに近いけど…この学院内や中立国ニューラルにおいて、平民、貴族、王族その他諸々の差は存在しない。全て同じ、自分は貴族だから平民の誰々を何々しても許されるって言うのはダメ。これも生徒が破ったら罰として謹慎、最悪強制退学。卒業生ならば牢獄、もしくは追放。以上!
要は、差別するな。天覇の塔に許可なく入るな。全員身分は平等だよ」
なるほど…一つ目の差別に関しては言うことはない。当たり前でしょ?あんなの何が面白いのか、僕には全く理解出来ない。誰かの感情一つで誰かの人生を壊すかもしれない行為は大っ嫌い。
二つ目の天覇の塔。これはお兄ちゃんから少し聞いている。死んだら強制的に追い出されるって話。あと、一度死んだらその日はもう行けないって事も。
三つ目の身分の平等。これはお兄ちゃんから聞いてたから大丈夫。
それはさておき、天覇の塔…近いうちに入るんだろうけど…楽しみだなぁ。
「他にも実は細かいルールがあるんだけどね…その辺りも担任からお願いね?
さて、それじゃあ!入学式はこれにて終了!僕はお仕事があるからまたね!あとは担任から、学院の地図と自分の場所を示してくれる魔道具を渡してもらって、天覇の塔だったり部活だったり寮だったり、授業を受ける場合はどうしたらいいのか、などなど教えてもらってね!ばいばーい!」
ブツン、と映像が途切れた。…部活?え?そんなのあるんですか!?何入ろっかなぁ〜、運動部…って、そもそも何があるのか知らないけど。それに、それに〜〜、あぁー、気になることが一杯すぎる!
先生早く教えて下さい!
どうぞ、よろしければブクマや☆評価、感想などして下さい。というより、この作品は不定期投稿なので☆評価とかよりブクマをおすすめします。
ーー以外雑談、普通に長い時もあるので見なくても大丈夫。
ということで、やっほ。
地味に長くて、一部分かりにくかったと思います。えぇ、作者も書いてて「?」ってなりましたよ。
あと、前話にてトーン君の描写まったくしてねぇな。と思いました。設定とかもあるんですが、一応金髪です。そして、ようやく学院物語が始まりを告げます。…まぁ、とはいえ、本文にもあったように自由なので、自由です(?)
しかし、絶対的なルールの他にも細かいルールがあります…こればかりはどうしようと出来ない奴です。
何にも縛られない自由だったら秩序が崩壊するので、それを防ぐためにルールなどを設けるんですが、そのルールに縛られて自由とは?になってしまいっていうことです。まぁ、そこまで大きなルールじゃないです。多分、おそらく…常識的な範囲のルールです。
部活に関してはどういう言い方をしたらいいのか分かんなかったのでそのままです。ふふふ。あっ、ちなみに、リーフィアは同じクラスではないのでご注意を。
まぁ、これから楽しい日々と日常が続きますよ!!のんびりとしたペースで進めていきたいと思います。そうしました。
さて、話は一転ゲームだよ!
…そう、本来はもう1話くらい執筆しよっかな?っていうか、執筆する時間があったんだけど、とあるゲーム「ドルフィンウェーブ」というゲームがね、楽しいんだよ!普通に!楽しい!決して、出てくるキャラの胸に引かれた訳じゃないです。
作者はどちらかというと、貧乳派なので…って、どんな暴露してんねん。…コホン、他にも原神だったり、音ゲーだったり……色々とね。
原神はね、実はまだ稲妻行ってないんですが、スメールのマップ解放してます。えぇ、死海?(漢字忘れた)の敵が地味にうざいです。
音ゲーは、言いましたっけ?この前プロセカでマスターフルコン数が100超えました。他には最近寒くなってきたので指が動かん。
そろそろ長いんとちゃいます?「そうだよー」なら、この辺でさよならばいばい、
では、また!!




