試験の終わり!
( ̄^ ̄)ゞお久しぶりです。今回から顔文字+文章で始まります。少し文章が雑になりましたが許して。さて、例のごとく後書きに大量の雑談が…
「まったくもう…」
僕はあの後、質問攻めにあった。…基本的に女の子から。そのせいでとても疲れた…しかも、案の定と言っていいのか分かんないけど女の子だと認識されてたみたいだから少し怒った。心の中でだよ?
「間違えた俺が言うのもなんだが…いつまで拗ねてる?」
「拗ねてはない。ただ納得いかないなぁ…って思ってるだけ」
「…そ、そうか。ちなみに、あと少しで俺らの番だぞ?早く機嫌を直したほうがいいと思うが…」
「リガル君はこの建物に向かって下さい、って言われた理由は知ってるの?」
あの長かった長蛇の列も少なくなり、僕たちは今、建物の入り口に居る。
「さぁな。平民の俺には分からん…まぁ、簡単な事は一度入った奴らがこっちに戻ってこないな」
「別の出入り口があるんじゃない?」
「まぁ、そうだろうな」
リガル君とは僕的にはかなり仲良くなった気がする。普通に話していて優しいなぁ〜と思う。
「あっ、進んだ」
「本当だな」
列が進み建物の中へと入る。ちなみに建物の扉は開いていて内装を観察してたけど特にこれと言ったことは無かった。
「今更だけど、なんか非効率な気がするのは僕だけ?」
「それを言ったらダメだろ。…なんか理由があるんじゃねぇのか?」
「そうなのかな?」
「多分な」
そんな事を話しながら待つこと数分後…僕の出番だよ!
「じゃあまたな。入学してまた会えたらその時はよろしくな」
「もちろん!」
リガル君にそう言うと同時に僕は部屋の中へと入る。
扉の中は外からでは見えなかったので何があるのだろうか?と思って入ったけど…暗いね。
壁が真っ黒な壁紙?それとも布かな?それで覆われていて小さな灯りが真ん中にのみある。そこには机と二つの椅子があり、その一つに一人の男性が座って居た。机の上には魔道具かな?
僕が何かを言おうかと口を開こうと思ったら先に男性が喋った。
「まぁ、座れ」
「あ、はい」
中々威圧感があって低い声だったのでドキッとした…恋とかではなく、例えるなら…授業中にいきなり先生に名前を呼ばれた時のドキッと同じ感覚。分かるかな?
「アルフレッド男爵家の息子フィグラ・アルフレッドか。ここではお前の能力値を測る」
「能力値…」
僕の死神スキルバレちゃうじゃん……まぁいっか。しかし、なんで能力値?
「悲しい事にこの世界には能力値を測る事が出来ない子も居るからな。そのためだ」
僕の疑問が顔に出てたのか男性が答えてくれた。…測る事ができないってのは、色んな理由が出てくるね。純粋にお金の問題だったり家の問題だったり…
「他にも筆記試験や戦闘試験で何も出来なかったが能力値を測る事で隠れた逸材を見つけることが可能だからな。…さて、時間もあまりないのでさっさと能力値を測るが、よいか?」
「わざわざ聞くの?」
「人によっては能力値を知られたくない者も居る。そういう奴らのために聞いている」
「これって試験の一環だよね?拒否したら試験を受けなかったって事にならないの?」
「これは最終確認に過ぎない。筆記試験と戦闘試験で結果を残せていればな。だが、良い結果を残す事が出来なかった救済措置みたいなものだ」
「そうなんだ。…うん、測って下さい」
「分かった。ここで出た能力値は絶対に他社に漏洩させない。これを知るのは学院長と一部の担任のみだ」
「はーい」
「では、この魔道具の上に手を置いて言葉に出しても心の中でもいいから能力値を測る事に対して同意しろ」
言われた通りに手を置いて、心の中で(僕は能力値を測る事に同意!)と元気よく言った。すると、魔道具が光って僕の能力値が表示された。
ーーー
名前:フィグラ・アルフレッド
レベル:10
能力値
体力E
魔力D
筋力D
防御D
俊敏D
幸運F
スキル
・冷血
・残虐
・無情
・美容
・不動
・大鎌(聖級)
・筋力増加
・俊敏増加
・防御増加
・状態異常耐性
・成長促進
・畑仕事
ユニークスキル
死神
ーーー
あ、1レベル上がってる。なんだっけ、オーガだっけ?あれを倒したからかな。
「ほぅ…能力値は10歳にしては高い。それに、スキルも多い……なんと、聖級持ちか」
「そうだねー」
「っ!か、神の名を冠するスキルまで」
「自慢のスキルだよ!」
「恐れ入った……この事は絶対に秘密にしよう。これを知られたら君は確実に攫われる」
「うん」
攫われたら、その時はその時で対処方があるからね。
「…素晴らしいものを見せてもらった。これにて、試験は終了だ。学院前まで転移させるのでその後は自由にして、結果が届くのを待っていて欲しい」
「うん、ありがとっ!」
「あぁ。………本当に性別があってるのか?」
僕が男性に向かってお礼を言った後、地面が光って視界が真っ白になった次の瞬間、僕は学院前の所に居た。…何か言ってた気がするけど気のせいかな?にしても…
「転移…凄いね」
便利だなぁ…死神スキルに似たような能力あればいいのに。でも、今は。
「試験終わりっ!!」
気が楽になる。さて!お兄ちゃんの所へ戻ってどうしよっかな……あ、そうだ。お兄ちゃんと一緒に寝よっかな?
「お兄ちゃーん!」
バンッッッッ!!!と豪快にお兄ちゃんの部屋の扉を開けて帰宅。
「……フィグラ?扉壊れてないよね?」
「多分!」
バキッとは言ってないから大丈夫!
僕はお兄ちゃんの姿を視界に入れた瞬間、ダイブした。
「おわっ…と、いつにもまして甘えん坊だね」
「試験終わったから!」
僕の頭を撫でながらお兄ちゃんが「そうかい、それで自信はどう?」と聞いてきたので僕は満面の笑みで答える。
「絶対に合格できた!!」
どうぞ、よろしければブクマや☆評価、感想などして下さい。というより、この作品は不定期投稿なので☆評価とかよりブクマをおすすめします。
ーー以外雑談、普通に長い時もあるので見なくても大丈夫。
次話は閑話とします!でも、出てくるキャラはフィグラちゃんではありません。たった一話のみの閑話です、物語が進んだら閑話だらけになりそうな予感がしますね。
作者はなんていうか…細かいところがとても気になる人間なんですよ。そのせいか、物語を書いてる時にも普通なら飛ばして書かところもわざわざ書いてしまい、結果的に文がややこしくなったり見づらくなったりします。ご容赦を…
まぁ、それは作者側の問題なのでなんとかします。
さて、死神スキルという神の名を冠するスキル。
前も言った覚えがありますが、この世界において死神は良い神様です。
一般的に知られている死神って恐ろしい神様じゃないですか?でも、フィグラが住むこの世界で死神は死を司る神なので一部では崇められています。…その予定は今の所ないですがフィグラも崇められたりするんですかね?
もし、崇められるのなら作者が教祖になってもいいですか?いえ、なります。
フィグラは甘えっ子です。特に心を本当の意味で許した相手には何処までも甘えます。例(お兄ちゃん
しかも、容姿がとても可愛いので気分的には美少女な妹に甘えられる。……おい、フィグラの兄フィレット、そこ変われ。
作者は誰かに甘えると言うより甘えられたい派です。まぁ、そんなのが現実で叶うわけないのでこうやって小説に……涙?おかしいな。
甘えられるのもいいですが、行き過ぎると束縛になりますからね〜。それはそれで全然好みなんですが…
みんなはどうですか?
甘える派?甘えられる派?束縛派?ヤンデレ派?
メンヘラ派?犬系派?猫系派?兎系派?
選択肢多すぎるやろ、少しは減らせや派?