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転生するのなら欲望を!!〜転生後の姿は男の娘〜  作者: 四葉のアミア
序章 転生した男の娘
13/84

無理矢理な割り込みダメ絶対

いいサブタイトルが思いつかなった…

 


「…これ?これだなぁ」



 戦闘試験を終えて、奥にある建物に向かってくれ。と審査の人から言われたので行ってみると何やら一本の長蛇の列が建物から続いているのが見えた。


 全員が多分試験生かな?じゃあ、これに並ばないといけないの?うぇぇ…


 一体どれくらい時間がかかるのか想像もしたくなかったけど、これも入学のため!と思って最後尾に僕は並ぶ。



 大体1、2分で列が進む。…さっきより長い!一体あの建物の中に何があるんだろ。あ、もしかして面接とか?…お、終わった。


 もし面接だったら何も内容考えてないからアドリブで答えないと…あー、でもその前に緊張で喋れなくなる。その場合は不動のスキルを使えば大丈夫…



 そんな事を考えていると突然、横から声をかけられた。…横?



「おい、そこの女。そこを退いてこの僕に場所を譲れ」



 うーん、声のした方向的に僕の真横な気がするけど、そこの女って言ってるから僕じゃないよね〜。でも、僕に場所を譲れって、多分貴族か何かかな?そんな事を言うなんて。

 でも、学院では貴族だろうが平民だろうが、それこそ王族だろうが全てが平等だからね。それを知っててあんな事をやってるなら…中々やるね。尊敬しちゃうよ。まぁ、尊敬の後ろに(笑)がつくけど。



「おい!聞こえてるのか!…ちっ!どけ!」


「わぁ!?」



 男の子が声を荒げて、何故か僕を無理矢理横から押し飛ばした。


 想定しなかった行動に僕は列から外れて、こけそうになる。列に戻ろうとしたらそこには多分さっきの声の主かな?そいつが苛立ちを隠そうともしない顔で立っている。



 僕はそいつに向かって一言言おうかと思った瞬間、一人後ろの男の子が喋った。



「おい、無理矢理場所を取るとは何をしている」


「うるさいぞ平民。侯爵家の僕がわざわざ場所を譲れと言ってやってるのに退かないこの女が悪い」


「っ!!」



 そう答えた貴族に男の子は怒の顔をした。怒ってるねぇ。


 このまま見ててもいいんだけど…これは僕がなんとかしないとね。



「ありがとっ!知らない男の人。わざわざ言ってくれて。でも、ここからは僕がなんとかするよ」



 男の子に笑顔で感謝を告げて僕は貴族に体を向ける。



「っ!」



 何やら男の子が顔を晒しているけど…今はそんなことより。



「さてー…ねぇ、そこの君。なんでこんな事したの?」


「はぁ?貴族の僕がわざわざ後ろに並ぶのはおかしいだろ」


「そっか。じゃあ、なんでこんな場所を取ろうとしたの?僕じゃなくてもっと最前列辺りに行って場所を奪った方がよかったんじゃない?…あ、もしかして勇気が出なかった?」



 煽る。取り敢えずね、これで相手が怒って手を出してきたらそれを理由に……ふふふ。


 侯爵の子供ちゃんを見ると見事に顔を真っ赤にしてプルプルと震えてた。



「き、貴様ぁ!!僕は侯爵家なんだぞ!」


「そっか。でも、ここじゃそんなのはただの飾りだよ?学院では、君も僕の同じ。分かる?」


「っっ!!!」


「分かんないかー。分かってたらこんな事しないもんね。ごめんね、分かってる前提で話しちゃって」


「へ、平民がぁぁ!!!」



 沸点低いね。子供ちゃんが後ろにバックステップをして手を翳す。そして、ボソボソと何かを呟き始めた。すると、魔法陣が手の前に展開された。


 それを見て周りがざわめき始めた。



「おい!ここで魔法はやばいんじゃねぇのか!」


「誰か止めさせろ!」


「あ、あいつ…確か暴風の所のやつじゃ」


「あの侯爵家のか!?」



 混乱だね。にしても、暴風ね…そんな侯爵家の人が居るってお父さんから聞いたことがあるような気がする。確か、一人で数千の兵を風魔法だったかな?それで吹き飛ばしたとか…と、なると。



「平民風情が、僕を馬鹿にするなぁぁ!!死ねっ!!竜巻槍(トルネードランス)!」



 やっぱり風魔法の魔法だね。…でも、トルネードランス?聞いた事ない魔法…侯爵家が編み出した魔法なのかな?…まぁ、いっか。


 戦ってもいいけど…流石に事が大きくなった。戦ったら僕まで怒られちゃう…



「っ!危ない!!」


「大丈夫だよ」



 トルネードランスが僕の体を貫こうとする瞬間、誰にも聞こえないように呟く



【死神の纏い】



 僕の体を真っ黒な闇が覆い、トルネードランスがその闇に触れた瞬間ただの魔力となって消失した。そして、僕は【死神の纏い】を解除する。ちなみに、この行動は僅か0.2秒の間の出来事なので多分バレてないはず。



「なっ!?」



【死神の纏い】 その効果は簡単…発動すると僕の体に真っ黒な闇が覆われて、やがて一つの服になる。その服はまたお楽しみってことで…強いのがその闇と服。

 その二つに魔法や武器が触れた瞬間、さっきみたいに消えてなくなる。とても強い。


 でも、代償はもちろんあるよ。それは周囲から生命エネルギーやら魔力やらを僕が解除するまで無尽蔵に吸い尽くすということだ。しかも、どんどん吸収範囲を広めていくという凶悪な代償だよ。



 僕自身には何故かその代償は適用されないけど、仮に周りに人が居る状態で【死神の纏い】をずっと使えばコロッと死ぬ。大地も同じだね、草木は枯れて魔力も無くなり完全に死の大地へと化す。だから、この能力はあんまり使いたくない。使うのは一瞬か本当にやばい時だけだね。




「な、なな何をした!!」


「なんだろうねー?どうする?もっかいやる?」


「っ!!」


「大人しく後ろに並べば僕は何もしないよ?」


「お、覚えていろ!絶対潰してやるからな!」



 負け犬ちゃんが逃げていった。



「さて…周りのみんな。ごめんね!僕が迷惑かけちゃったみたいで」



 僕がそう言って謝ると優しい言葉が返ってきた。



「そんなことないぞ、寧ろ助かった」


「そうよ。それに、今のどうやったの?急に魔法が消えて」


「いい気味だ。スカッとしたよ!」



 そっか…良かった。



「君もありがとね」



 僕は最初に負け犬ちゃんに話しかけた男の子に向かって再度お礼を言う。



「そんなことない。むしろ、俺は何も出来なかった…」


「そうかな?いくら平等と言っても公爵家の負け犬ちゃんに話しかけるのは勇気がいるよ。それに、僕がされた事を見てああ言ったんでしょ?それが出来た時点で君は凄いと僕は思うな。優しいね」


「っ!!…そ、そうか。ありがとな」


「こちらこそ!」


「そ、そうだ。名前を聞いてもいいか?」


「僕?僕はフィグラ・アルフレッド。君は?」


「俺?俺はリガルだ」


「リガル君ね。もし入学出来たらその時に

 また会って話そ!」


「…あぁ、そうだな。それにしても…フィグラさんは強いな」


「フィグラさん、ってやめてよ。なんかむず痒い」


「しかし、女性をいきなり呼び捨てには」



 あ…ふーん…なーるほど、ね?



「ちなみに、僕はこれでもお・と・こ!!だからね」


「え」


『えぇぇぇぇぇぇぇ!!!!?』




 リガル君だけじゃなく、周りにいた人達も目を見開いて一斉に僕の方へと驚愕の声を上げた。…やっぱり、勘違いされてたんだね。










どうぞ、よろしければブクマや☆評価、感想などして下さい。というより、この作品は不定期投稿なので☆評価とかよりブクマをおすすめします。


ーー以外雑談、普通に長い時もあるので見なくても大丈夫。




死神スキル

・死の大鎌

・死の宣告

・死神の纏い


今のところ出ている死神スキルの効果はこれだけですかね?中々えげつない効果ばかりですが…弱点は明確です。

死の大鎌は初動を失敗したらただの硬くて切れ味のいい大鎌。

死の宣告はそもそも呼吸してたら筋肉が動いてたり心臓が動いている時点で使えない。

死神の纏いは使い過ぎたら最終的には星すら破壊する。時間制限ありだね。



テンポ良く進む物語にしようかダラダラと進む物語にしようかとても迷ってます。そして、テンポ良く進む物語にして合間に大量の閑話を差し込んでやろうか?という考えになってきている。でも、テンポ良く進む作品に当てはまるものを投稿している小説には該当ないので少し不安ですがね…頑張ってやってみようかな?と思ってますが、既にのんびりとしてるので幸先不安です。


のんびりとしたダラダラ日常は好きです。しかし、同時にネタが尽きる可能性が高いです。そこはどーしようもないので頑張りますが…


話は変わって、作者も時おりTwitterで呟いているプロセカの話をしましょう。


この前、ようやくマスターのフルコン数が90を超えました。いやぁ、成長したなぁ…と思ってます。

プロセカが作者にとって初めての音ゲーだったので最初はextraすらクリア出来なかった人間です。しかし、今ではドンファもエンペラーもマスター解放してますし、ドンファに関しては回復ありならクリアできる時もあります。

エンドマとシンガポールだけはマスター解放無理です。出来そうなんですがね…なんか無理です。




こんな事を話す機会があまりないので、まだまだ話したいことは沢山あるんですが…流石に長くなりそうなのでここらで終わります。また次話の後書きで沢山話します。では〜




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