94話 黒のムチと黒のSM衣装、そして…死神のキセル(パンドラの箱)
ワタシは階段の上の扉を見上げ、
「しゃー! ファイナルマッチ行くか!」
トールに切断されオープンカーになったSMXの後ろから、
バトルパートナーの、目隠しサルグツワの四つん這いの中年奴隷の首輪のリードを引っ張るけど…
あ?
なんだ?
「zzz ( ˘ω˘)zzz」
この変態…こんな時に寝てんのかよ?
ムチで、尻を、
パ―――――――――――ン!
パ――――――――――――ン!
「 (^ω^) おっぷ♪ …zzz ( ˘ω˘)」
「なんだよ? また眠りやがった? コイツ、こんな時に燃料切れかよ?」
横の赤鬼セントが、
「弱ったね…上にいるのは最強のイブ☆ 中年奴隷無しじゃ勝ち目無い☆」
「上等、ワタシ一人で行く」
すぐに、青鬼ショウと白鬼リュウトが、
ショウ { ユキノ様がんばって!
リュウト { ういっす! ここで俺達ケルベロスはユキノ様を応援してる!
ワタシにガッツポーズを向けて来た。
セントはコッチ向いて、真顔で、
「ユキノ様、死なないで☆ ぜったい生きて帰ってきて☆」
ワタシはセントに歩みより、口にキスした。
「え?☆」
キスしたままにしてると、近くの馬鹿二人が、
ショウ {え? どうゆうこと? いつの間にそんな関係!?
リュウト{ 馬鹿! セント! 女に目覚めたら元のケルベロスに戻れない!
ワタシは口を離し、微笑んで、
「セント、生きて帰ってきたら、いつか女を教えてやるよ」
「うん☆ ユキノ様なら☆ もうBLやめてもいいかも☆」
「おい!セント血迷うな!」
「セント!やめろって!ユキノ様だぞ!中年奴隷みたいにされるって!」
馬鹿二人を見て、「フ」っと笑い、
階段を上がる…
カタンカタンカタン…
扉の前…
勝負の前の最後に、胸の隙間から死神のキセルを取り出し、
フ~~~~吹かす…
死神煙 { 長い間、セブンスターに浮気しやがって… まさに誰にでも股を開くビラビラビッチよ…
「 勝ったらもうセブンスターに股は開かねえよ… だから最後くらいワタシに協力しろ おまえ物知りだから ふ~~」
死神煙 { 用件を聞こうか…
「 カサンドラの街で、サーチマニアした鎖蛇の『HPーー』だった…どうやったら殺せる? ふ~~~」
死神の煙 { 『HP--』『防御ーー』のヤツを殺す手段は『ロンギヌスの槍』で、頭を的確に真正面からブッサスのみ
「 『ロンギヌスの槍』 オーディンが持っていたドロップアイテムね… ふ~~
死神の煙 { だが覚悟しておけ、サタンを殺すと、サタンの『スキル』を強奪してしまう
「 スキルを強奪? 今までワタシが強奪したスキルの『サーチマニア』とか…『マスターウエポン(チート)』みたいなモノでしょ? さして問題は無いし
死神煙 { フフ まあ…マ●カス…がんばれや…
ワタシは死神のキセルを胸の隙間に仕舞い…
ややかたい扉を両手で開ける…
空には、
創造主か?
その黄色い瞳がポロポロと崩れ落ちていく。
その下で睨み合う、
ワルキューレと、
鎖蛇のドレスを纏った黒い帽子を被ったイブ、
ワタシは振りかぶって、
パ―――――――――――――ン
ムチを石畳に叩きつける。
ワルキューレと、
「クソ女…」
イブは、
【 閻魔女王… 】
コッチを向いた…
鎖蛇はグルグル『渦巻き』の瞳で見つめ、
《 きたか ユキノ 》
「おまえ…飛行機で言った事覚えてる…?」
鎖蛇はすこし嬉しそうに、
《 ガチでいく… 》
ワタシは鎖蛇を纏うイブへ走る!




