88話 塔の頂上を目指す者 『閻魔女王』>>>『イブ』>>>『ワルキューレ』>>『メロンレディ』>> そして…
頂上はまだ!?
トップのワタシ達は、螺旋の大きな通路をSMXでひたすらぶっ飛ばして上る!
「このままトップでエデン行ってフィニッシュよ!」
助手席の赤鬼セントが、
「ユキノ様が創造主公認ならエデンの園への扉を開けてくれる!☆ 急がないと最強イブが来る☆ もっと飛ばして!☆」
「わかってる!」
アクセルベタ踏み!
グル―――――ン
グル―――――ン
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ビュ―――――――――――――――――――― ヅヴァ!!
イブのドレスの伸びた黒い鎖蛇の頭がバベルの高い所に突き刺さり、
グ――――――――――――――――――――ン
上へ体を運ぶ。
青いティファニーのバッグとロンギヌスの槍を持つイブは、
「まとわりつく蛇! 一撃をもっと伸ばしなさい!」
「うん! やってみます!」
イブは運ばれながら、クソボロの『ロンギヌスの槍』を見つめ、
「これは後2撃で壊れる…敵は『閻魔女王』と『創造主』…無駄うちは厳禁」
次に、青いバッグを顔の前に持って来て、
「アダムゥゥ」
笑み、
「アダムをこんな姿にした『創造主』を殺して、最後の果実を食べて、最後の英知(愛)を得て、共に永久に生きましょう… それを邪魔する閻魔女王は血祭りにしてやる」
グ――――――――――――――――――――――――――――――――ン!!
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バベルの塔内の下方では、
三国志な兵が、台座に座る剣道面ババアにひれ伏し、
「西太后様! ベヒーモスから生存した兵3000と帰還した兵100! 天界の主力との戦いの持ち場につきました!」
ババアは横の兵の持っていたカタナを手に取り、
「時は来た…」
立ち上がり、前にひれ伏す100名ほどの兵を見つめ、
「ワタシも自ら戦う…」
周りを見渡して…
「あれ? メロンは? 逃げた? 全員決死の戦いから逃げた?」
物資運搬リフトの前、
巨大ロウソクを持ったメロンレディは、なかなか下まで降りてこないリフトに、
「おそい~ ババアにバレる~ ( ゜Д゜) バレたらたぶん殺される… (>_<)」
後ろから右肩に手がポン、
「うっ… (>_<)」
後ろからババアの声が、
《 メロン… 行くのかい? 》
「うん… イブを助けたい (>_<)」
優しい声が…
《 絶対に死ぬなよ18だろ?すっごいバカだったけど まだ若いんだからね 》
カタン カタン カタン カタン
靴の音は遠のく、
メロンレディは下を向いたまま、
「ババア行かせてくれた~ (*^▽^*)lucky」
直後、ガタンっと直径50メートルの四角形の広いリフトが下りてきた。
リフトに乗り、『↑』『↓』『stop』の中から『↑』を押す。
ブィ――――――――
広いリフトは上がる。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~^
飛びながら戦うワルキューレとモリガン!
カン!! カン!!
重なり合う魔法剣 Fと、サバイバルナイフ!
モリガンは距離を取り、
「くっさ! 臭い!! やっぱコイツ無理!!」
「隙アリ!」
ワルキューレはパタパタと白い天使の羽で上空を目指す!
「逃げるの!? ワタシは?持ち場のココを離れないと知って!?」
「修羅地獄で言ったでしょ! ワタシのターゲットはイブだって!」
「ワタシのかあさんに勝てるわけないでしょ! それに空はワイバーンの大量発生!」
「ワタシには死臭がある! 最初から飛竜なんかには狙われなかったの!」
モリガンは離れ行くワルキューレに、
「ならなぜ閻魔女王と地上を通って来たのよ!?」
「孤独はもう嫌だったから!!」
「ちっ」
モリガンは再び地上に下り立つ。
雪子の首の傷が、ワイヤーの様なモノで縫われ、傷が小さくなってるのを見て。
「回復寄生虫ウロボロスか? また厄介なモノを…」
直後、感じる…
ゾワ~~~~~~~~~~
悪寒…
「なに? この恐怖?」
雪子を見て、
「アレから?」
冷静になり、
「違う…もっと遠くから…近づいてきているわ…」
速すぎるモノがモリガンの上を通過した!
「うっ」
それは、バベルの塔を貫通…
更に戻って来て塔を貫通し…
黒い▲三角の羽をピュン!と収納し…
モリガンの前に着陸する…
全身に黄金の鎧、頭部に黄金のアームメットヘルムを被った。
トール
その右手には、ババアのスペア頭部だった剣道面が、
ソレをパン!と握り割り捨てて、
モリガンに、
「モリガン… 久しぶりね…」
「おまえ…本当にオーディンの娘のトール? この馬鹿げたパワー…? 昔とここまで変わる?」
「ちがう、昔からワタシはすでに父を越えていた」
トールの後ろにヒュヒュヒュヒュヒュ――――ンと、
天使長ミカエル率いる天界の戦闘系天使50名が到達。
容姿端麗の銀の鎧兜のミカエルはトールの前に歩み、
バベルの塔の窓から弓を構えたポツポツといる兵を見た後に、モリガンを見て、
「どうやら… マウエ(ベヒーモス)は使命を果たしたようだな…モリガン、お前は捕えて斬首だな」
「くっ… (天使軍団50? 例えあのトールを抜きにしても、こっちは塔の戦力を入れても勝ち目はない…天使は残虐…皆殺しされる…どうする…?)」
「お前の母と蛇は適切な処理を行い始末する…」
後ろのトール、
「フフフフ…プププ…ハハハハ」
腹に手をやり笑いだした。
後ろを振りむいたミカエルは、
「どうした? トール? おまえらしくない?」
「はあ…おかしい…」
笑いにたまらず膝をついたトールが、アームメットヘルムを外す、
グルグルの『渦巻き』の笑みの目がミカエルを見上げる、
「はあ…はあ… ミカエルごめん…」
立ち上がり、ミカエルの両肩にトールは両手をポンして、笑いのせいか涙目、
「ミカエル… ばいばい… マウエが待っている」
「え?」
その直後…
両手を下ろしたトールにより、
グシャン!!
鎧をスクラップに… ミカエルの肩から下は消えた…
「ううえええぇぇ」
ミカエルの首は力なく前に倒れた。
天使達は、
《 ミカエル様!? 》
《 トール!! 》
《 裏切りか!? 》
トールは先頭の天使メタトロンを見て、
「そう…裏切りよ… くる? ワタシに挑んで死にに?」
《 うっ… 》
後ずさりする天使を見て、
長い金髪の結んだ髪の上からアームメットヘルムを被り、
メタトロンを向き、
「もはや、こんな塔の下での戦いは無意味… ワタシの標的は…」
パ――――――――――――ン
トールの背中から、ステルス戦闘機のような金属の黒い羽が広り、
ビュ―――――――――――ン
凄い速さで空へ!
「閻魔女王ユキノ…」




