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87話 バベルの塔 



 閻魔女王ユキノ

 青鬼ショウ

 中年奴隷


 3人が力を合わせ、仏体Ⅹシリーズ ベヒーモスを殺して、



 1時間後…


 イブを乗せた、バス2台が蟻の死骸で黒く染まった『バベルの塔』の広大な滑走路に到着した…


 バスを運転する剣道面の西太后(ババア)は、

「イブ様! 一面黒い! なにか異変があったようです!」


「ドア開けて」


 降りたイブは… 地面の黒を凝視…


「蟻? まさか…」


 黒の鎖のドレスのスカートの中から… 

 スルル~っと黒い鎖蛇も蟻を見つめた後に、向こうまで続く黒い海を見て…


「間違いない…仏体Ⅹシリーズ ベヒーモスだ…」


「こんな大物…誰が殺した?」


「ククク‥‥ククク‥‥ククク」


「どうしたの? ワタシにまとわりつく蛇? ついに壊れた?」


「イブ、ベヒーモス()ったの間違いなく閻魔女王ユキノだよ…もうユキノはバベルの塔の中だし、しかも、かなり上まで行ってるよ…」


 イブは天まで届く『バベルの塔』を見上げ、

「すでに閻魔女王は、ここに一番乗りしてベヒーモスと戦い勝って、上にいる?」


「果てしてイブならベヒーモスに勝てたかな?」


「くっ」


「ユキノは廃墟の街アーリマンを通りショートカットしやがった…オレのトカゲ(アーリマン)もぶっ殺してな…オレのベリアルも修羅地獄で殺してんだよね…」


「まとわりつく蛇… 何が言いたい?」


「オレも、はやくユキノとガチで戦いたいんだよ、そして、最後に創造主だぁぁ」


「ユキノを殺した後に…最後は創造主…」


「なら、セミファイナル 『イブvs閻魔女王』 を始めようぜ♪」


 イブはバスを見て、


卑弥呼(メロンレディ)!! 『アダム』と『ロンギヌスの槍』と『帽子(アスタロト)』持ってきなさい!!」


 すぐに…

 メロンレディは降りてきて、言われたモノを渡す。


「どうぞイブ (´▽`)」


 剃髪の頭に、魔王アスタロトの黒い帽子を被ったイブは、青いティファニーのバッグと、ロンギヌスの槍を手に取り、

「メロンありがとう」


 剣道面ババアも降りてきて、


「イブ様…まさか? お一人で…閻魔女王を? そして創造主を?」


「ああ…急がないと先を越された閻魔女王に追いつけない…」


「我々は?」


「天界の主力が来る…バベルの塔内で向かい撃て…圧倒的に不利でしょうけど…フェンリルが死んだのが計算外だったわ」


 剣道面ババアは両手を腰にやり…


「イブ様が抜けるとなると…我々の戦力は『ワタシ』と『メロン』と、後から来る『モリガン』と『海坊主』……対する敵は『精鋭天使48名』『天使長ミカエル』『黄金のトール』『ワルキューレ』…間者の情報ですと極寒地獄の『ニュクス』も閻魔女王側についたとか…うむむ…命を懸けて時間は稼ぎます」


 弱気のババアを見てイブの鎖蛇は、ほくそ笑む…


 イブはババアを見て、


「すまない…トールには勝ち目は無いでしょうけど…せめて時間だけは稼いで欲しい…」


「承知しました…イブ様のためにこの命を捨てます」


 次にメロンレディを見て、


「メロン…あなたはアダムのお気に入りと鎖蛇が言っていたけど…ワタシもあなたを娘の様に可愛かったよ…あなたは、まだ若いから逃げれたら逃げなさい」


「イブ~ ソフトクリームありがとう… (◞‸◟)」



「フフ…泣いてるのメロン? らしくないわね…行け! ヘビ!!」


「がってんだ!」


 ビュ―――――――――――――――――――― ヅヴァ!!


 イブのドレスの伸びた黒い鎖蛇の頭がバベルの高い所に突き刺さり、


 グ――――――――――――――――――――ン



 すぐに高くに到達、


 さらに、


 ビュ―――――――――――――――― ヅヴァン


 グ―――――――――――――――――――ン


 またバベルの塔の高くへ!



 残されたババアとメロンレディは…


「さてと…ワタシらもバベルの塔の中へ行こうかね…」


「うん おうちに帰ろ! (´▽`)」



 30分後…


 

 雪子とオイモの黒のベルファイアが滑走路に到達。

 運転するオイモは

「やっとバベルの塔に着いた~白いパジェロはエンストしてたから抜けたね♪」


 雪子は下の蟻を見て、

「ベヒーモスの死骸? おそらくユキノはもう着いているわね…すごい女…」


 前方の黒い人影に気づき、


「オイリン、車止めて」


「え? 了解」


 止まる…


 雪子はオイモを見つめ、

「ココで待ってて…これから先はマジなヤツになるから」


「わかったよユッキー…」


 降りた、雪子は封印の赤いコンタクトを捨てる…

 白色のオーラが雪子を包む…


 アイコス吸いながら…

 黒い人影に近づく…



 その人影は… ダークアーマーを全身に纏ったモリガン。

 その両手のM134バルカン機関銃を雪子に向け、

「ニュクスか? 本当は閻魔女王と戦いたかったんだけどね…メインイベントは、かあさんに譲ってやらないとね…」


 雪子はアイコスを吸った後に睨み、


「鉄壁のモリガン…相手に不足は無い…」

 

「こっちは…ワタシが負けたら実質終わりだから…先手必勝!!」


 直後!


 ドドドドドドドドドドドドドドド!!


 毎分3500発の強烈な銃撃が放たれる!!


 雪子は睨みつけ!!


「ふん!!!」


 『念力 (チート)』で! 銃弾をはじき返す!!


「ち!ファック! まだまだああ!! あっァァあ!! イックゥゥ!!」


 ビックンビックンしながら放っていると!!


 真横から!!


 ポ――――――――ン!!


「うべし!!」


 オイモの運転する180キロのベルファイアに跳ねられる!!

 黒い顔を隠していた兜も外れる!!

 衝撃で壊れたM134は走るベルファイヤの前に!


 それを見た! 雪子は!


「オイリン! ナイス!!」

 瞬時にモリガンに近づき!

 チェーンを首に巻き付け締める!!


「おらああ!! 死ねこら!!」


「べべべぇえべえべん”ん”ん”」


 ビックビックしてるモリガンに、


「首絞められてイってのか!? ならさっさと逝け!!」


 ギュウ~~!!


 チェーンは致死量まで食い込んだ!


「ぼええええぇぇ…」


「モリガン 1丁上がり…」


 その時…


 地面の蟻の死骸の中から、蟻を全身に纏った人が…

 雪子の後ろにゆっくりと浮き上がり…


 グサッヅ――――――


 サバイバルナイフが、雪子の首を掻っ切る…



 オイモは、それを見て!!


「ユッキー!!」


 ゴボゴボと口から血を流す雪子…


「おまえ海坊主…いたのか?」


「能ある鷹は爪を隠す…モリガン様? ご無事で?」


 苦しそうに首を押さえながら… 起き上がったモリガンは、


「海坊主…助かった…そのナイフを貸せ」


「サー!!」


 渡す。


 モリガンは振り上げて、最高に微笑み、


「マ◎コにズバっと一発! 行ってみよう~~よ~!!」


「くっ…(ここまでか…このニュクスが…クソの役にも立たず死ぬなんて…)」



 直後!! モリガン!



「ん? (くさ)!! てことはアレが来る!? うしろ?」


 モリガンは振り返る!


 カ―――――――ン


 重なるサバイバルナイフと魔法剣 (ファック)!!


 重ね合いながら…


 黒いカラスの羽をバッサバッサさせ浮き出したモリガンは、

「ワルキューレ…」


 同じく、白い天使の羽をパタパタさせ浮き出したワルキューレは、

「モリガン…あんたがワタシの赤のフェアレディZに爆弾し込んだんでしょう?」


「命賭けてもやってないわ!! このワタシを信じて!!」


「あんたしかいないのよ…車の合い鍵を渡してたの!!」


「う…」


「生まれて初めて助手席に乗ってくれたヒトだから…生まれて初めて友達ができるかもっと思って、合い鍵を持たしたのに!」


 金と黒のショートヘアーの、キチガイと変態の2体は、

 再び、上空でサバイバルナイフと魔法剣は重ね合う。

 

 

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