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59話 修羅地獄 (9)



 堕天使ベリアルの、青白い電流が流れる右手に再びゲイボルグ!


 ワタシは椅子の四つん這いの中年奴隷のリードを引っ張り!

「いくよ!!」

「ぼ! (^ω^)」

 飛ぶ!


 ベリアルはコッチにゲイボルグの刃先を向け!


「ゲイボルグ! スパークレベル10!」


 ワタシはすぐさま、中年奴隷を「ガチ!」っと玉蹴りし!

「ぼえ! (≧◇≦)」

「みぎ!」

 ピュン!

 電流を避ける!!

 立て続けに襲ってくる電流!!

「ひだり」

「みぎ」

「うえ!」

 かろうじて避ける!


 あのゲイボルグの槍の電流! エネルギー切れとか無いの!?

 一撃喰らえば動けなくなり、死ぬまで電流を喰らう!!

 てか、アイツは接近戦もむちゃくちゃ強いし!

 

 まずは、あの電流をなんとかしないと…


 避けながらベリアルの動きを観察する。


 電流を放っている時は動きが止まる…


 ワタシのムチのゴムは絶縁体…


 試しに… 危険な賭けだけど…


『S』hield !

『M』uchi !

S難度 ★★★

 ワタシの前に、ムチの円形のシールドを作ると!

 ベリアルから放たれた電流を防いだ!


 よっしゃ! これで電流を抑える事ができる!


 電流が止んだ…


 結構、間がある…


 もしかして『幻影分身』!?


 顏をそ~っとシールドムチから出すと…


 なにしてる…? あれ?


 ベリアルは空中でアグラで座り…重ねた両手を顔の前に…

 拝んでいる? 瞑想? ゲイボルグが無い? 転送した!?


 急いだほうが良さそうだから!!


 カカトを振り上げ!


「前! 全力!!」

 ブ―――ン!  ガチン!!  玉蹴り!!


「ぼえええ!! (≧◇≦)」


 超高速移動!!

 瞬時に迫り!!


『S』pear!!

『M』uchi !!

S難度 ★★

 

 スピアで!! 胴体をブッ刺してやる!!


 その一瞬!!


 目を開けたベリアルに! 


 ガシン!!


 スピアムチを掴まれ奪われた!!


 ブン!


 はやい!! 追撃蹴り!?


 パ――――ン!

「ぼえええ!! (≧◇≦)」

 蹴られた中年奴隷と共に!!


 ヒューー―――!! ドン!!


 地面に強烈に叩きつけられる!!


 うううっ…くっ…なんとか…中年奴隷が下敷きになって助かった…


 うううっ…


 下敷きを見て、


「大丈夫か…?」


「ぼうう…(◞‸◟)zzz」


「コレ(中年奴隷)が初めて気絶? 今の打撃…なんて馬鹿げた破壊力なの?」


 上空のベリアルを見上げ、


「あの祈ってたポーズ…3分間能力アップの『サタンの加護』か…? ムチも無くなり、中年奴隷も使えない…マジでやばいわ…」




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 上空のベリアル…

 奪ったユキノのムチを顔を前に、


「サタン様の加護すげええ‥‥今のオレ、オーディン並みの強さだ~~!!」


 冷静になり… 


「おっと…3分間だからなぁ…『ベルゼブブ』『リバイアサン』『ミノタウロス』を殺した閻魔女王、その上電撃が通じない閻魔女王を確実に殺すために残数1を使ったんだからなぁぁ…」


 べリエルの右手に電流が… その手にゲイボルグが現れる…


「感じる…このチカラ…ゲイボルグの電流は魔力に応じて変化する…今なら『落雷(チート)』と化すだろう…ククク…閻魔女王…確実に死ね…」



 堕天使ベリアルは! 天にゲイボルグの槍を掲げ!


「落ちよ!!  怒りの(いかづち)よ!!!」



 ピカ



 ドーーーーン!!!!


 強烈な雷が…


 ユキノに落ちた!!

 



 ベリアルは、雷の落ちたユキノを見る…

 直後、笑む…

「クククク…サタン様!! このオレが閻魔女王ユキノを始末しました!!」


 ワルキューレに化けていた時に出来た、顔の傷を触り、

「サタン様のお気に入りでしたから…まあまあ手こずりました…」


 もう一度、ユキノを見下ろす…

 ユキノの体から大量の煙が…

「さすが落雷(チート)よく燃えるなぁぁさてと… 一応、ほかの雑魚共も始末するか…」


 黒い羽根を羽ばたかせ、ヒュル~~~っとSMXに滑空した。


 近くに着陸したベリアルを見た三体鬼(ケルベロス)は!

「ショウ!☆ リュウト!☆ 車の中に逃げろ!☆」

「うん!」

「ういっす!」

 慌ててSMXに入り! ドアをロック!

 ベリアルは、


「アホか? 逃がすと思うか?」

 車のサイドの下を持ち、

 軽くバッッタン…

 SMXをひっくり返した。

 タイヤが回り続ける…

 むなしい音が鳴り続ける…


 その時… ベリアルは、

「おっと…効果が切れた? まあ…もう問題ないか…てか、ひっくり返ってタイヤ回すなよ? あの赤鬼バカか? うるせえし」


 SMXと繋がった荷車の上の死にかけのワルキューレを見て、

「アレは仏体Ⅹシリーズを持っているから殺せないが…もう戦えない様に両腕でも落としておくか」

 荷車に歩む。


 横に立ったベリアルを見つめる、

 仰向けの… 電流を喰らった事で、全身大やけどのワルキューレは…

「くっ…ベリアル…クソ(ユキノ)は負けたのか…?」


「オレに勝てるわけないだろう? それにしても、くせえなあ…まあ、すぐ終わるから…」


 右手を落とすために、ゲイボルグの刃先を上げる…

 その時…

 ベリアルの顔を見るワルキューレ…


「ふははは…ははは…やっちゃえぇぇははは」


「恐怖で頭おかしくなった? 戦女神ともあろうモノが…」


 その一瞬…


 ベリアルの視界が遮られる…

 その首に深く…

 ヅヅー――――――…




 

 


 左手でベリアルの両目を塞いだまま…

 ワタシは聞く…


「おかわりいる?」


 返事が無いから、


 ヅヅ――――――‥


 ベリアルの首の二か所から血の噴水が出た…


 赤いんだね… 意外だわ…


 両膝をつき、うつ伏せに倒れ、小刻みに動くベリアル…


「ぼぼっごぼおぼごおぼぼぼ」


「何言ってるか分かんねえよ…」


 力ない目で、振り返りコッチを見上げる…


 ワタシはベリアルを切ったアジ包丁を見せて、


「これ、ありがとう…タヌ吉…」


「ぼぼんぼえ? ぼえ?」


「SMXから出る時に持って行ってて助かった…落雷の時にコレを投げたら雷はコレに行ってくれたわ」


「ぼおえうぇ・・・ ・ ・ぼえ・でた‥?」


「燃えてた? ははは、アレ? 車にあった発煙筒、それも持って行ってたのよ」


「ぼんな…そんんな…ぼぼ」


 ワタシは腰を下ろし、

 ベリアルの顔に顔を近づける…

 フェイストゥーフェイスして、



「閻魔女王を舐めんじゃねえ…たぬきち…」



「ユ…キィィ…ノォ…」

 いっちょ前に睨み返しやがった…


 直後…


 ベリアルの握っていたゲイボルグは…

 スッと消えた…


 コイツは、ニヤッと笑いやがった…


 最後の抵抗で、ゲイボルグをワタシに奪われない様に、どこかに転送しやがったか?


 まあいいや。


 近くに落ちてたムチを拾い…


「おい! ケルベロス!」


 ケルベロスと四人がかりで、

 SMXを走れるように元に戻した。


「セント運転しろ、地雷の音が今聞こえた…向こうで倒れている中年奴隷を回収した後に、地雷の音の聞こえた、あっちに向かって走らせろ」


「はい☆ ユキノ様☆」


「セント、タイヤから回しで音サポートしてくれて、サンキューね♪」


「どういたしまして☆」


 ワタシは

『S』pace

『M』uchi

 で、死にかけのベリアルを亀甲縛りにして…

 助手席に座り、


「行け」


 SMXは走る…


 その後ろで牽引される荷車の横で、


 ガン! ズズズ~~~ズズウ~~ガン~~ガン!! ズズ―――


 と、荒野を引きずられるベリアルを、

 ワルキューレは仰向けで横を向き見つめ…


「ワタシを引きずろうとした‥元大天使の…あんたがねえぇ…フッフッフ無様すぎ…ざまあみろ」


 やがて、


 最後の一本のセブンスターを吸っていた時…

 ムチからワタシの脳に情報が伝わってくる…


《《《《《

堕天使ベリアルをユキノ様が殺した事で

ベリアルの

『S』earch

『M』ania

を奪いました


『マスターウエポン(チート)』

を奪いました

今後は

どんな武器もマスターして使えます

》》》》》



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